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妻は4歳年上です。私は「加給年金」をもらえるのでしょうか?

オールアバウト / 2024年8月11日 8時10分

妻は4歳年上です。私は「加給年金」をもらえるのでしょうか?

年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。今回は、年上の妻がいる50歳の会社員は、加給年金をもらえるのかどうかです。

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。

今回は、年上の妻がいる50歳の会社員は、加給年金をもらえるのかどうかです。

Q:4歳年上の妻がいる会社員。加給年金はもらえますか?

「私は50歳のサラリーマン。54歳の専業主婦の妻がいます。先輩たちは、年金に加給年金という上乗せ分がもらえるそうですが、私はもらえるのでしょうか?」(愛知県・会社員)

A:年上の妻がいる夫は、加給年金は受け取れません

加給年金とは、20年以上の厚生年金の加入期間がある人が、65歳に到達した時点で、生計を維持されている65歳未満の配偶者、または子どもがいる場合、老齢厚生年金に加算されるものです。

「生計を維持されている」ということは、同居していることが基本となりますが、別居していても、仕送りをしている、健康保険の扶養親族である等であれば認められます。生計を維持されている配偶者は、前年の収入が850万円未満(所得が655万5000円未満)ということが条件であり、子どもの年齢は、18歳到達年度の末日までとなります。

ただし、配偶者が厚生年金に20年以上加入したのちに老齢厚生年金を受給している間、もしくは加入期間は関係なく障害年金を受け取っている間は、配偶者加給年金が支給停止されることに注意が必要です。

残念ですが、相談者のように年上の妻を扶養している場合は、加給年金は加算されません。夫が65歳に到達したときに、妻は69歳になっているためです。

例えば夫が年上で、生計を維持されている年下の妻がいる場合は、夫が65歳に到達すると、配偶者加給年金額が加算されます。妻が65歳になると、配偶者加給年金額の加算が終了しますが、妻が65歳以降に老齢基礎年金を受け取り始めると、妻に振替加算がつく場合があります。

振替加算は、妻の年齢によって決められており、年齢が若くなるにつれて減額され、昭和41年4月1日生まれの人までが対象となります。相談者の妻はおそらく対象外ではないかと考えられます。年金事務所などで確認してみましょう。

監修・文/深川弘恵(ファイナンシャルプランナー)

都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

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