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「この時が来た」40代大腸がんサバイバー、緩和ケア移行を報告。「治療する方法がもうない」

オールアバウト / 2024年9月10日 19時55分

「この時が来た」40代大腸がんサバイバー、緩和ケア移行を報告。「治療する方法がもうない」

YouTubeチャンネル「しーちゃんの闘病チャンネル」が、近況報告動画を公開。ファンに、今後の方針を明かしました。(サムネイル画像出典:「しーちゃんの闘病チャンネル」)

YouTubeチャンネル「しーちゃんの闘病チャンネル」が8月31日、動画を更新。今後の方針について、視聴者に報告しました。

2022年3月に大腸がんが発覚

同チャンネルを運営するしーちゃんは、19歳・16歳・15歳・11歳の4人の子どもを持つシングルマザー。2022年3月に大腸がんが発覚し、大腸がん患者の中でも5~10%といわれる「BRAF遺伝子」、「下行結腸がん」とがん細胞がおなかの中で散らばった状態の「腹膜播種(はしゅ)」で闘病中と過去の動画で明かしています。

今回の動画でしーちゃんは、鼻にチューブを装着した状態で登場。11日に公開した退院報告の動画の後、また入院していたそう。その理由は、吐き気と嘔吐(おうと)が止まらなくなったため。原因追及のため検査を受けたところ、小腸の出入口が腫瘍でふさがれ、排せつができない状況で、嘔吐が続くようになったと言います。「水飲んでも吐いちゃうし 食べ物食べても吐いちゃう」状況がこれからも続くと医師に言われ、鼻から胃にチューブを通し胃にたまった物をチューブを通し、バッグに出す処置を受けたと告白。

「いよいよ宣言されてしまった」

この処置により「吐き気はすごい収まって楽」になったものの、「口から飲むことも食べることももうできなくなってしまい」と話し、栄養補給のため24時間、高カロリーの点滴をしながら生活することになったとのこと。続けて、「前から言われていたこと」「まあいよいよ宣言をされてしまった」「この時が来たな」と切り出します。口から飲食ができないということで、抗がん剤治療ができなくなってしまったしーちゃん。「治療する方法がもうないので もう治療は終わりです」「今後は緩和ケアの方に移行」と医師から伝えられたと、視聴者に報告しました。

緩和ケア移行についてしーちゃんは、「遅かれ早かれ緩和ケアには移行」という話を医師から前もって言われていたため、「まあしょうがないかな」とコメント。現在は往診の医師と痛みのコントロールを中心に進めているそうです。「この先どれぐらい生きられるかは誰も分からないんですけれども なるべく自宅で過ごせるうちは過ごして 本当に自宅で過ごせなくなったら緩和ケアの方に入院しようかな」と、これからについても語りました。

動画のコメント欄には、「すごく不安の中にいらっしゃるであろうに毅然とされてカッコイイ」「強い人だ!最高にかっこいい」「飲めない食べられないは辛いのに貴女の笑顔の綺麗なこと!」という声援や、「いつも元気な笑顔で配信してくれて私は元気をもらっています。でもね 辛い時は弱みを見せてもいいんですよ」「強く生きる姿に心動かされコメントしました」などの声も上がりました。

年内目標の登録者2000人、大幅増

9月4日、しーちゃんは動画を更新。2024年内の目標に掲げていた登録者2000人を大幅に超え、4000人を突破したと動画で報告しましたが、記事執筆時点の10日現在、しーちゃんのYouTubeチャンネルは6000人を突破しています。今後の動画も温かく見守りたいですね。


(文:石井 有紀)

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