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【Snow Man】SMAPや嵐を超える存在になる可能性も? 「国民的アイドル」になるための“最大の壁”とは

オールアバウト / 2024年9月4日 20時15分

【Snow Man】SMAPや嵐を超える存在になる可能性も? 「国民的アイドル」になるための“最大の壁”とは

男性アイドルグループとして、快進撃を続けているSnow Manは、SMAPや嵐のように「国民的アイドル」になれるのか? 元テレビ局スタッフが、さまざまな角度からSnow Manの魅力を深堀りしていきます。(サムネイル画像出典:Snow Man公式Webサイトより)

男性アイドルグループとして絶大な人気をほこるSnow Manが、2024年11月から自身初となる5大ドームツアー『Snow Man Dome Tour 2024 RAYS』の開催を発表。10月30日に発売されるアルバム『RAYS』を引っ提げたツアーとなり、5都市13公演を回る予定です。

2020年1月にCDデビューしたSnow Manは、約4年10カ月で5大ドームツアーを達成。旧ジャニーズ事務所時代から見ても、STARTO ENTERTAINMENT(以下・STARTO社)の所属グループで史上最速での快挙となりました。5大ドームツアーの実施は、SMAP、KinKi Kids、嵐、SUPER EIGHTに続いて5組目となり、並みいる先輩グループと肩を並べることになります。

国民的な人気を獲得しつつあり、男性アイドルグループの中では頭一つ抜けた存在となったSnow Man。今回は、快進撃を続けるSnow Manの魅力を、元テレビ局スタッフの筆者が解説していきます。

メンバーの個性による相乗効果を生み出しているSnow Man

まず、現在のSnow Manはなぜここまで人気なのか、ファン以外の人にも分かりやすく解説していきます。

Snow Manは、前身となるユニットを経て、2012年5月に深澤辰哉さん、佐久間大介さん、渡辺翔太さん、宮舘涼太さん、岩本照さん、阿部亮平さんの6人で結成。名付け親とされる滝沢秀明さんに鍛えられたグループで、舞台などを中心に活動します。実力派がそろっていたグループでしたがなかなかデビューには至らず、2019年1月には他のユニットなどで活動していた向井康二さん、目黒蓮さん、ラウールさんが加入して9人組となりました。

この3人の加入は、グループに大きな化学反応を起こすことになります。デビュー後には、向井さんはトーク力の高さを生かしてバラエティ番組でも活躍、目黒さんは俳優として大ブレーク、ラウールさんはモデルとして世界を舞台に活躍しています。

個性的な3人が加入したことで、他のメンバーの活動も細分化。岩本さんはダンススキルが高く楽曲で振付を行うこともあり、佐久間さんは声優業を始めアニメ好きの特性をフルに発揮。さらに、渡辺さんは美容キャラを開拓し、阿部さんは上智大学大学院理工学研究科修了の高学歴を生かしクイズや情報番組で活躍、宮舘さんは舞台を中心に、深澤さんは三枚目キャラを開拓してマルチに活動中です。

多人数のグループではそれぞれが特色を出すのが難しいところですが、Snow Manは各メンバーがアイドル業以外にもそれぞれの個性を生かした分野で活躍。個人の活躍をグループに還元し、相乗効果でファンを獲得しており、人気の拡大を続けています。

その結果、人気グループが多いSTARTO社(旧ジャニーズ事務所を含む)の中でも、史上最速で5大ドームツアーを開催するほどの人気を得ることができたと考えられます。

SMAPや嵐といった「国民的アイドル」に最も近い存在に

各メンバーが個人活動で人気となり、ファンを獲得してグループに還元する手法はSMAPや嵐でもみられました。

ご存じの通り、人気男性アイドルグループが多いSTARTO社の中でも、別格に人気が高くCDの売り上げやコンサートの動員数が多いのがSMAPと嵐です。SMAPはすでに解散しましたが、まさに「国民的アイドル」といえる人気を獲得。現在活動休止中ではあるものの、嵐も同じく「国民的アイドル」であり、老若男女が知るグループだといえます。

そもそも、「国民的アイドル」とは何でしょうか? 若い女性だけでなく、老若男女が知っている。しかも、誰もが口ずさめるような代表曲があることが、定義かと考えます。そういった意味では、Snow Manはまだ「国民的アイドル」とはいえないでしょう。

ただ、Snow Manはこの2グループに、どんどん近づいている存在です。数字でも実証され、「オリコン令和ランキング(令和元年~5年)」の「アーティスト別セールス部門」における「新人ランキング」や、「オリコン上半期ランキング2024」で1位を獲得するなど、嵐に次ぐ記録を次々と打ち立てています。

