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2024年夏ドラマは「Snow Man」が大活躍! 目黒蓮、渡辺翔太らの演技を元テレビ局員が徹底解説

オールアバウト / 2024年8月29日 19時50分

2024年夏ドラマは「Snow Man」が大活躍! 目黒蓮、渡辺翔太らの演技を元テレビ局員が徹底解説

現在放送している夏ドラマには、Snow Manのメンバーが多く出演。この記事では、毎クールほぼ全てのドラマを視聴している元テレビ局スタッフが、各メンバーの演技を勝手に評価していきます。(サムネイル画像出典:『海のはじまり』『青島くんはいじわる』公式Webサイト)

2024年の夏ドラマも、多くの作品が終盤に向けて盛り上がりを見せています。さまざまな人気ドラマが放送されていますが、中でも注目されているのが目黒蓮さん主演の『海のはじまり』(フジテレビ系)でしょう。

目黒さんは、普段アイドルグループ「Snow Man」のメンバーとして活躍。そんなSnow Manですが、目黒さん以外にも多くのメンバーが夏ドラマに出演中です。

渡辺翔太さんは、中村アンさんとのダブル主演で『青島くんはいじわる』(テレビ朝日系)、向井康二さんは『マウンテンドクター』(カンテレ・フジテレビ系)、阿部亮平さんは『GO HOME~警視庁身元不明人相談室~』(日本テレビ系)にそれぞれ出演しています。

この記事では、夏ドラマで活躍するSnow Manメンバーの演技について、毎クールほとんどのドラマを視聴している元テレビ局スタッフの筆者が、勝手に評価していきたいと思います。

演技派俳優の中でも「目黒蓮」が光る訳とは?

まずは、なんといっても話題を集めている目黒さんから評価していきます。

『海のはじまり』のあらすじを解説すると、目黒さん演じる主人公・月岡夏に娘がいたことが突然判明します。大学生時代に交際していた南雲水季(古川琴音)が極秘に出産していた娘で、その水季が病気で亡くなったことをきっかけに父娘が対面。突然現れた娘に戸惑いながらも、父親として娘である南雲海(泉谷星奈)とのつながりを作り出そうと、懸命に努力する姿が描かれています。

この作品では、社会現象を巻き起こした『silent』(フジテレビ系)のスタッフが勢ぞろい。キャストも豪華で、有村架純さんや大竹しのぶさんなど演技派俳優が出演している中で、目黒さんの魅力が光っています。

目黒さん演じる夏は、ストーリーを通して“優柔不断”な主人公。やさしい性格が故に人に合わせることが多く、頭を使うことを避けるように生きてきた部分がある設定です。

これまで『silent』、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』や、『トリリオンゲーム』(TBS系)などで目黒さんが見せてきた個性あふれるキャラクターとは違い、良い意味でも悪い意味でも“普通”。飛び抜けた魅力があるわけではなく、時にその優柔不断な性格が視聴者のイライラを買うこともあるほどです。

しかし、そんな普通のキャラクターが主人公でありながら、視聴者はどんどんストーリーに引き込まれていきます。突然、理由も解らず恋人に別れを告げられる夏、子どもがいることが分かる夏、現在の恋人との関係に悩む夏……。その全てがリアルで、目黒さんの演技力の高さが光っているのです。

「自然体な演技」で俳優としての力量を見せつける

中でも圧巻だったのは、水季との別れのシーン。夏と水季は子どもができてしまい、人工妊娠中絶手術を決意。そんな経緯がある中でも未来へつながる話をしていた2人ですが、夏は水季から電話で「好きな人ができちゃった」と別れを告げられます。

目黒さんは5分以上にわたる電話シーンを1人で演じ、表情や目の動き、セリフの強弱で男女の切ない別れを演じきりました。夏には、水季に人工妊娠中絶手術をさせてしまった(実際には中絶せず、海が誕生する)という罪悪感もあり、一方的に別れを告げる水季に対して、怒るわけでもない複雑な感情があります。そういった心の中を、目黒さんは一人芝居で表現することに成功しました。

また、娘である海との関係では、徐々に打ち解けていく様子を柔らかい笑顔や言葉のやりとりで表現。水季の両親との関係性についても、細やかなしぐさなどで打ち解けていく夏の様子を丁寧に見せています。

「自然体の演技」という言葉がありますが、目黒さんの芝居はまさに自然。この自然体の演技は誰にでもできるわけではなく、脚本の理解度の高さや俳優の力量が問われるものです。目黒さんは、“面白みのない主人公”を演じることで進化を見せ、これまでの作品では見られなかった俳優としての魅力を発揮しています。

「ツンデレキャラ」がマッチする渡辺翔太に期待する役とは?

