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11日間のラグジュアリークルーズ全部見せ! 船内は? 食事は? シルバーシーの船旅を徹底レポート

オールアバウト / 2024年8月23日 21時15分

11日間のラグジュアリークルーズ全部見せ! 船内は? 食事は? シルバーシーの船旅を徹底レポート

「10日以上も船の上で飽きないの?」と思われそうですが、実は11日間でも短いくらい! 「シルバー・ムーンで優雅に巡る陽春の日本絶景ツアー11日間」(ジャパネットクルーズ)を例に、乗船から下船までラグジュアリークルーズの魅力をレポートします。

この春に乗船したのは、東京発着の11日間のクルーズ。日本発着クルーズは1週間程度のものが主流でしたが、海外からの旅行者が増える中、長めのクルーズが増えています。

「そんなに長くて飽きないの?」と思われそうですが、実は乗船してみると11日間でも短いくらい! 今回は「シルバー・ムーンで優雅に巡る陽春の日本絶景ツアー11日間」(ジャパネットクルーズのフルチャーター)を、乗船から下船まで1日ずつ振り返りながらレポート。

食べたものや過ごし方など11日間のラグジュアリークルーズの世界をご堪能ください。

乗船したのは「シルバー・ムーンで優雅に巡る陽春の日本絶景ツアー11日間」(ジャパネットクルーズクルーズ)

今回乗船したのは、ラグジュアリー船のシルバー・ムーン。行程は東京発着の10泊11日で、熊野・新宮(和歌山)、徳島、釜山(韓国)、長崎、鹿児島、奄美大島、伊勢志摩(三重)という7つの寄港地を巡るクルーズです。シルバー・ムーンは、ショーや食事・お酒などのドリンクはすべて旅行代金に込み。

以下ご紹介のものはすべてクルーズ代に含まれます。では、ラグジュアリーな船旅の世界へ出発!

1日目:東京国際クルーズターミナルから出航。あっという間に夜が更ける

品川駅からの連絡バスで、東京国際クルーズターミナルへ。荷物を所定の場所で預けたら、ほどなくしてチェックインが始まります。乗船人員が少ないこともあり、とってもスムーズ。

客室に荷物はまだ届いておらず、遅めの昼食をとりに7階にあるレストラン「ラ・テラッツァ」のビュッフェへ。

荷物が届き荷解きをしていると、避難訓練の案内があったので指定された避難場所へ。それが終わったら船内説明会へ参加し、Wi-Fiの設定(※シルバー・ムーンは標準でサービスあり)などをしていると船は出航。

クルーズ初日は忙しく、あっという間に夜は更けて夕食の時間です。迷った末にレストラン「アトランティード」でコース料理の夕食をとることに。シャンパンで乾杯をしたら眠くなり、今日はシャワーを浴びて早めに就寝。

2日目:和歌山(新宮)へ寄港。世界遺産の熊野那智大社へ

目覚めるといい天気! 毎朝7時からはジャパネットクルーズ限定のラジオ体操の時間。

運動をした後は、「アートカフェ」でカプチーノを飲み、和食レストラン「鈴なり at-SILVERSEA」(ジャパネット限定)で、朝食をいただきます。

この日は和歌山へ寄港。天気も良く、タクシーで熊野古道の入り口である山門坂へ。そこから熊野古道を歩いて熊野那智大社、那智の滝へと向かいました。

世界遺産である熊野那智大社や那智の滝など一帯を観光したら、帰りは路線バスを乗り継ぎ港へと戻ります。遅めの昼食をプールサイドにあるピッツェリア「スパッカ・ナポリ」でいただくことに。外の気候もちょうどよく、焼き立ての大きなピザとおすすめのワインを堪能。

夕食はお腹が空かず、「パノラマラウンジ」でバンドの生演奏に耳を傾けながら、お酒とカナッペで済ませてシアターへ。ジャパネットが主催のスペシャルコンサート(ダンスとバイオリンの競演)を楽しみ就寝。

3日目:徳島県へ寄港。大塚国際美術館の貸切ツアーを満喫

ラジオ体操後は、お気に入りの「アートカフェ」で、スムージーとサンドイッチで軽く朝食。今日は「貸切の大塚国際美術館へ5時間滞在&道の駅でのお買い物」というオプショナルツアーで観光することに(ジャパネットクルーズ限定)。

筆者も好きで何度も訪れている大塚国際美術館は、世界の名画を原寸大の陶板で再現した美術館。いつもは人があふれる人気の作品も、この日はひとり占めで心ゆくまで堪能できました。

