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面接後に「お礼メール」って必要? 合格率が上がると思いきや、逆効果な場合も!?

オールアバウト / 2024年10月3日 21時45分

面接後に「お礼メール」って必要? 合格率が上がると思いきや、逆効果な場合も!?

転職やキャリアに関する悩みや疑問に、ひとつ上を目指す人の転職サイト『type』編集長の三ツ橋りさが回答します。今回は「面接後のお礼メール」について。

転職やキャリアに関する悩みや疑問に、ひとつ上を目指す人の転職サイト『type』編集長の三ツ橋りさが回答します。今回は「面接後のお礼メール」について。

(質問)
面接後にお礼メールって必要? 送った方が合格率は上がるのでしょうか?

(回答)
面接後にお礼メールを送る必要は基本的にありません。また、送ったとしても合格率に影響を与えることは少ないでしょう。感謝の気持ちを伝えるためにお礼メールを送る際には、ビジネスマナーに気を付けることが重要です。

詳しくは以下で解説します。

面接後のお礼メールで合格率が上がる?

企業への意欲は面接で十分にアピールすることが基本です。したがって、面接後にお礼メールを送る必要は基本的にありません。お礼メールがないことで「社会常識がないと思われるのでは」と心配になる人もいるかもしれませんが、企業側がそのように捉えることはほとんどありません。

また、面接の合否は面接直後に出ていることもあるため、お礼メールを出したからといって基本的には合格率に影響は与えず、合否が覆ることはあまりないでしょう。ただ、合否が微妙なとき、同条件の候補者が多数いるときなど限定的な場面では、他の候補者と差別化できる可能性はあります。面接に対する感謝を伝えたい、礼儀正しさや熱意を伝えたい場合は、お礼メールを送ってみてもいいと思います。

メール内容によっては悪い印象につながる場合も……!?

お礼メールを送る場合、メールでのビジネスマナーも見られます。誤字脱字やマナーに欠けている、あからさまに媚を売るような文書はかえって悪い印象につながってしまう恐れもあります。作成する場合は以下の点に注意しましょう。

・面接当日に送る(遅い時間になる場合は翌日午前中が無難)
・件名に用件、名前を明記する(例:採用面接のお礼|名前)
・敬称、敬語の用法など日本語に気を付ける
・定型文ではなくそのときの気持ちを込める
・誤字脱字やレイアウトのズレがないか確認する

お礼メールは、ただ送付するのではなく、「面接の時間を作ってくれたお礼」「面接を受けて、改めて魅力的に感じたこと」「面接後に感じた強い志望理由」などを分かりやすく、簡潔に伝えることが重要です。抽象的な内容よりも、どの部分に対してどのように感じたのかといった具体的な内容を挙げるとより伝わりやすくなります。

第一志望なら嘆願書をイメージして作成してみて

もし第一志望の企業なら、嘆願書のイメージで第一志望であることを記載し、面接でうまく伝わらなかった可能性のある重要事項があれば盛り込むといいでしょう。面接官の話から新たに知ったことや、訪問したのであれば社内の様子などを踏まえるとベター。なお、この場合、第一志望と伝えている以上、大きな条件の差異がない限りは内定をもらったら承諾することが前提です。

お礼メールで合否を覆すほど大きく印象を変えることはできませんが、企業が合否を決めかねている場合、最後の一押しになる可能性はゼロではありません。企業側に礼儀正しい人柄を印象づけ、感謝を伝えるという意味も込めて活用することを検討してみてください。

 この記事の筆者:三ツ橋 りさ
2006年4月、株式会社キャリアデザインセンターに入社。転職情報誌『Womantype』の編集を経て、転職サイト『女の転職@type(現・女の転職type)』のUI/UX改善やサイトリニューアルなどに従事。2013年4月~2015年12月まで『女の転職@type(現・女の転職type)』の編集長に就任。産育休を経て2016年11月より転職サイト『@type(現・type)』の編集長として復職。2019年10月より2度目の産育休を取得し、2021年5月に復職。2021年6月から『type』編集長に就任し現在に至る。
(文:三ツ橋 りさ)

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