36歳・資産1650万円男性「コロナ禍の下落では不安になったが……」6年間のNISA積み立て結果は？

All Aboutが募集している「積立投資の実体験エピソード」から、周りの方が資産運用にどのように取り組んでいるのか、運用目標や運用方針、成功体験から失敗事例などを見ていきます。今回は三重県に住む36歳男性の積立投資エピソードです。

2024年から新NISAが始まり、ますます裾野が広がる投資の世界。そして投資の初心者が真っ先に検討するのが長期での積み立てによる資産運用です。時間を味方にできる低リスクな運用方法と言われる一方で、実際に周りの人がどのように積立投資を行ってきているのか、その実態を覗く機会は限られます。

ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。

シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。

36歳・年収600万円公務員男性の積立投資の取り組みと運用成績は？

今回は三重県に住む36歳男性の資産運用エピソードを見ていきます。

家族構成

本人、妻（37歳）、長女（8歳）、長男（6歳）

金融資産

世帯年収：本人600万円、配偶者400万円
世帯金融資産：現預金650万円、リスク資産1000万円

リスク資産の内訳

・投資信託：400万円
・日本株：200万円
・アメリカ株：400万円

積立投資実績

（※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載）
・eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）／NISA：2020年から
・eMAXIS Slim 米国株式（S&P500）／NISA：2018年から

2018年から積立投資を続けてきたという今回の投稿者。

現在の投資額は新NISAでeMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）に「月5万円」、eMAXIS Slim 米国株式（S&P500）に「月3万円」で積み立てしているとのこと。

運用実績についてはeMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）が「元本約100万円→運用益込140万円」、eMAXIS Slim 米国株式（S&P500）が「元本約300万円→運用益込400万円」と、かなり利益を生み出している様子（情報は2024年3月時点のもの）。

「両商品ともに右肩上がりで運用益が上がっていった。コロナ禍で下がった時期もあったが、やめずにそのまま継続して、今の運用益になる。積立投資をしたことで資産が増え、投資に回す額が増えていった」と説明されています。

36歳・年収600万円公務員男性の思う積立投資のメリットや新NISAのプランは？

積立投資を始めてよかった点として、「貯金だけではお金は増えない、むしろ物価も上がっていくので、貯金だけではお金は減っていく。貯金でなく、積立投資をすることにより、資産を増やすことができている」とコメント。

引き出す時期は「考えていない。当分は積立する」とのこと。

いっぽうで、「とくに苦しかったことはないが、コロナで下がったときは少し不安にもなった。そのうち回復し、上がっていくであろうと信じていた」と振り返ります。

現在は「何事も冷静になって投資をしていきたい」と感じているという投稿者。

積立投資を始める人へのアドバイスとして「とにかく不安になることもあると思うが、ひたすらコツコツ積立するのが大事だと思う」とのことです。

新NISAについては、「できる限り満額で積み立てる。成長投資枠では、高配当株を中心に買っている」と語られていました。

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(文:あるじゃん 編集部)