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Googleの最新スマートウォッチ「Pixel Watch 3」をレビュー。画面の見やすさ&電池持ちのよさを実感!

オールアバウト / 2024年10月18日 21時15分

Googleの最新スマートウォッチ「Pixel Watch 3」をレビュー。画面の見やすさ&電池持ちのよさを実感!

Apple Watchの対抗馬として注目を集める、Googleのスマートウォッチ「Pixel Watch 3」。3世代目となって電池持ちや健康・運動管理機能、Pixelスマートフォンとの連携も強化されました。

「Pixel Watch 3」は2モデル展開で登場、価格は5万2800円から

「Pixel Watch」はGoogleが独自に開発しているスマートウォッチシリーズ。世界で最も売れているスマートウォッチといえば「Apple Watch」ですが、こちらはiPhoneとしかペアリングできません。

「Pixel Watch」はAndroidスマートフォンで使えて、しかもAndroidの提供元であるGoogleのスマートウォッチということで注目されています。

「Pixel Watch 3」はその名の通り、Pixel Watchシリーズの3世代目に当たります。従来の直径41mmモデルに加えて、ひと周り大きい45mmモデルもラインアップに加わりました。

価格は41mmモデルが5万2800円から、45mmモデルが5万9800円から。Googleストアのほか、単独で通話・通信できる4G LTE対応のセルラーモデルは、ドコモ・KDDI(au)・ソフトバンクからも販売されています。カラーは41mmモデルは4色から、45mmモデルは3色から選べます。
左が45mmモデル(Matte Blackアルミケース/Obsidianアクティブバンド)、右が41mmモデル(Polished Silverアルミケース/Rose Quartzアクティブバンド)

「Pixel Watch 3」でできること

Pixel Watch 3でできることを簡単にまとめると、以下の6つが挙げられます。

1. TPOにあわせてウォッチフェイスが変更できる
2. スマートフォンからの通知を受け取れるだけでなく、通話や返信もできる
3. スマートフォンを出さなくても、いろいろなアプリをスマホと連携して使える
4. スマートフォンを出さなくても、電子決済やタッチ決済ができる
5. 歩数や睡眠、ストレスなど日々の活動を記録して健康管理に役立てられる
6. ランニング、サイクリングなどさまざまな運動に活用できる
スマホと同じアプリストアからウォッチフェイスやアプリをダウンロードできるのも、Pixel Watchの強みです
これらはスマートウォッチに共通する特徴ですが、日本で入手できるモデルの中で1~6のすべてを満たせるのは、実は数えるほどしかありません。

例えばセルラーモデル(単独で通話・通信が可能なモデル)を展開しているスマートウォッチは、Pixel Watchのほか、Apple Watch、Galaxy Watchなどごく一部に限られます。電子決済、なかでもSuicaが使えるスマートウォッチもごくわずかです。

さらにGoogleの傘下にはスマートトラッカーの老舗ブランドである「Fitbit」があります。定評のあるFitbitの運動管理・健康管理サービスを利用できるのも、ほかにはないPixel Watchの特徴です。
Fitbitのサービスも利用できます。有料の「Fitbit Premium」では、さらに詳細なデータや分析、サポートが受けられます
睡眠データの解析も詳細。継続して記録すると自分の睡眠のタイプや改善ポイントが分かるようになっています

「Pixel Watch 3」は何が進化した?

Pixel Watch 3は前モデルのPixel Watch 2と比べてどこが変わったのでしょうか。

ディスプレイ表示

Pixel Watch 3で45mmモデルが加わったのは先ほども紹介した通りですが、実は前モデルと同じ41mmモデルも進化を遂げています。ディスプレイ周囲のベゼルが細くなり、表示領域が広がったほか、明るさを示す輝度もアップ。太陽光の下でもより見やすいディスプレイとなりました。
左がPixel Watch 3、右がPixel Watch 2。同じように地図を表示しても、ベゼルの幅が違うことなどから表示範囲が異なって見えます

