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『海のはじまり』だけじゃない! 話題作に引っ張りだこの「池松壮亮」、人気の秘密を徹底解説!

オールアバウト / 2024年10月10日 20時40分

『海のはじまり』だけじゃない! 話題作に引っ張りだこの「池松壮亮」、人気の秘密を徹底解説!

『海のはじまり』『ぼくのお日さま』『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』と話題作に立て続けに出演している池松壮亮さん。今回は、池松さんのこれまでの仕事を振り返りつつ、俳優としての魅力に迫っていきます。(サムネイル画像出典:『本心』公式Xより)

2024年、さまざまな話題作に出演して注目を集めている俳優が池松壮亮さん。ここ最近の出演作を挙げても、ドラマ『海のはじまり』(フジテレビ系)をはじめ、映画『ぼくのお日さま』や『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』に参加。さらに、2026年に放送予定となる大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK総合)で、主要キャストである豊臣秀吉役を担当することが発表されました。

若い視聴者の中には、『海のはじまり』の津野晴明役や、『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』の冬村かえで役にて池松さんを知り、その演技力の高さに魅了された人もいると思います。

そこで、俳優として常に話題を集め続ける池松さんについて、この記事ではこれまでの仕事を振り返り、その魅力を紹介。今後注目すべき俳優である「池松壮亮」について、人気の秘密に迫っていきたいと思います。

過去にはトム・クルーズ主演のハリウッド映画にも出演

まず、池松さんのプロフィールからおさらいしていきましょう。

1990年7月9日生まれの池松さんは、2001年に劇団四季のミュージカル『ライオンキング』で俳優デビューします。子役として活動を開始すると、2003年にはトム・クルーズ主演のハリウッド映画『ラスト サムライ』 で重要な役の少年・飛源を演じて一躍有名に。さらに、映画『鉄人28号』で主人公・金田正太郎役に抜てきされ、いわゆる天才子役として知名度を獲得していきます。

その後は、演技派として頭角を現しはじめ、2014年には『愛の渦』『紙の月』『ぼくたちの家族』など8作品に出演し、「第38回日本アカデミー賞」で新人俳優賞を受賞。映画だけでなくドラマでも人気で、『宮本から君へ』(テレビ東京系)、『オリバーな犬、 (Gosh!!) このヤロウ』(NHK総合)、『季節のない街』(ディズニープラス)といった、個性的な作品で主演を担当し、高い評価を受けています。

“天才俳優”池松壮亮の演技を堪能できる名作3選

子役時代から話題作に出演し続け、天才俳優としての才能を見せてきた池松さん。そんな池松さんの才能を感じられる作品を、独断と偏見で三つ紹介します。

まず一つ目は、2014年に公開された『紙の月』です。宮沢りえさんが主人公・梅澤梨花を演じた作品で、池松さんは梨花と不倫する年下の大学生・平林光太を担当しました。

光太は何を考えているのか分からない不思議な雰囲気を醸し出し、独特な色気で梨花を誘惑。いつの間にか、光太との不倫関係に溺れた梨花が巨額の横領事件を起こすことになります。

何ともいえない色気を持つ光太は、池松さんのビジュアルともマッチしてハマり役に。年下の大学生としてさまざまな顔を見せる光太の演じ方が素晴らしく、梨花が闇に引き込まれてしまうのも納得できるような魅力を表現しています。

さらに、2018年に放送されたドラマ『宮本から君へ』では主演を担当。ヒロインが蒼井優さんという間違いない作品で、2019年には映画版も公開。双方で池松さんは主人公・宮本浩を演じています。

同作は新井英樹さんの漫画が原作で、宮本は漫画の主役らしい無器用ながら実直で真面目な破天荒キャラクター。蒼井さん演じる年上の恋人・中野靖子と交際し、王道のラブストーリーのような展開で物語は進みます。

しかし、途中からは衝撃的な性暴力なども起き、作品は大どんでん返しを繰り返す構成に。実写化が難しいと言われたすさまじいテンションの宮本を、池松さんはアクションシーンも体当たりで見事に演じています。