港に戻るとお見送りのセレモニーが始まっています。「また来てね」という声に、船上から「また来るよー」と手を振りあうシーンは、船旅ならではの光景。

出港したらシャワーを浴びて、夕食は和食の「鈴なり」へ。朝食は利用したことがありますが、ディナーは初めてです。船の上でコース仕立ての和食がいただけるのは夢のよう。

4日目:終日航海。瀬戸内海の多島美を心行くまで楽しむ

観光が続き、疲れたタイミングで終日航海日。ラジオ体操をしていると瀬戸内海クルーズとあって、なんと明石大橋が間近に迫り気分が上がります。食事はビュッフェでイチゴのパンケーキとスムージーを注文。

終日航海日はプールサイドでのんびりしたり、アクティビティに参加したり。海を眺めるサウナも無料です。ラグジュアリー船は、終日航海日もパブリックスペースの混雑はなく、ゆったり過ごせて快適。

ルームサービスでクリームブリュレを頼み、瀬戸内海の多島美を眺めながらバルコニーでティータイム。最高にぜいたくなひとときでした。

お昼はスペシャリティレストランの「カイセキ」(夜は有料ですが昼は無料)へ。お寿司などがいただける日本料理(ジャパニーズ鉄板焼き)のお店ですが、和洋折衷の印象でした。

その日の夜は、イタリアンのコース料理をセレクト。

食後は、ジャパネットクルーズプレゼンツのショーへ。世界で活躍されるトランぺッターの日野皓正氏のコンサートをカクテル片手に楽しむ素敵なひととき。

5日目:韓国・釜山へ寄港。荒天でランチを食べたら帰船。出港時の夜景は必見

韓国・釜山へ。クルーズではおなじみの寄港地で筆者は何度か訪れているため、ツアーは申し込まずに自由観光をセレクト。ただ、あいにくの大雨でした。中心地へとりあえず向かいましたが、昼食(ビビンバ)を食べて、お土産を購入したら早々に船へ。

お茶をしながら読書や映画を堪能。釜山は出航時、夜景がきれいなので夕方はカメラを片手に甲板にでて撮影のスタンバイ。ディナーは船上で再会した方と「アトランティード」でご一緒しました。

6日目:長崎へ寄港。観光にも便利な立地、建設中の長崎スタジアムシティの見学に

朝ラジオ体操をしていると、ラグジュアリー船のクイーン・エリザベスも入港していました。長崎は港から市街地が近く観光をするにもとても便利。

筆者は仕事も兼ねて、今年10月14日に開業する「長崎スタジアムシティ」の見学へ。長崎スタジアムシティは、試合観戦はもちろん、さまざまな目的で楽しめる要素が満載でホテルも併設。開業が今から楽しみです。

街中を散策して船に帰り、シャワーを浴びたらランチはルームサービスで。夜はレストラン「シルバーノート」へ。生演奏を聴きながら食事ができ、お料理はとてもフォトジェニック!

そして今日のコンサートは、なんと!NHKの紅白歌合戦にも「home」で出場した木山裕策さん。美しい歌声で、オリジナルやカバー曲を披露されトークもおもしろい。お酒を飲みながら、こんな近くで聴けるなんて感激です。

7日目:鹿児島へ寄港。本日も雨。ワーケーションの日と決めて船におこもり

多くの人がツアーやタクシーなどで観光へ出かける中、またも荒天。桜島も厚い雲で見えません。午後には雨は上がりましたが、曇天が続きます。

筆者は昨年も、クルーズで鹿児島へ寄港。その時は指宿まで観光列車で行き、砂蒸し風呂を楽しんだりとアクティブに観光をしましたが、今回は天気も良くないこともあり、港近くを散策し、あとは船にステイ。

空いている船内でランチをのんびり食べて、あとはお仕事。この後のクルーズを楽しめるようにワーケーションの日としました。天候や体力、状況に応じて過ごし方が決められるのも船旅のいいところです。

ディナーは船上で知り合ったご夫婦と、「シルバーノート」(2回目)へ。こういった出会いがあるのもクルーズの楽しみでもあります。

8日目:奄美大島へ寄港。オプショナルツアー参加で初めての奄美を感じる

クルーズ後半は天気に恵まれず、この日も太陽はお預け。晴れたら素晴らしい絶景だろうなあと少し残念に思いながら、曇天の奄美大島へ寄港。島は移動手段が限られるので一番手軽なオプショナルツアーへ参加することに。

