謙虚な人ほどお金持ちになれる？どうして？

謙虚な人ほどお金持ちになれる理由は、彼らが周りの人々や社会に対して感謝の気持ちを持ち、自分の間違いを認めて軌道修正できるからです。謙虚なメンタルをなるべく維持することで、貯金も仕事も右肩上がりでうまくやっていきたいものですね。

今回は、謙虚であるほどお金持ちになれる傾向があるというデータがいくつかあるので紹介します。謙虚なメンタルをなるべく維持することで、貯金も仕事もうまくいくとのことです。

謙虚な人は大きな間違いをしない

誰でも間違いを犯すことはあります。しかし、謙虚な人は自分の間違いを認められるため、大きな間違いにつながる前に軌道修正できます。周りが間違いを指摘してくれたら受け入れて、学び続けることができます。

一方、傲慢な人は自分の間違いを認めることが難しく、他人の意見を聞くことを避けます。その結果、大きな失敗を犯すことが多いです。事実、ジム・コリンズ著『ビジョナリー・カンパニー③ 衰退の五段階』によると、転落していった企業を率いるリーダーや社員は、傲慢であるケースが多いようです。

謙虚な人は貯金もはかどる？年収も高い？

2014年アメリカの心理学者デイヴィッド・デステノらが発表した論文（Gratitude. Psychological Science）によると、「ふだんから感謝の気持ちを表している人は、浪費が少なく貯金もしやすくなる」ようです。これもまた「謙虚さ」が関係していると筆者は考えておりまして、「まあ、なんか起きても何とかなるっしょｗ」と将来の自分を過大評価するのではなく、「将来の自分に何かがあるといけないから」と謙虚に考えられるからこそ、貯金もはかどるんじゃないでしょうか。

さらに「ありがとう」を日常的に口にする人は、年収も幸福度も高いという2019年2月に発表されたデータ（ゴディバジャパン株式会社『「ありがとう」に関する調査』）があります。なぜ、「ありがとう」と言える人はお金持ちになりやすいのでしょうか。

その理由は、おそらく「ありがとう」と言える人は謙虚な人だからです。謙虚な人は自分の力の限界を知っています。だから、周りに助けを求めるし、助けてくれた人々や社会に対して感謝するのです。

ただし、「謙虚」と「卑屈」は別物

筆者が若いころ混同していたのですが、「謙虚」と「卑屈」は別ものです。なので、これを混同すると、かえって失敗しやすくなる恐れがあります。

謙虚とは「自分を偉いと思わず、すなおに他から学ぶ気持ちがあること」です。一方で、卑屈とは「自分をいやしめて、相手に屈服したり、妥協したり、へつらったりすること」です。

卑屈な態度……とりわけ自己否定的な態度を取ることは、精神衛生上も良くありません。自分のことを好きになれない人生はつらいばかりです。それに、自分を否定するだけで、周りから学ぼうとする姿勢がないのでは成長につながりません。

まとめ

謙虚な人ほどお金持ちになれる理由は、彼らが周りの人々や社会に対して感謝の気持ちを持ち、自分の間違いを認めて軌道修正できるからです。筆者自身、貯金がはかどるときは「謙虚なメンタル」が強まっているときが多いのも事実でして、仕事がうまくいったりして調子に乗っているときは金遣いが荒くなることもたびたびあります。

結局、どこかで失敗して、また謙虚に戻って。すると、またうまくいきはじめます。人生「その繰り返しだよなー」と思う一方、謙虚なメンタルをなるべく維持することで、貯金も仕事も右肩上がりでうまくやっていきたいものですね。

参考資料：謙虚な人ほどお金持ちになれる？どうして？（https://allabout.co.jp/gm/gc/504785/）

文：中原 良太（個人投資家・トレーダー）

18歳に株を始め、25歳でYahoo!株価予想達人で「ベストパフォーマー賞」を受賞。主に株式投資とマネー（お金）についての情報をSNSやYouTube、メルマガなどで発信。IQ上位2％のMENSA会員。(文:中原 良太（個人投資家・トレーダー）)