1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

電気ケトルの「余ったお湯」に水を継ぎ足して使用しても大丈夫ですか?【家電のプロが回答】

オールアバウト / 2024年8月28日 21時45分

電気ケトルの「余ったお湯」に水を継ぎ足して使用しても大丈夫ですか?【家電のプロが回答】

電気ケトルを使う際、一度沸騰させた水にさらに水を継ぎ足して使用しても問題ないのでしょうか。「All About」ガイドで、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演する安蔵靖志が解説します。

電気ケトルでお湯を沸かした際、全て使い切らずに余ってしまうことがあります。このような場合に、水をさらに継ぎ足して使用しても問題ないのでしょうか。

「All About」ガイドで、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演する安蔵靖志が解説します。

(今回の質問)
電気ケトルは水を継ぎ足して使っても大丈夫ですか?

(回答)
一度沸騰させた水は腐りやすいので、継ぎ足して使うのはおすすめしません。

どういうことなのか、以下で詳しく解説します。

一度沸騰させた水は塩素成分が減るため腐りやすくなっています

水道水には、水を消毒するために塩素(次亜塩素酸ナトリウム)が含まれています。これによって雑菌が発生するのを防いでいるのですが、沸騰させると水に含まれている残留塩素が抜けてしまいます。

完全に抜くためには少なくとも5~10分ほどかかると言われてはいますが、消毒するための塩素成分が減ってしまうことで、腐りやすくなってしまうのは事実です。雑菌が発生した水でも沸騰させれば消毒できるものの、できるだけ継ぎ足して使わないようにしましょう。

ほかにも避けるべき使い方が?

また、電気ケトルを安全に使用するために、以下のような使い方も避けることが重要です。

水以外の液体を入れる

お茶や牛乳、スープ、お茶、アルコールなどを電気ケトルに入れると、泡立ちや焦げ付きの原因となり、故障や火傷のリスクが高まります。

湯せんや調理を行う

レトルト食品や缶コーヒーの湯せん、インスタント食品やゆで卵、麺類などの調理は、内容物が詰まって故障の原因となるほか、吹きこぼれによる火傷のリスクがあります。

ふたをしない、目盛り以上の水を入れる

ふたを閉めずにお湯を沸かしたり、満水の目盛りを超えた水量を入れると、お湯が飛び散ったり吹きこぼれたりして火傷の原因となります。

本体を冷蔵庫で冷やす

電気ケトルを冷蔵庫で冷やしたり、氷を入れて保冷用に使うと、結露が生じて故障の原因となります。

ただし、一部の電気ケトルにはお茶を入れたり、湯せんや調理ができる製品もあります。そういった製品の場合は取扱説明書に従って正しく使いましょう。

この記事の筆者:安蔵 靖志
ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。記事執筆のほか、テレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電コーナーの構成なども手掛ける。
(文:安蔵 靖志)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください