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ハンディファンは逆効果?「熱中症リスクが上がる」というのは本当か

オールアバウト / 2024年8月9日 20時45分

ハンディファンは逆効果?「熱中症リスクが上がる」というのは本当か

連日の猛暑日で「ハンディファン」が手放せないという人もいるでしょう。間違った使い方で、熱中症リスクを高めてしまうというのはなぜなのか、わかりやすく解説します。

Q. 「ハンディファンは逆効果で、熱中症リスクが上がる」って本当ですか?

ハンディファンは正しく使わないと意味がない?
Q. 「最近は朝から厳しい暑さになることがあるので、毎朝のランニングの時にもハンディファンを必ず持っていきます。最近、ハンディファンを使うと熱中症リスクが上がると言われたのですが、本当ですか? ないよりはマシな気がするのですが」

A. 間違った使い方は逆効果になります。正しく使うことが大切です

夏の屋外での運動で、ハンディファンや冷たさを感じられるタオルなどの便利な製品は、もはや必須アイテムなのかもしれません。しかし、ハンディファンは間違った使い方をすると、涼しくなるどころか、熱中症を引き起こす一因になることが指摘されています。気を付けなくてはならないのは以下の2点です。

まず、ハンディファンを体に連続して当て続けるのはよくありません。汗をかいても、体内にこもった熱を汗が奪う前に、風の力で素早く蒸発させてしまいます。結果として、汗による体温調節機能が妨げられ、熱が体内にこもったままになってしまいます。

次に、高すぎる外気温の中で、そのまま使用するのも逆効果です。外気温が35度を超える中でハンディファンを使用すると、ハンディファンからも高温の風が出ます。太い血管が走る首元に高温の風を当て続けてしまうことになり、これも完全な逆効果です。

もしハンディファンを上手に活用したいなら、濡れタオルを首に巻いたり、顔や体にミストを吹きかけたりした状態で使うのがおすすめです。他のアイテムとうまく組み合わせて、暑い夏を健康に乗り越えましょう。

西村 典子プロフィール

20年以上に渡り、スポーツ現場でのトレーナー活動に従事する日本体育協会公認アスレティックトレーナー。NSCA公認ストレングス&コンディショニング・スペシャリスト。選手へのトレーナー活動だけでなく、幅広い年齢層を対象としたストレッチ講習会やトレーニング指導経験も豊富。スポーツ傷害予防や応急処置などの教育啓蒙活動も行い、毎日の健康づくりに役立つ運動に関する情報発信を精力的に行っている。
(文:西村 典子(アスレティックトレーナー))

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