1億円以上お金がある人がやっている「株価の値動きに振り回されない」投資方法

資産1億円以上を持つマネー賢者たちに、資産運用にまつわる様々なテーマでお話を聞き、知見や体験を語っていただきます。今回は50代で金融資産1億円を達成したミックさん（57歳）に、資産運用のマイルールについてお聞きしました。

資産1億円以上を持つマネー賢者たちに、資産運用にまつわる様々なテーマでお話を聞き、知見や体験を語っていただきます。

今回お話しをお聞きしたのは、金融資産1億6300万円を保有するミックさん（57歳）。50代を過ぎてから投資を始めたというミックさんですが、現在はどのような運用をされているのでしょうか。

今はAI投資に任せた運用がメインに

――ミックさんは今も投資をされていると思いますが、どのような方法で運用されていますか？

ミックさん：投資を始めてからまだ10年くらいしか経っていないのですが、できればロボアド投資やAI投資にすべて任せたいと思っています。最初は、自分で個別株や投資信託を選んで買っていたのですが……。やはり個別株は、結果を出すのが非常に難しいと感じました。

お金を払えば買うのは簡単ですが、売るタイミングは非常に難しいです。いつ売ればいいのか、どれだけ売ればいいのか、といったことばかり考えてしまい……。

コロナのときに、安くなっていた個別株を20銘柄ほどまとめて買ったこともありました。けれど、やっぱり値動きなどが気になってしまい、頭を悩ませることが多くなったのです。あるときふと、“何のためにやっているのだろう”という気持ちになり……。そこで、少しプラスになった個別株は売却し、その資金をすべてAI投資に移しました。今はたまに数字を見るくらいです。

自分はお金を増やすために、できればあまり時間を使いたくありません。株のことばかり考えているのも、精神衛生によくないですよね。その日の株価の値動きで、一喜一憂するのは耐えられないです（笑）。なので、ここ2～3年は、AI投資に任せる方法を取り入れています。

※本記事は、公式YouTubeチャンネル「All About マネー」で連載している『億り人たちに訊く！～匿名で語る億の裏側～』の内容を一部編集してお届けしています。

文：鈴木 さや子（ファイナンシャルプランナー）

2008年にFP2級・AFP、2011年にCFPを取得し、FPとして独立開業。女性の幸せな人生を応援すべく、家計管理や教育費、子どものマネー＆キャリア教育をテーマに、多数のセミナー講演や執筆等で活躍中。
(文:鈴木 さや子（ファイナンシャルプランナー）)