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老後の生活費の節約に株主優待を活用するのはアリ?

オールアバウト / 2024年8月16日 12時20分

老後の生活費の節約に株主優待を活用するのはアリ?

シニアの方々の中には魅力的な株主優待を目当てに株式を購入する人もいるでしょう。今回は老後の生活費を節約するために「株主優待」を活用するのはアリなのかを考えてみましょう。

シニアの方の中には、新NISAで株式投資をしているという人もいるのではないでしょうか。株式を選ぶ際の王道は、割安な株を見つけ投資することですが、魅力的な株主優待を目当てに株式を購入する人もいるでしょう。

今回は老後の生活費を節約するために「株主優待」を活用するのはアリなのかを考えてみましょう。

株主優待ってどんなものなの?

株主優待とは、企業が株主に対して感謝の気持ちを示すために提供する特典です。たとえば、自社製品やサービスの割引券、クーポン、ポイントなどがあります。株主優待を行うことで企業は株主に自社について知ってもらい、魅力を実感してもらうことができます。

株主優待で節約できる費目には、どんなものがあるのでしょうか。

株主優待で節約できる費目は?

株主優待を上手に活用することで、日常生活の出費を抑えることができます。以下に費目と対象となる企業をみていきましょう。

●食費を節約したいとき
イオンの株主になった場合、毎日の買い物で、保有株数に応じて「3・4・5・7%の還元」が受けられます。さらに、毎月20日、30日の「お客さま感謝デー」では5%割引特典も受けられます。

セブン&アイ・ホールディングスの株主になった場合、保有株数・保有期間に応じて2000~3500円の「セブン&アイ共通商品券」がもらえます。イトーヨーカードー、セブンイレブンなどで利用できます。

このように、小売業の株主優待は、共通商品券やポイント還元などを提供しています。

●交通費等を節約したいとき
JR東日本の株主になった場合、保有株数・保有期間に応じて「株主優待割引券」がもらえます。株主優待券は、1枚あたり乗車券(運賃)や特急券、急行券、グリーン券、座席指定券などの区間内の料金券が40%割引になる割引チケットです。

JR以外でも、東急グループ、阪急阪神ホールディングスなどでも保有株数に応じた優待乗車証を提供しています。

定期的に公共交通機関を利用する人は、交通費の節約ができるでしょう。いずれの企業も交通以外にホテル、飲食店、買い物施設など幅広く事業を展開しているため「グループ優待券」がもらえることもあります。

株主優待で気を付けたいこと

株主優待は、老後の生活費を節約するための有効な手段となり得ますが、以下の点に気を付けましょう。

・株価が変動するリスクを認識する
株主優待がいくらおトクといっても、株価は常に変動しており下落することもあります。株主優待で得られる価値以上に損失を被る可能性もあることを知っておきましょう。

・優待内容は変更することがある
企業の経営状況によっては、株主優待の内容が変更されたり、廃止されたりすることがあります。これにより、期待していた優待が受けられなくなる可能性があります。

まとめ

株主優待は、保有株数や保有期間に応じて優遇度が変わってきます。できるなら株を多く保有したいと思うかもしれませんが、優待内容が変更することもあります。無理をせず、自分の生活に支障のない範囲で株主優待を活用しましょう。

文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)

3匹の保護猫と暮らすファイナンシャルプランナー。会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方、心豊かに暮らすための情報を発信しています。
(文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー))

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