カクテルを片手に「明日こそ晴れますように」と願いながら奄美大島を出航します。そろそろクルーズも終わりが近づく中、ディナーはまだ訪れていなかったプールサイドにある「ザ・グリル」で溶岩焼きをいただくことに。小さめのポーションでお肉をお願いし、風が心地いい屋外でゆったりと過ごすひととき。

9日目:終日航海。やり残したことはない? 船内をアクティブに満喫

朝は、初めてルームサービスをお願いし、2回目の終日航海日の予定を立てます。ジムのストレッチや、体を動かすアクティビティに積極的に参加しつつ、毎日「何を食べようか」と考える日々も残りわずかとなりました。

ランチは日本食の「鈴なり」(ジャパネットクルーズ限定)へ。ラーメンと悩んだ末に、うな丼をいただくことにしました。

終日航海日とあって、シアターではお昼にもジャパネットクルーズ限定のショーが開催。なんと「おぼんこぼん」さんが漫才を披露され、大御所の登場に会場は大にぎわいです。

夜はイタリアンレストランで軽く済ませ、恒例の夜のショーを見るためにシアターへ。すると入口にバトラーがずらりと並んでお出迎え! まるで映画のワンシーンのよう。

あとわずかで下船だと寂しさがこみ上げます。クルーズは折り返し以降の後半から時が流れるのが早く感じられました。部屋に戻ると、バトラーがピカピカに磨いてくれたスーツケースが荷造りをしやすいように準備されていました。

10日目:最後の寄港地、伊勢志摩(三重)で桜を愛で、スペシャルなディナーを

最後の寄港地である三重へ到着。船を沖に留めてテンダーボートで港と行き来します。テンダーボートは待たされることが多いのですが、乗客数も少ないからかスムーズに外へ。残念ながら本日も雨で水墨画のような景色が広がります。

今回のクルーズ、桜前線となかなか交わらず、やっとここで桜を見ることができました。

昼過ぎに船へ戻り、ハンバーガーとシャンパンで遅めのランチタイム。すっかりと昼からシャンパンを飲む生活に慣れてしまって、日常に戻れるか不安も……。おやつはフルーツサンドを紅茶とともに。部屋に戻り、荷物をまとめ、下船の準備を整えます。

このクルーズ最後のディナーは、「アトランティード」でのスペシャルメニュー。実はシルバー・ムーンは、事前にオーダーをすると、メニューにない好きなものを作ってくれると聞きオーダー。前菜にはキャビア、メインはフォアグラのロッシーニという高級料理をお願いし、スタッフのリコメンドのワインをあわせていただきます。

言うまでもなく、絶品! 例えばレストランのメニューは日替わりですが、別日にいただいておいしかったものも、リクエストしておけば再度作ってくれるよう。さすがラグジュアリー船だと感じます。

食後は荷造りを完了するため一度部屋へ。下船時に下ろしてほしい大きな荷物は、廊下へ指定の時間までに出しておく必要があるのです。準備が整ったら、旅を振り返りつつクルーズ最後の時間をバーで過ごします。

11日目:早朝に東京国際ターミナルへ到着。再会を約束して下船

早朝に東京国際クルーズターミナルへ入港。最後は何度も通った「アートカフェ」へ。お世話になったスタッフへ別れのあいさつをして、下船口へ向かいます。

可能なら長めのクルーズがおすすめ。クルーズの1週間は実は短い

クルーズは一般的に夕方出航して、下船は朝になります。レポートの通り乗船日と下船日は船旅を楽しむ余裕はなく、1週間といえども実質は5日間ちょっとという感じ。初めて乗る船だと、船内を把握して慣れて楽しくなったところで下船となることも。その点、11日間乗れば船旅を満喫したという実感や満足感は格段に上がります。

ご紹介したシルバー・ムーンでは、船内の食事やアルコールを含むドリンク、アクティビティなどはすべてクルーズ代金に込み。また寄港地では気分にあわせて自由に観光を楽しんだり、あるいは船でゆっくりしたり。荷物も置いたまま観光ができ、移動はベッドに寝たままなので、体に優しく快適です。

絶景がテーマのクルーズなのに、後半は天候に恵まれず残念ではありましたが、船内が想像以上に素晴らしく、実は思ったよりも気にならなかったというのが本音です。

お休みの関係でなかなか難しい方も多いと思いますが、筆者も初めて10日間を超えるクルーズに乗船して、クルーズ本来のゆったりとした時の流れを感じるには、やはりこれくらいは必要だなと再確認。機会があれば、ぜひ長めの行程のクルーズにも乗船してみてくださいね。
(文:村田 和子(旅の準備・お得・便利ガイド))

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