そして、最後は2023年に公開され大ヒットした『シン・仮面ライダー』。多くの人が見たであろう映画ですが、池松さんは主人公「本郷猛/仮面ライダー」を担当しました。圧倒的な知名度を持つ作品のリメイクで、しかも鬼才である庵野秀明監督作品という、信じられないようなプレッシャーがかかる映画で、池松さんは見事に座長として活躍します。

説明不要かもしれないですが、この作品では過去の『仮面ライダー』よりも幸福、善悪、暴力といったさまざまな心のゆらぎへの問題定義が行われました。また、庵野監督の撮影方法が特殊で、池松さんをはじめとした俳優陣は何度もリテイクを繰り返したとされています。

本郷猛を演じる際は常に葛藤している演技を見せ、仮面ライダーになると制御できない暴力性が出る……そんな難しい役は、池松さんでしか実現不可能だったのではないでしょうか?

池松壮亮にハズレなし!? 2024年も名作連発

そんな池松さんですが、2024年の作品がどれも当たり役です。まず、『海のはじまり』で演じた津野ですが、賛否両論を受けながら物語の重要なキャラクターとしてドラマを盛り上げました。

ドラマを見ていない人へ簡単に津野を説明すると、目黒蓮さん演じる主人公・月岡夏の子どもを別れた後に内緒で産んだ、南雲水季(古川琴音)に片思いしていた職場の同僚。しかも、ドラマ本編では水季は亡くなっていて、最後まで恋が成就することはありませんでした。そんな設定なので、ドラマの中では夏に複雑な感情を抱き、意地悪なセリフも多いキャラクターです。

8月26日に放送された特別編『恋のおしまい』では、水季と共に主役を務めることに。水季との淡い恋が描かれ、切ない恋心に揺れる2人を古川さんと見事に表現しました。このトリッキーな役である津野を、池松さんが抜群の演技力で見せたことで、ドラマはまとまりを見せました。

そして、2024年9月13日から公開した映画『ぼくのお日さま』も傑作です。池松さんの主演映画で、元フィギュアスケート選手の荒川を担当。まだ公開している作品なのでネタバレは避けますが、荒川を中心としてフィギュアスケートを学ぶ少女・さくら、吃音をもつ少年・タクヤの関係が描かれます。

3人の儚くも尊い関係性が切なく、涙なくしては見られない映画として人気に。さまざまな事情を抱えながら、フィギュアスケートを通じて描かれる少年・少女の恋の物語が美しい風景と共に映し出される作品です。

池松さん演じる荒川は、温かくやさしいまなざしでさくらとタクヤを見守ります。荒川自身の過去にもさまざまな事情があるのですが、池松さんのころころと変わる表情が見どころです。

かと思えば、こちらも絶賛公開中の映画『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』では、残虐過ぎる殺し屋・冬村かえでをハードに熱演。『ベイビーわるきゅーれ』シリーズは、女子高生殺し屋コンビの杉本ちさと(髙石あかり)と深川まひろ(伊澤彩織)のゆるゆる脱力系な日常と、キレキレなハードアクションが注目を浴びている作品です。

スタントパフォーマーとして世界的に有名な伊澤さんのアクションが話題になっていますが、今回の池松さんの冬村もすさまじいもの。これまで、さまざまなアクション作品で、見事なパフォーマンスを見せてきた池松さんらしく、サイコパスで攻撃的な性格の冬村はピッタリです。シリーズ最大のライバルとして君臨し、荒川を演じていた俳優とは思えない、血みどろの演技で観客を興奮させます。

2023年には独立も……今後の活躍にさらなる期待

今年だけでも、『海のはじまり』『ぼくのお日さま』『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』と、とにかく話題作に出演している池松さん。しかも、それぞれで主要キャラクターを演じ存在感を見せつけています。

天才子役と言われ、これまで数多くの名作に参加した池松さんも2024年7月で34歳。2023年8月末日には、長く所属したホリプロを退社し独立しているだけに、今後の活動にもますます注目が集まります。まずは、2024年11月8日から公開する主演映画『本心』で、どんな演技を見せてくれるのか期待しましょう。

この記事の筆者:ゆるま 小林
長年にわたってテレビ局でバラエティ番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。
(文:ゆるま 小林)

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