省電力性能

睡眠を検出すると省電力な「おやすみ時間モード」に自動で切り替わるなど、省電力性能もアップ。スペック上は前モデルと同じ「常に表示状態のディスプレイで24時間使用可能」ですが、実際に使ってみるとPixel Watch 3はかなり電池持ちがよくなっていると感じます。
「おやすみ時間モード」は自動でオンに設定されていますが、手動に切り替えることもできます
特に45mmモデルは、搭載バッテリーが前モデル比で35%も大きいこともあり、運動をしない日常での使用なら1日半は余裕で使える印象です。スペック上も「バッテリーセーバーモードで最長36時間使用可能」となっています。
バッテリーセーバーをオンにしておくと、電池残量が少なくなったとき、自動的に常時表示をオフにするなど電池を節約してくれます
充電時間も20%速くなり、41mmモデルは約24分、45mmモデルは約28分で50%まで充電できるようになりました。100%までにかかる時間は、41mmモデルが約1時間、45mmモデルが約1時間20分です。
充電ケーブルは前モデルと共通ですが、充電速度が速くなったおかげで、入浴時間などの短い隙間を使って充電ができます

運動管理機能

運動管理機能も増えています。特にランニングに関する機能がアップデートされ、ランニング時の心拍数測定精度が向上しました。

また、距離や時間、ペースなどの目標を設定すると、それに応じたランニングをサポートしてくれる機能も追加されています。マラソン大会などの目標に向かってペースアップしたいときや、ルーティンのコースでスキルアップしたいときなどに便利に使えるでしょう。
長期で記録すれば、タイムやペース、さらにはランニングフォームについても、さまざまなアドバイスをチェックできるようになります
運動には休息も必要なので、アクティビティ・睡眠・心拍変動といったデータから、毎朝「今日のエナジー」がチェックできるようになっています。

エナジースコアが低ければ「今日は運動をやめてゆっくり休んだほうがいい」ということ。自身で感じる体調の良しあしと必ずしも一致するものではありませんが、体調管理の一つの指標として活用できそうです。
Pixel Watch 3を着けて眠ると、毎朝「今日のエナジー」のスコアをチェックできます

Google製品との連携

Googleのスマートフォン「Google Pixel」シリーズや、Googleが販売するスマートホーム製品との連携も強化されました。Pixel Watch 3からGoogle Pixelのカメラアプリを操作できるようになったり、Pixel Watch 3のレコーダーで録音した音声を、Google Pixelで文字起こしできるようになったりしています。
Pixel Watch 3のマイクを使った録音も可能。録音データはGoogleアカウントと連携してバックアップできます
さらにマスクをしていたり手袋をしていたりして、Google Pixelで顔認証や指紋認証が使えないときも、Pixel Watch 3を身に着けていればロック解除が可能に。またGoogle TVや、Google Homeにひもづくスマート家電、固定カメラなどをPixel Watch 3からコントロールできる機能も搭載されました。
「Google Pixel 7 Pro」以降のProシリーズでは、Pixel Watch 3とUWB(Ultra Wide Band)を使用した素早いロック解除が可能。その他の機種ではBluetoothでの連携になります

Pixel Watchの選び方

3世代目ということもあって、基本性能も機能も充実したPixel Watch 3。特にウイークポイントだった電池持ちが改善されたことで、いよいよApple Watchの対抗馬として頼もしい存在になってきたように思います。

Apple WatchとiPhoneの組み合わせと同様に、Google Pixelと連携してできることが増えているので、Google Pixelを使っている人には特におすすめです。

Googleストアでは「Pixel Watch 2」も引き続き販売されていますので、まずは手軽に試してみたいという人は、安価な前モデルを選択するのもよいでしょう。

あとは腕に着けたときのバランスや、文字の見やすさなどで選ぶことになると思いますが、Pixel Watch 3ではオフラインマップ機能も使用できるようになっています。地図などをよく使う人にはPixel Watch 3の45mmモデルのほうが、画面表示が見やすくてよいかもしれません。

※価格はすべて税込です
(文:太田 百合子(携帯電話・スマートフォンガイド))

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