キウイの「ゼスプリ」、“食の大切さ”を訴求したCMに「たった90秒で名作すぎ」「自分と重なる、泣ける」と反響

キウイブラザーズで有名な「ゼスプリ」のCMが、食生活について考えさせられる内容で注目を集めています（サムネイル画像出典：「ゼスプリ キウイフルーツ （Zespri Kiwifruit）」）

キウイの輸入、販売などを手がけるゼスプリ インターナショナル ジャパンのYouTubeチャンネル「ゼスプリ キウイフルーツ （Zespri Kiwifruit）」で7月29日に公開した動画が、「泣ける」と反響を呼んでいます。

「お菓子みたいなものをごはんにするってどうなの？」

『ゼスプリ キウイ TVCM 2024「できることからはじめよう」篇 90秒』と題したこの動画。スヤスヤ眠る白い猫が、目覚まし時計のアラームが鳴り飛び起きるところからスタートします。慌ただしく支度をして朝食も取らずに出かけようとする白猫を、キウイブラザーズが引き止めるシーンも。

動画内で白猫が食べている物は、カラフルに色付けされた線をぐちゃぐちゃにまとめた物で、具体的に何を食べているかは不明ですが、「お菓子みたいなものをごはんにするってどうなの？」というCMソングの歌詞から、なんとなく白猫の食生活がうかがえます。

その後も、「栄養が偏ったものばかり食べてると体がどんどんおかしくなっちゃよ」という歌詞に合わせて、キウイブラザーズは白猫が“何か”を食べようとするのを必死に止めています。そして、「そんなことをずっと続けてたら」「そんな生活をいつまでも続けてたら」という歌詞のシーンで、白猫はついに倒れてしまい……。「そう　君がこうなる夢を見たんだ」「浮かんだ君のカラダを捕まえて大事な話をしたんだ」という歌詞が流れ、日本人の3人に1日が「栄養不良」であるとも説いています。

「まずは朝から変えていこう」

白猫はこの、「大事な話」の後にハッと息を吹き返し、「まずは朝から変えていこう」と、朝食をしっかり取るように。同CMは日本栄養士会が制定した8月4日の「栄養の日」と、8月1～7日までの「栄養週間」にちなみ、「栄養改革プロジェクト」の一環として、栄養バランスのとれた食事の大切さについて考えるテレビCMとしてオンエアしたそうです。

90秒という短い時間に込められた熱い思いに、コメント欄には「ネコが自分と重なる、泣ける」「たった90秒で名作すぎ」「CMのレベル越えてる」「初めてじっくり最後まで見たcm」「YouTubeではじめてうざいと思わないで感動するCMに出会えた」など絶賛の声が相次いでおり、公開から約3週間がたった今も再生回数を伸ばし続け、300万再生を突破。まさに、現代人に刺さったCMといえるでしょう。気になる人は、チェックしてみてください。
(文:石井 有紀)