現在、Snow Manが国民的アイドルになれる可能性が高いことが、数字的にも示されているということになります。

最大の壁は「メディア露出の少なさ」

では、Snow Manはこのまま活躍すれば、「国民的アイドル」になれるでしょうか? そのためには、いくつか乗り越えなければいけない壁があると感じます。1つは、グループでのメディア露出の少なさです。

現在は、テレビのレギュラー番組は『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系)のみで、かつて嵐が『VS嵐』(フジテレビ系)、『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)と2つの人気番組を持っていたことを考えるといまだ寂しい状況です。

テレビの影響力は減ったと言われますが、お茶の間にアピールするにはテレビ番組はやはり有効的。2022年に放送された『Snow Manが豪邸でシェアハウスしてみた』(テレビ東京系)も面白かっただけに、レギュラーのテレビ番組がもう1つくらいほしいところです。2023年は、事務所の問題で『NHK紅白歌合戦』へも出演がかないませんでした。全体的な知名度を底上げするためにも、テレビへの露出は必要不可欠で改善すべきポイントかと思います。

YouTubeやInstagramなどネットコンテンツでの人気を獲得

とはいえ、Snow Manは嵐よりYouTubeをうまく利用し、知名度獲得を行えている印象です。特に注目すべきは、向井さんが運営するゴルフチャンネル『ハマちゃんとコージのお上手です』。WEST.・濵田崇裕さんと共同のチャンネルですが、ゴルフ好きの間で話題となっている動画が多く、男性ファンの獲得にも成功しています。

グループの動画や生配信も人気で、YouTubeの利用はSMAPにも嵐にもなかった利点であり、各メンバーが向井さんのように個性を披露できる活動をしていければさらに人気が高まっていくでしょう。また、ラウールさんや目黒さんをはじめ、個人のInstagramもうまく活用できている印象です。

そういった意味では、テレビとともに成長したSMAPや嵐とは違い、さまざまなメディアから人気を集めているのがSnow Man。グループとしてのテレビ露出を増やしつつ、ネットコンテンツでの活動の幅を広げれば、Snow Manも「国民的アイドル」になれる可能性を十分に秘めていると感じます。

最大の武器は“圧倒的なパフォーマンス力”

そんなSnow Manですが、グループとしての最大の魅力は統率の取れたパフォーマンスです。SMAPや嵐と比較すると失礼になるので割愛しますが、特にダンスにおいてはこれまでのSTARTO社のアイドルになかったクオリティをほこります。

さまざまな番組で、ラウールさん、佐久間さん、岩本さんらのダンステクニックがクローズアップされ、ファン以外からも注目されることに。パリ五輪の影響もあり、ダンスへの注目が高まっている昨今、パフォーマンス力の強さは他のグループにない最大の武器だといえるでしょう。

今回の5大ドームツアーでパフォーマンスが評価され、コンサートをみたいというファンが増えれば、次はスタジアムや国立競技場が待っています。9人グループという特性を考えると、大会場ではより力を発揮する可能性があり、さらなる飛躍が期待されます。

Snow Manは「国民的アイドル」になれるか?

さて、ここまでSMAPや嵐という国民的アイドルグループと、Snow Manをなにかと比較してきました。いろいろと調べる中で言えるのは、Snow ManはSMAPや嵐を超える存在になれるのではないかということです。

現在、Snow Manで個人として知名度が高いのは、俳優として活躍する目黒さん、モデル業で世界進出するラウールさんの2人。他のメンバーも健闘していますが、2人に比べるとテレビ、雑誌、ネットニュースでの露出度は低い印象です。

しかし考え方によっては、他のメンバーの伸びしろを残しながら、5大ドームツアーを行えるほどの人気をグループとして持っていることになります。目黒さん、ラウールさん以外のメンバーもポテンシャルが高いだけに、今後はさらに人気が高まるでしょう。

しかも、目黒さんが過去にインタビューで語っている通り、各メンバーはグループの活動に還元するつもりで個々の活動を行っています。他の7人の知名度が上がったとき、Snow Manは何段階にも進化することでしょう。これまでになかったような「国民的アイドル」が出来上がる可能性が、Snow Manにはあることになります。

果たして、Snow Manはどこまで大きくなっていくのか? われわれは、SMAPや嵐が成し遂げたような歴史が変わる瞬間を、Snow Manを通して見ることができるかもしれません。

この記事の筆者:ゆるま 小林
長年にわたってテレビ局でバラエティ番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。
(文:ゆるま 小林)

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