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Google Pixel 9で進化したのは、デザインだけじゃない! Pixel 8との違いや魅力をわかりやすく解説

オールアバウト / 2024年9月8日 20時45分

Google Pixel 9で進化したのは、デザインだけじゃない! Pixel 8との違いや魅力をわかりやすく解説

グーグルの最新スマートフォン「Google Pixel 9」を徹底解説。前モデルからデザインを一新したことで注目を集めていますが、機能はどのような進化を遂げているのでしょうか? 前モデルや上位モデルと比較しながら紹介します。

グーグルから最新スマートフォン「Google Pixel 9」(以下、Pixel 9)が発売されました。Googleストアのほか、ドコモ、au、ソフトバンクでも取り扱われています。Googleストアでの販売価格は12万8900円~。

またソフトバンクでは、「新トクするサポート(プレミアム)」を利用して1年で下取りに出す場合、実質36円(別途、早トクオプション料金が必要)という価格で利用できる点も話題を呼んでいます。

Pixel 9では、前モデルの「Google Pixel 8」(以下、Pixel 8)からデザインが一新されています。側面がフラットなメタルフレームになり、背面カメラの出っ張りも、バー型からアイランド型に変更されました。
Pixel 8(右奥)では背面から側面にかけてラウンドしていて、全体に丸みを帯びた形状だったが、Pixel 9(左手前)ではエッジの立った板状のデザインに
選べるカラーは4色。左からObsidian、Porcelain、Wintergreen、Peony
ディスプレイは約6.3インチ(1080×2424)FHD+の有機ELで、本体サイズは高さ152.8×幅72×厚さ8.5mm、重さ198g。数字の上では前モデルよりもほんの少し大きく重くなっていますが、体感としてはほとんど変わりません。

なおこのサイズは、2024年9月4日に発売された上位モデル「Google Pixel 9 Pro」(以下、Pixel 9 Pro)とまったく同じで、ケースなども共通になっています。
左からPixel 9 Pro、Pixel 9、Pixel 8。Pixel 9 ProとPixel 9はまったく同じサイズ
サイズが同じこともあり、Pixel 9を選ぶか、それともPixel 9 Proか、迷っている人もいるかもしれません。あるいは新機種が出て価格が下がっているPixel 8に、目を向けている人もいるでしょう。そこでPixel 9について、前モデルや上位モデルとの違いに触れながら、詳しく見ていきたいと思います。

上位モデルと同じ最新プロセッサを搭載

前モデルのPixel 8からの進化点はいくつかありますが、やはり重要なのがプロセッサです。Pixel 9が採用するのは、グーグルが独自に開発するプロセッサの最新版「Google Tensor G4」で、これは上位モデルのPixel 9 Proとも共通。

つまりPixel 9はスタンダードモデルでありながら、プロモデルと同じ処理能力を備えていることになります。

またPixel 8では8GBだったメモリーが、Pixel 9では12GBに増えています。ストレージは128GBか256GBを選択可能。ちなみにPixel 9 Proは、メモリーが16GB。ストレージは128GBか256GBに加え、512GBも選べるようになっています。

チップセットの進化にあわせて、AI関連の機能もいろいろとアップデートされています。生成AIを用いた写真編集が可能な「編集マジック」でできることが増えたほか、AIを用いた撮影モードも追加されています。

また電源ボタンの長押しで起動するのは、おなじみの「Googleアシスタント」から、標準で生成AIの「Gemini」になっています。

これまでのような一問一答ではなく、たとえば旅行の計画を作ってもらう、Gmailの受信メールから欲しい情報をまとめて表示してもらうといった、かなり複雑な要望にも応えてくれます。
カメラで撮った材料からレシピを教えてもらうというような、写真やテキストを組み合わせたプロンプトが使える
ハードウェア面では、ディスプレイにも違いがあります。Pixel 8は約6.2インチでしたが、Pixel 9とPixel 9 Proは約6.3インチ。太陽光下でも見やすい、より明るいディスプレイを採用しています。

たとえばPixel 8の最大輝度(HDR輝度)は1400ニトですが、Pixel 9は1800ニト、Pixel 9 Proは2000ニト。またコントラスト比もPixel 8より、Pixel 9、Pixel 9 Proの方が高くなっています。

