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20代なのに面接で10社落ちてしまいました……私の何がいけないの? どうすれば面接を通過しますか?

オールアバウト / 2024年8月21日 21時45分

20代なのに面接で10社落ちてしまいました……私の何がいけないの? どうすれば面接を通過しますか?

転職やキャリアに関する悩みや疑問に、ひとつ上を目指す人の転職サイト『type』編集長の三ツ橋りさが回答します。今回は「面接の通過率を上げる方法」について。

転職やキャリアに関する悩みや疑問に、ひとつ上を目指す人の転職サイト『type』編集長の三ツ橋りさが回答します。今回は「面接の通過率を上げる方法」について。

(質問)
20代なのに面接10社落ちた……私の何がいけないの? 面接通過のコツを教えてください。

(回答)
面接で10社落ちたということは何か明確な理由があるはず。書類選考は通過しているので、基本的なビジネスマナーやコミュニケーションスキル、質疑応答の準備不足が原因かもしれません。

詳しくは以下で解説します。

面接で落ちる人の特徴って?

2~3社ではなく10社落ちたということは明確に理由があると思います。自分が面接官だったとしたら採用したいと思えるかという視点を持って、まず振り返ってみてください。面接で落ちる人の主な特徴は以下の通りです。

ビジネスマナー

・身だしなみ、清潔感がない
・遅刻、到着が早すぎ
・印象が暗い、声が小さい

スーツのしわ、靴の汚れ、寝癖、体臭なども要チェックです。遅刻は論外ですが、やむを得ず遅刻する場合は一報を。張り切って早く到着しすぎるのも迷惑になるので注意が必要です。きちんと目を見て話す、はっきりとした声で話すなど、社会人として基本的なポイントも必ず抑えるようにしましょう。

コミュニケーションスキル

・話が冗長
・QAがずれている
・内容に一貫性がない

話が長すぎて的を得ていない、質問した内容と違う答えが返ってくるなどは、コミュニケーション力の欠如を感じさせてしまいます。また、話す内容に一貫性がない場合や、本音で話していない、キャリアの整理ができていないなども、地頭力を疑われてしまう場合があります。

準備不足

・自己分析ができていない
・業界、企業研究ができていない
・逆質問がない

面接は瞬発力だけで乗り切れるものではありません。自分のキャリアを棚卸しするだけでなく、求人情報を改めて確認したり、企業のホームページや決算報告書を見たり、提供しているサービスがあれば利用してみるなど、面接企業を知る努力は大事です。自分や企業を知ることで、「質問はありますか」に対する有効な質問も生まれやすくなります。

【3ステップ】準備しておきたい面接対策

ここでは、面接の主なステップに合わせた対策方法をお伝えします。想定できる質問にはスムーズに答えられるように準備しておきましょう。

自己紹介

自己紹介は名前や現職での仕事内容、役割を端的に説明しつつ、実績や貢献したことを具体的に話すようにしましょう。

「4月度の売上では全社500人中3位でした」
「業務改善に取り組み、1人あたり週3時間、部署全体で20時間の削減に貢献しました」
など。

面接企業と現職の業務内容が異なっても、自分のミッションを全うして結果を出してきたことを示すことが重要です。「今日はよろしくお願いします」と添えて1~2分程度で話せるといいでしょう。

志望動機

志望動機は3ステップで構成すると、簡単かつ漏れがないのでおすすめです。

1. 業界
2. 企業
3. 職種

例えば、アパレル業界の方が未経験でエンジニアを目指す場合。

まずは、1. 業界に興味を持ったきっかけについて。
「在庫管理システムと販売管理システムが刷新されたことで大幅に工数削減、ロス削減となったことを目の当たりにし、そういったシステムを構築する側に興味を持ち始めました」

次に、2. 企業について特徴を1~2つ見つけて盛り込む。
「プライム案件が9割以上&新規事業としてDX分野もすでに売上の2割と伸びており将来性を感じています。豊富な研修メニューや勉強会など積極的に自己研鑽(じこけんさん)できる環境があることにも魅力を感じています」

最後は、応募する3. 職種について触れ、意欲として伝える。
「早々にキャッチアップしてアプリエンジニアとして御社にて貢献したいと考えています」

転職理由

転職理由をポジティブに伝えなければと意識しすぎて、「スキルアップです」「キャリアアップです」とだけ言うことは避けた方がベター。本音が見えないとお見送りとなる可能性があります。課題に対して自助努力したことや、業界変化など具体的な状況を盛り込み、納得感があるかが重要です。

「残業時間が月80時間超が常態化しています。多少は効率化をはかることはできたものの組織的課題が大きく、上長とも何度か相談してきたが、今後も改善見込みがありません。体調を崩す社員もおり、今後健全に長期的に勤務してスキルアップを図りたい」
などです。

また、最低でも逆質問は3つ以上用意しましょう。面接官は、志望度が高いなら質問が多いと思っています。

面接に慣れ、「面接が苦手」を克服しよう

基本的な質疑応答の準備ができたら、模擬面接を行ってみましょう。模擬面接のやり方は、友人や家族に面接官役を頼んで、入室から練習してみることをおすすめします。面接官役から客観的なフィードバックを受けることで、姿勢、表情、話し方のクセなど自分では見えない部分に気が付くことができます。

1人で練習する場合は、鏡の前で話してみたり、録画してみることで、自分の話し方、表情を確認することができます。想定問答が決まっていても、思ったように話せないことは往々にしてあります。

なお、どれだけ準備しても不合格が続く場合は、自分には合わない企業を受けている可能性があります。無理に背伸びをしても入社後に苦労をするため、この場合は、自分に合った企業を探すのも1つの手と考え直してみてください。

この記事の筆者:三ツ橋 りさ
2006年4月、株式会社キャリアデザインセンターに入社。転職情報誌『Womantype』の編集を経て、転職サイト『女の転職@type(現・女の転職type)』のUI/UX改善やサイトリニューアルなどに従事。13年4月~15年12月まで『女の転職@type(現・女の転職type)』の編集長に就任。産育休を経て16年11月より転職サイト『@type(現・type)』の編集長として復職。19年10月より2度目の産育休を取得し、21年5月に復職。21年6月から『type』編集長に就任し現在に至る。
(文:三ツ橋 りさ)

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