次に紹介するのは、渡辺さんが主演を務める『青島くんはいじわる』です。

吉井ユウさんの同名漫画を原作としたドラマで、渡辺さん演じるイケメンながら恋愛に興味がない“年下絶食系男子”の青島瑞樹と、恋愛下手な35歳目前の“干物系女子”である葛木雪乃の恋模様を描いた作品。

同じ会社に務める2人が、互いのメリットのために“協定恋愛”をするところからドラマはスタートします。疑似恋愛だったはずが、いつしか互いのことが気になりはじめ、本気の恋に発展していくという王道ラブコメドラマです。

このドラマでは、クールでツンデレキャラの青島が、恋愛に奥手な雪乃に対してさまざまな胸キュンを仕掛けるのが見どころ。年下ながら雪乃を翻弄する青島のイケメンぶりは、美しいビジュアルの渡辺さんにピッタリです。また、甘くささやくような魅惑のボイスも印象的で、ツンデレなキャラクターがハマり役となっています。

放送回が進むごとに、はじめは雪乃を弄んでいた青島も魅力に気付き、自身がドギマギと翻弄される場面も。恋心に気づいてからの青島の微妙な表情やしぐさの変化も、渡辺さんはしっかりと演じきっています。演技力の高い中村さんとのコンビネーションも抜群で、多くの場面で胸キュンを生み出し続けます。

そもそも渡辺さんは、2024年1月クールに放送された『先生さようなら』(日本テレビ系)でも繊細な演技を披露。担当した田邑拓郎は物語上で過去と現在を行き来しますが、しっかり演じ分ける演技力の高さを見せました。

今回の『青島くんはいじわる』も含め、落ち着きがあるキャラクターに定評がありますが、今後は激しいアクションやコメディー作品での渡辺さんも見てみたいところです。

バラエティだけじゃない、演技でも魅力を見せる向井康二

次のメンバーは、『マウンテンドクター』に出演する向井さんです。

向井さんといえば、『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)をはじめとするバラエティ番組への出演でおなじみ。しかし、俳優としても活躍しており、舞台への出演やドラマ『特捜9』(テレビ朝日系)の三ツ矢翔平役で知られています。

今回出演する『マウンテンドクター』は、山岳医療をテーマとしたドラマで杉野遥亮さんが主演を担当。実際の山を舞台とする作品で、さまざまな事故に巻き込まれる患者を助ける医師たちの姿が描かれます。

向井さんはこのドラマで、医師たちがよく集る居酒屋の店主・小松真吾を演じています。主人公・宮本歩の幼なじみとして頻繁に登場。バツイチ子持ちで、息子と離れて暮らしている複雑な事情を持ちながら、歩たちの良き理解者としてドラマの人気キャラクターとなっています。

今回の配役は明るいムードメーカーで、人の気持ちを汲み取ってアドバイスできる向井さんにピッタリのキャラクター。緊迫感ある場面も多いドラマの中で、オアシスのような役目を果たしています。

出演時間は多くないものの、しっかりとインパクトを残す演技を披露できている向井さん。今後はバラエティだけでなく、ドラマでの仕事も増えていきそうな予感です。

品行方正な“エリートキャラ”がよく似合う阿部亮平

最後に紹介するのは、『GO HOME~警視庁身元不明人相談室~』に出演する阿部さんです。

ドラマは警視庁身元不明相談室をモデルにし、小芝風花さんが主演を務めています。身元が分からない名もなき遺体を巡り、小芝さん演じる三田桜とバディの月本真(大島優子)が奮起。阿部さんは、警視庁捜査一課のエリート刑事・手嶋淳之介を演じています。

手嶋は身元不明人相談室に関係はないものの、捜査一課との橋渡し役を買って出ている設定。その裏には、事件を解決したいという願いと、大島さん演じる真への思いが関与しています。ドラマでは、随所で真を気づかいさり気なくアプローチする場面があり、そんな純情なキャラクターも阿部さんにマッチ。優秀で頼りがいがあるところも、スタイルが良く高学歴な阿部さんにぴったりです。

阿部さんはメンバーの中でドラマや映画の出演本数が少ない方ではありますが、2022年に出演した『NICE FLIGHT!』(テレビ朝日系)でも素晴らしい演技を披露しています。阿部さんはこの作品で、優秀な航空管制官の夏目幸大を担当。海外で過ごしていた帰国子女というスマートな役を演じました。

『GO HOME~警視庁身元不明人相談室~』でも刑事役を演じていますが、阿部さんには品行方正なエリート役がピッタリで、今後は医師役などにも期待したいですね!

さて、ここまで夏ドラマで活躍するSnow Manメンバーの魅力を紹介しました。ほかにも、ラウールさんが主演を務めた映画『赤羽骨子のボディガード』が公開中と、メンバーそれぞれが個人でも活躍しているSnow Man。今後も、映画やドラマに出演を続ける可能性が大です。すでに俳優として注目される目黒さんを中心に、どんな作品で演技を見せてくれるのか楽しみですね!

この記事の筆者:ゆるま 小林
長年にわたってテレビ局でバラエティ番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。
(文:ゆるま 小林)

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