なお画面のちらつきを抑えるリフレッシュレートは、Pixel 8、Pixel 9ともに60~120Hzがサポートされています(Pixel 9 Proは1~120Hz)。

ディスプレイが大きく明るくなる一方で、Pixel 9とPixel 9 Proでは4700mAhのバッテリーを搭載しています。Pixel 8では4575mAhだったので、少しですが大きくなっています。

もちろん、バッテリーの減り方は使い方にもよるのですが、グーグルによれば「スーパーバッテリーセーバー モード」での駆動時間は、最大72時間から100時間へ延びているということです。

防塵、防水性能は引き続きIP68相当をサポート。もちろん、おサイフケータイにも対応しています。このほか指紋認証の方法が、従来の光学式から超音波式に変更され、読み取りがスムーズになったことも、地味にうれしい進化点と言えるでしょう。
超音波指紋認証センサーが採用され、速度、精度ともに向上している。生体認証はこのほか顔認証にも対応

明るく高精細な超広角カメラを搭載

チップセットと並んで、大きな進化点と言えるのがカメラです。背面のカメラが広角と超広角の2眼なのは同じですが、約5000万画素のメイン広角カメラ(F値1.68)に加えて、Pixel 8では約1200万画素(F値2.2)だった超広角カメラが、Pixel 9では約4800万画素(F値1.7)となっています。

おかげで広角だけでなく、超広角やマクロでも明るく高精細な写真撮影が楽しめます。

なおPixel 9 Proには、加えて約4800万画素(F値2.8)の光学5倍、デジタル最大30倍の望遠カメラも備わっています。
光学2倍ズーム対応の約5000万画素の広角カメラ(左)とマクロ撮影も可能な約4800万画素の超広角カメラ(右)を搭載
Pixel 9には望遠カメラはありませんが、光学2倍、デジタル8倍までのズーム撮影をサポート。フロントカメラは1050万画素(F値2.2)でPixel 8と同じですが、Pixel 9からフロントカメラでもオートフォーカスが使えるようになりました。
カメラ作例(標準)
カメラ作例(光学2倍)。標準、光学2倍はワンタップで切り替え可能
カメラ作例(デジタル8倍)。ピンチ操作でズームできる
カメラ作例(ワイド)。4800万画素の超広角カメラで撮影
カメラ作例(マクロ)。同じく超広角カメラを使ってマクロ撮影ができる


新登場した「一緒に写る」モード

写真撮影では「アクションパン」や「長時間露光」、背景をぼかす「ポートレート」に加えて、新たにAIを用いた「一緒に写る」モードが利用できるようになっています。

交代しながら1人ずつ写真を撮り、2枚の写真を重ね合わせることで、2人一緒にフレームに収まることができるというもの。撮影をほかの人に頼めないときにも一緒に写れるという、ちょっと楽しい機能になっています。
1枚目の残像を重ねるように2枚目を撮影することで、一緒に写ることができる。一人二役も可能
長時間露光では光の軌跡や、水の流れなどを1枚の写真で表現できる

パノラマ撮影では夜景の撮影も可能に

このほかパノラマの撮影方法も変更されていて、これまでのように一定の速度でゆっくりカメラを動かすのではなく、少し動かしては撮影、少し動かしては撮影というスタイルになりました。この撮影方法の変更によって、パノラマの夜景撮影なども楽しめるようになっています。

このほかPixel 9 Proでは、プロモードや動画のブースト撮影なども利用できるようになっています。
パノラマ画面
不要な写り込みを削除できる「消しゴムマジック」ももちろん利用可能
「編集マジック」には新たに、足りない背景を生成して枠を広げられる「オートフレーム」などの新機能も加わった

まとめ

Pixel 9はPixel 8からデザインを一新しただけでなく、チップセットやメモリー、ディスプレイ、バッテリー、指紋センサーなど、ハードウェア的にも着実な進化を遂げています。メインカメラだけでなく、超広角カメラでも、より明るくきれいな写真撮影が楽しめるようになりました。

さらに望遠や動画もという人向けには、望遠カメラや動画のブースト機能を備えたPixel 9 Proがおすすめですが、そうでないなら、スタンダードモデルながら最新のAI機能が試せるPixel 9は、良い選択なのではないでしょうか?
(文:太田 百合子(携帯電話・スマートフォンガイド))

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