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“ポテサラ”は登録商標で使えない!? 元々はロシア料理だった?【10月10日はポテトサラダの日】

オールアバウト / 2024年10月10日 13時10分

“ポテサラ”は登録商標で使えない!? 元々はロシア料理だった?【10月10日はポテトサラダの日】

10月10日はポテトサラダの日! 今回はポテサラは登録商標であること、元々はロシア料理であることなど、ポテトサラダの豆知識をご紹介します。

10月10日はポテトサラダの日!

日付は北海道産じゃがいもの収穫時期が10月であること、また材料のニンジン、ジャガイモ、きゅうり、タマネギを横に並べると1010に見えること、PoTaToの「TaTo」が「1010」をイメージできることなどにちなんで、キユーピー株式会社の関連会社であるデリア食品によって制定されました。

今回は“ポテサラ”が実は登録商標であること、元々はロシア料理であることなど、ポテトサラダの豆知識をご紹介します。

ポテトサラダは元々ロシア料理だった!

ポテトサラダの起源は諸説ありますが、19世紀のロシア・モスクワ発祥というのが有力な説だとされています。

モスクワのレストラン「エルミタージュ」のシェフだったリュシアン・オリヴィエさんが、ポテトサラダの原型となる「オリヴィエ・サラダ」を考案しました。

さいの目切りにしたジャガイモと鶏むね肉やピクルスをマヨネーズであえたもので、現在ではロシアの代表的なサラダです。欧米では「ロシア風サラダ」とも呼ばれています。

実は、ロシアのマヨネーズ消費量は世界一。1年間に1人あたり約6.4kgと日本の約4倍で、ポテトサラダ発祥の地にふさわしい「マヨラー大国」です。

ロシアから世界各国に広がり、ビネガーを効かせるアメリカ風ポテトサラダや、魚卵を入れるギリシャやトルコのタラモサラタなど、国ごとに独自のメニューとして発展していったとされています。

ポテサラは登録商標で使えない!?

ポテトサラダを略してポテサラと呼ぶ人も多いと思いますが、実は登録商標だというのをご存じでしょうか。

権利を持っているのは「手作り風 ポテサラ」などを販売しているケンコーマヨネーズ株式会社。他社は「ポテサラ」を使うことができません。

ただ、登録商標は同ジャンルの商品を発売するときに有効なので、一般的に使うのは問題ありません。気を付ける必要があるのはNHKのアナウンサーくらいでしょうか。

ちなみに「ポテチ」も湖池屋の登録商標で、カルビーなど他社は使えないようになっています。

ポテトサラダ用に開発された品種がある

ポテトサラダに適したジャガイモとして開発されたのは、「さやか」と呼ばれる品種。北海道農業試験場で誕生し、1998年に品種登録されました。

皮がむきやすく、むいた後も変色しづらいため見た目も良し。口当たりが滑らかでさっぱりとした味わいがポテトサラダに最適とされています。

ただ、加工食品用の品種のため、流通量が少ないのが難点。スーパーなどで見かけた方は、ぜひポテトサラダにしてみては。

食卓や居酒屋の定番メニューとして人気のポテトサラダ。この機会に食べてみてはいかがでしょうか。

この記事の筆者:石川 カズキ
1984年沖縄県生まれ。筑波大学人間学類卒業後、会社員を経て芸人・作家・コピーライターに。エレキコミック・ラーメンズを輩出した芸能事務所トゥインクル・コーポレーション所属。第60回宣伝会議賞コピーゴールド受賞、LOFT公式YouTubeチャンネル「コントするイシカワくん」シリーズのコント台本・出演、KNBラジオCMコンテスト2020・2023協賛社賞受賞など。お仕事があればお気軽にご連絡ください。AIから仕事を奪うのが目標です。
(文:石川 カズキ)

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