史上最強のスーッと感!「フリスク」が20年ぶりにフルリニューアルして、何が変わった?【全品紹介】
オールアバウト / 2024年10月24日 20時15分
2024年8月にクラシエのミント錠菓「フリスク」が、20年ぶりにフルリニューアルしました。このタイミングでのリニューアルの理由と、新しいフリスクについてご紹介します。
お口の中を「スーッ」とさせて30年!
クラシエの「フリスク」が、2024年8月に20年ぶりのフルリニューアルを行いました。フリスクは、オランダのペルフェッティ・ヴァン・メレ社が世界展開するミントタブレットです。1986年にベルギーの薬局で販売開始され、日本では1994年に全国発売が開始されました。スタイリッシュな容器もあいまって瞬く間に大人気となり、当時は類似商品が多数発売されたものでした。
2012年には、日本初のビッグタブレットとなる「フリスクネオ」が発売されるなど、日本のミントタブレットのパイオニア的存在です。
そのフリスクが2024年夏、「ミントタブレットに対する消費者の4大ニーズ」(※)である、「リフレッシュメント」「息キレイ」「眠気スッキリ」「味を楽しむ」に対応するため、全商品同時のフルリニューアルが行われました。
※ペルフェッティ・ヴァン・メレ社調べ
さっそくニーズごとに、リニューアルされたフリスクを紹介します。
「リフレッシュメント」のための3品
まずは、「リフレッシュメント」(気分転換・集中)のための3品です。今回のリニューアルでは、「ペパーミント」「クリスタルミント」「ミントベリー」のフレーバーがラインアップされています。ケースは今までのプラスチックからメタルになり、サイズも大きくなっています。粒の大きさも従来品の約3倍になり、粒が大きい分、爽快感が長続きするようになりました。
フリスクのキャッチフレーズ、「SHARPENS YOU UP」(あなたをシャープに)を一番引き継いだ商品だと思います。
「息キレイ」と「眠気スッキリ」のための3品
続いて「息キレイ」のニーズ。手軽に口の中をリフレッシュし、息をキレイにする「クリーンブレス」シリーズが2017年から発売されていますが、こちらも今回リニューアルされ、タブレットの舌触りが旧製品より滑らかになりました。
フレーバーは従来通りの「フレッシュミント」と「ストロングミント」の2品で、緑茶抽出物も引き続き配合されています。現在では、キレイな息が60分間続くとアピールされていますが、2017年の発売時には半分の30分間でした(2022年のリニューアル時に60分へと延びました)。
3つ目のニーズは「眠気スッキリ」。従来製品でもそれなりに効果はありましたが、今回のリニューアルで「エクストリームブラック」という、眠気覚ましに特化した商品が発売されました。
フリスク史上最強の刺激かつ、カフェイン配合で眠気がスッキリするそうです。確かに1粒食べてみると、ミントの刺激はリフレッシュメント向け3品よりも強めでした。
筆者がミントタブレットに興味を持ったのは30年ほど前、仕事中の眠気覚ましのために購入したことがきっかけです。当時にこの「エクストリームブラック」が販売されていたら、愛用していたのではないかと思います。
「味を楽しむ」ための3品
最後は、「味を楽しむ」ニーズです。口寂しいとき、小腹を満たしたいとき、リラックスしたいときのニーズを満たすために、「フルーティフレッシュ」シリーズが発売されました。フレーバーはグレープ、レモン、マスカットの3品です。
この商品は、今まで期間限定で多くのフレーバーが販売されていた「フリスクネオ」の後継品に当たり、ミントの刺激よりもフルーツの味わいを楽しめるようになっています。
パッケージデザインは「フリスクネオ」の黒色主体のカラーリングから、フルーツの色を主体としたカラーリングに変わっています。
「フリスクネオ」での人気フレーバーが引き継がれて、「フルーティフレッシュ」として発売されましたので、今後は「フリスクネオ」のように、さまざまなフレーバーが期間限定で発売されるのではないかと期待しています。
なぜこのタイミングでフルリニューアル?
以上、フリスクのリニューアル全商品について紹介いたしました。ミントタブレットというと、口中清涼や息をキレイにするなど、対人エチケットのために摂取することが多いのではないかと思います。ところが、コロナ禍による出勤制限やマスク着用などで売り上げが激減し、2020~22年の売り上げは2019年と比べ4割ほど売上が減少。
2022年11月に行動制限が緩和され、再び対面でのコミュニケーションが増えたことにより、フリスクの2023年1~3月の売り上げは前年比105%増、売上目標に対し110%に達したそうです。ライバルのアサヒグループ食品「ミンティア」も同様の状況で、2023年1~3月の売り上げは累計前年比122%となったとのこと。
このタイミングを逃さずにより売り上げを伸ばすため、フリスクはミントタブレットの目的(4大ニーズ)を明確化した9品でフルリニューアルを行い、ライバルのミンティアに対し攻勢をかけているのだろうと筆者は考えます。
また、ペルフェッティ・ヴァン・メレ社のWebサイトを見ると、フリスクはインターナショナル(世界的)ブランドではなく、ドメスティック(地域限定)ブランドに分類され、ブランド紹介ページのリンク先は日本のフリスクFacebookになっています(現在はリンク切れ)。
それだけ日本で人気のブランドなのであれば、メーカー側が注力するのも当然のこと。2024年5月に、ダイドードリンコから炭酸飲料「フリスク スパークリング」が発売されたのも、清涼感を感じるブランドとして認知度が高いからではないでしょうか。
アフターコロナのライフスタイルや個々のニーズに合わせて、これからも新しいフリスクを楽しんでいきましょう。
<参考>
ミンティア、フリスクが売上急増。「脱マスク」も後押し、完全回復のカギは「新しい価値」の提案(2023年5月11日付記事)
久須美 雅士プロフィール
子どもの頃に食べた「懐かしのあの味」から現代のコンビニ商品まで、幅広く実食しているコレクター。約2万1000本のジュース缶を所蔵する清涼飲料史研究家。(文:久須美 雅士(コンビニグルメガイド))
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