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SNS誤爆は「すぐそこにある危機」。グループLINEで大炎上した30代女性の「苦しい謝罪」

オールアバウト / 2024年8月20日 22時5分

SNS誤爆は「すぐそこにある危機」。グループLINEで大炎上した30代女性の「苦しい謝罪」

「SNS誤爆」は著名人に限ったトラブルではありません。一般的にも「すぐそこにある危機」であることを痛感させられる2つのエピソードを紹介。誰かを傷つけるだけでなく、「危うい投稿を集める趣味の人」にスクショされたらデジタルタトゥーと化します。

最近、SNSでの暴言をきっかけに芸能活動休止に追い込まれたタレントが話題になりましたが、SNSによって周囲の人間関係や社会的な立場までも急変してしまうトラブルが増えています。これは有名人ばかりではなく、一般的にも頻繁に発生中。今回は、SNSをめぐる「事件簿」を見てみましょう。

グループLINEに笑えない誤爆→大炎上

ハルナさん(仮名・32歳)のママ友のひとり、K奈は典型的な自己肯定感が低い「かまってちゃん」。ママ友仲間のグループLINEの投稿も「みんなと比べたら私なんて……」「どうせ私なんか……」と言いながら、周囲から「そんなことないよ」「大丈夫だよー」といった味方コメントを集めるのが常套手段です。

繰り返されるその戦術に、ハルナさんらママ友グループもうんざり。ハルナさんも、「心配しすぎない方がいいよ!」とグループLINEにメッセージを送る裏で、仲良しママ友との個別チャットで、「かまってちゃん作戦で疲れる」「リアクションめんどくない?ww」などとコメントしあっていたそうです。

そんなある日の夜、K奈から「詳しくは言えないけど、もう死にたい」とグループLINEにメッセージが入りました。「また構ってちゃん?」と思った人もいたでしょうが、「死にたい」と言われればスルーもできず、「何があったの」「力になれることがあったら言って」などのコメントが入ります。

するとK奈は、思わせぶりに「みんなをこれ以上心配させたくないから言えない」「私なんかいなくなった方が、みんなもうれしいよね」などとネガティブコメントを出し続けます。

まるでドラマのヒロイン気取り……ハルナさんはそのグループLINEを横目で見ながら、裏では仲良しママ友と「今度はなんなん? 相談する気ないじゃん」と本音トーク。仲良しママ友の「でも、死ぬっていうほどだから何かあったのかも」とのコメントに「どうせ口だけでしょ。死ぬ死ぬ詐欺?」と爆笑するスタンプを添えて投稿。

そのタイミングでちょうど夫が帰宅したため、スマホをリビングのテーブルに伏せて、夕食を温め直すためにキッチンに行きました。

夫との夕食を終え、入浴を済ませたハルナさんが再びスマホを手に取ると、LINEの通知が50件も!

「うわー、K奈をみんなで慰めているのかしら」とグループLINEを開いた瞬間、思わず血の気が引きました。夕食前に仲良しママ友の個別チャットに投稿したはずのメッセージを、K奈を含むグループLINEに“誤爆”していたのです。

そしてそれに対して「やっぱり私なんか死んだ方がいいのね」というK奈とそれを慰めるやり取りが数十件、「人としてありえない」「こんな方とは思いませんでした」などハルナさんへの非難や怒りのコメントが数十件。

3時間の間にママ友グループLINEは大炎上していたのでした。

結局、仲良しママ友をかばうためにも「悪口を誤爆した」とは言えず、「冗談っぽく笑い飛ばしてK奈を励ますつもりの投稿でしたが、言葉の選び方に配慮が足りなくて申し訳ありませんでした」と苦しい謝罪をすることになったハルナさん。

誤爆によって失ったママ友たちとの信頼回復には、相当な時間がかかりそうです。

Xの「危うい投稿」が生んだ不倫疑惑

「危うい投稿」につられた「危ういリアクション」で誤解を生むケースも……
投稿だけでなくコメントやリアクションにも注意が必要だということを痛感するエピソードも……。

ミナさん(仮名・36歳)には、家族ぐるみで仲良しの友人N美がいます。N美夫婦とミナさん夫婦はお互いのX(旧Twitter)をフォローしあって、家族のお出かけの様子や子どもたちの出来事などを共有しています。

そんなある日、N美がつぶやいたのは「この夏は素敵な思い出作りたい」というポスト。2児のママにしてはやや大胆な印象で、ミナさんも「え?匂わせか何か?」とちょっと気になったそうです。

その投稿に対してミナさんの夫が反応。「いいね」をつけた上で「俺も」とコメントしていることが後から判明しました。

ミナさんにとっては「まさか……N美とうちの夫が一緒に思い出作り!?」と勘繰りたくなる案件。

慌てて夫を問い詰めたところ“N美と素敵な思い出を作りたい”わけではなく、「自分の妻や子どもたちと素敵な思い出を作りたい」という気持ちだったと平謝りで釈明したそうですが、今ひとつ納得がいかないミナさん。

「それ以来、どうもN美のポストが気になります。胸騒ぎがするので、しばらくは夫とN美の行動に目を光らせておきます」と、一度芽生えた夫への疑心暗鬼の気持ちはしばらく消えなそうです。

気軽に投稿できるSNSですが、一度投稿したものは取り消せません。削除をしたつもりでも、誰かにスクショ保存されていれば拡散する可能性がないとはいえません。

「危うい投稿をスクショする趣味の人」もいると聞きます。投稿やコメント、リアクションの内容と場所にはくれぐれもご用心。

うっかり「いいね!」は、人間関係オール絶縁になりかねません。

三松 真由美プロフィール

男女関係に悩む1万3000名の女性会員が集うコミュニティを展開。セックスレス・ED・女性性機能に詳しく、性を通して男女関係を円滑にするメソッドを考案。講演、メディア出演、著書多数の恋愛・夫婦仲コメンテーター。執筆家。
(文:三松 真由美(夫婦関係ガイド))

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