韓国人女性がおいしすぎて感激した「日本の飲食チェーン店」とは? 1カ月に10回以上通った時期も
オールアバウト / 2024年9月21日 19時10分
日本に住む外国人の生活事情をインタビュー。在住歴11年の韓国人女性に、カルチャーギャップを感じる点や、驚いた日本の文化などを聞いてみました。
日本に住む外国人は、日本文化のどのような部分にカルチャーギャップを感じるのでしょうか。
今回インタビューに応じてくれたのは、韓国・ソウル生まれ、ソウル育ちのミンさん。2013年の1月から日本に在住しています。韓国にいるときに趣味で勉強した日本語を活用し、さまざまな日韓交流会で日本人との交友関係を築きました。さらに日本について興味が出てきたころ、長期出張で韓国に滞在していた今の夫と出会い、日本に来ることに。現在はかわいい息子と3人で暮らしています。
日本で「おいしい!」と感動した飲食チェーン店とは?
韓国、日本に限らず世界中のおいしいものに目がないミンさん。そんなミンさんが日本で「おいしい!」と感激した飲食チェーン店があるとのこと。そのお店は?「『リンガーハット』です! 初めて入ったお店は東京都葛飾区にある葛飾新宿店でした」
長崎ちゃんぽん専門店「リンガーハット」は、長崎ちゃんぽん、長崎皿うどんを看板メニューに全国で500店を超える店舗を展開する飲食チェーン店。国産野菜100%にこだわり、リーズナブルな価格で提供する独自メニューが人気です。
「『ちゃんぽん』とは、そもそも韓国語、中国語で『ラーメン』という意味。ラーメンはもちろん韓国にもありますが、見た目は真っ赤で辛い味が主流なんです。『長崎ちゃんぽん』のさっぱりとした塩味のラーメンは衝撃的でしたね! 韓国では食べたことのない味でした」
ハマりすぎて、1カ月に10回通ったことも
すっかり、魚介のうまみとあっさり塩味スープの「長崎ちゃんぽん」のとりこになったミンさん。ハマりすぎて、1カ月に10回通った時期もあるそうです。そんな「長崎ちゃんぽん」の感動を熱く語るミンさんに対して、食べ慣れている夫は、「確かにすごくおいしいけど、そんなに感激するものなんだ」と不思議そうにしていたとのこと。さらに、「母が日本に来たときに食べてもらいました。母は、普段はラーメンのスープはほとんど飲まずに残すのに、『長崎ちゃんぽん』のスープは全部飲み干していました!」と言います。
その後も日本に遊びに来る韓国の友人を「リンガーハット」に連れて行くと、「ちゃんぽん」のスープが白いことにまず驚き、続けてスープが辛くないことに驚き、やっぱりおいしさに驚いて、「このちゃんぽんが好き!」と喜んでくれたそうです。
「家族の誕生日に」最近ハマっている日本食は?
さらに、ミンさんがここ数年ハマっている日本食があるそうです。「最近は、うな重です。うな丼、最強! 自宅周辺には人気のうなぎ屋さんが数軒あるのですが、お気に入りの店があって、家族の誕生日にはそのお店でうな重を食べます。人気店なので、夕ご飯を食べるにも夕方4時くらいに行かないと入れないんですよ」
ここ何年かは家族の誕生日にうな重を食べるのが恒例になっていて、それぞれの誕生日を楽しみにしているとのこと。
「韓国でもうなぎを食べますが、うなぎは生の状態からうま辛ソースを塗って焼き、歯ごたえが強いのが特徴なんです。サンチュに包んでコチュジャンなどを添えて食べます」
韓国では、「サムギョプサル」同様に、焼いたうなぎをサンチュやエゴマの葉に包んで食べるのだそう。韓国式のうなぎの食べ方は、お酒のおつまみとしてもおいしそうですが、ミンさんが言うには、全く別の食材と思えるほど食感が違うのだとか。
「注文してから焼く日本のうなぎは、とにかく柔らかい。初めて食べたお店は、夫が連れて行ってくれて一度で大好きになり、今も気に入って通っているお店です。韓国から遊びに来た家族も連れて行きました。韓国のうなぎが大好きだった母は、日本で食べたうなぎにすっかりほれ込んで、それ以来、日本の食べ方がいい! と言っています」と、またしてもお母さまをもとりこにしてしまったよう。
常に世界中のおいしいものにアンテナを張り巡らせている、ミンさん。今後もおいしい日本食情報を教えてもらいたいです!
(文:福島 ゆき)
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