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公的年金の不足を働いて稼ぐには?

オールアバウト / 2024年10月27日 18時30分

公的年金の不足を働いて稼ぐには?

老後の生活費として頼りにしている公的年金ですが、年金だけでは十分な生活が難しいと感じる人も多いでしょう。年金の不足を補うには働くことが有効です。今回は、「シニアの仕事選びのポイント」について解説していきます。

老後の生活費として頼りにしている公的年金ですが、年金だけでは十分な生活が難しいと感じる人も多いでしょう。最近では、高齢者を積極的に雇用する企業も増えてきており「65歳で定年したら引退」という考え方が大きく変わりつつあります。

今回は、年金の不足を働いて補う際の「シニアの仕事選びのポイント」について、解説していきます。

ポイント1:自分のペースで無理なく働ける仕事を選ぶ

高齢者が仕事を選ぶ際に最も重要なのは、自分の体力や生活リズムに合わせて働けることです。若い頃のように長時間労働や過度な負担を感じる仕事は避け、自分のペースで無理なく続けられる仕事を選ぶことが大切です。

例えば以下のような働き方があります。

●短時間勤務や週に数日のシフト制を選ぶ
高齢者向けの雇用では、フルタイムではなく短時間勤務や、週に数日だけ働ける仕事が多くあります。体に無理がかからない程度の時間、日数で長く働きましょう。

●軽作業やデスクワークを選ぶ
立ち仕事や重い荷物を持つ作業は避け、座ってできるデスクワークや、体力をあまり使わない軽作業を選ぶと、無理なく働き続けられます。

ポイント2:自分の経験やスキルを生かせる仕事を探す

定年後に新しい仕事を始める際、これまでの経験やスキルを生かせる仕事を選ぶことで、スムーズに働き始めることができます。自分が長年培ってきた知識や技術を生かす仕事なら、よりやりがいを感じながら働くことができるでしょう。

自分の経験やスキルを生かすためには、次のようなことが考えられます。

●自分の経験や資格をアピールする
自分の経験や資格をアピールしましょう。例えば、事務職や管理職経験がある場合、具体的にどんな業務をしてきたのか、得意なことはどんなことなのか、持っている資格などを事前にまとめておいて採用担当者に伝えましょう。

●指導者やアドバイザーとして独立する
長年の経験を生かし、若い世代を指導する仕事もおすすめです。場合によっては、シニア向けの講師や技術指導、アドバイザーとしての仕事で独立を考えてもよいかもしれません。今までの人脈を生かして、トライしてみましょう。

ポイント3:高齢者を積極的に雇用している企業を探す

最近では、高齢者を積極的に雇用する企業が増えてきています。これらの企業は、高齢者の体力や生活スタイルに配慮した勤務形態を提供しており、安心して働ける環境が整っています。

高齢者を積極的に雇用している企業を探す際は、次のような場を活用するといいかもしれません。

●シルバー人材センターを活用する
シルバー人材センターは、地域の高齢者向けに仕事を紹介する機関で、軽作業や事務作業、講師などさまざまな仕事が見つかります。体力に応じた働き方ができるので、安心して働けます。

●ハローワークを活用する
高齢者専用の求人情報を提供する窓口があります。短時間勤務や柔軟なシフト制の求人の取り扱いが多く、自分に合った仕事を探すことができます。

ポイント4:自分の興味や趣味に関連する仕事を選ぶ

老後に働くのであれば、仕事そのものを楽しむことが重要です。興味や趣味に関連する分野で働くことで、好奇心、やる気が刺激され充実感を得ることができるでしょう。

例えば、趣味でガーデニングをしているなら、植物園や園芸店での仕事、料理が好きならレストランやカフェの軽作業など、自分が好きなこと、興味のあることに関連した仕事を探してみましょう。

文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)

3匹の保護猫と暮らすファイナンシャルプランナー。会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方、心豊かに暮らすための情報を発信しています。
(文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー))

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