外国人にとって、日本旅行はもはや「激安」なのか。アメリカ人女性が絶対行きたいチェーン店とは
オールアバウト / 2024年11月10日 20時15分
バングラデシュ系アメリカ人のインフルエンサー、アクター・シャラニカさんは、日本大好きで日本への旅行を控えています。そんな彼女が日本で絶対に行きたいお店、買いたい物とはなんでしょう?
関西外国語大学への留学も果たし、バングラデシュ系アメリカ人で、ニューヨーク在住のインフルエンサー、アクター・シャラニカさん。今回は日本で買いたい物、また円安の影響についても話をうかがいました。
日本での買い物の楽しみは?
——これから日本旅行を控えているシャラニカさん。アニメ好きとして、日本に来たらアニメグッズのお店は欠かせないですか?「もちろん行きます。でもあまりたくさんの物は買いません。というのも私の家はジャパンディスタイルで、ミニマリスト寄りだからです。ジャパンディというのは、物をあまり持たず、木など自然の素材を多用して落ち着きのあるインテリアのスタイルです。
私もそれにこだわっているのですが、『カードキャプターさくら』のグッズだけは自分に買うのを許しています。カレンダーとか、枕カバーとか、かわいくて実用的な物が好みです。『カードキャプターさくら』がアニメの中で一番好きなんです」
——InstagramやTikTokではやっている動画で「日本旅行へのパッキング」というテーマがあります。空のスーツケースに現金だけ入れて、パッキング完了! 日本でスーツケースがいっぱいになるまで買い物をするぞ! という購買威力の表れですが、日本で買いたい物はありますか?
「ええ! その動画は見たことあります。私は違うかな。空のスーツケースは持っていかないつもりです。なぜなら日本で新しい物を買うから!(笑) 欲しい物がたくさんあります。お買い物リストをちょっと読み上げますね。
まずは無印良品の商品をたくさん。ニューヨークにもお店はありますが、品ぞろえが違います。ベッド周りのリネン、ブランケット、ティーカップ……、あとは柔らかいローションティッシュや『めぐりズム』などの日用品。私にとっての必需品なのでストックとして買い置きしたいです。
あとは猫に関する商品。日本では猫が神様のように扱われていて、猫用のお菓子が安く充実しています。チュールは絶対に買う予定です。ニューヨークだと1本1ドルぐらいしますから」
——無印良品やドラッグストアで買える便利な商品はSNSでも大人気ですよね。消耗品である日用品を買って帰るのは頻繁に行き来できる日本ヘビーユーザーならではという気がします。それ以外にもシャラニカさんが最も行きたい場所、それは……。
「絶対にダイソーです!!」
——今やアメリカ国内に120店舗以上を構えるダイソーですが、アメリカ東部に初めて店舗ができたのは2019年です。
「昔はアメリカにダイソーがありませんでした。だから日本のダイソーで買った商品をわざわざアメリカへ送っていました。今は店舗ができましたが、行く度に毎回100ドル以上使ってしまいます。そのおかげで今はダイソー公式インフルエンサーをさせてもらっています」
アメリカ人から見ると日本旅行は安い?
——海外から来る人にとっては、円安によって日本旅行のコストが下がっています。この記事を執筆中の10月時点で1ドル=150.29円。2011年頃には1ドル75円台だったことに鑑みると約2倍の差です。また海外と比較して物価の上がり方が緩やかなこともあり、外国人が驚くようなコスパになっているのだとか。実際に旅行してみて、どのように感じますか?「正直にお話しして、日本旅行の価格の安さはちょっとびっくりするぐらいです。前回の滞在では六本木のホテルに1泊100ドル(約1万4100円)以下で泊まりました。2015年に留学していた時は、ホテル滞在は高すぎて手が出なかったのを覚えています。この9年でも確かに大きな差があるようです。
去年京都の旅館に泊まったときは、2人で80ドル(約1万1280円)、なんと朝ご飯付きでした。他にも120ドル(約1万6920円)で朝晩食事付きの宿にも滞在しましたが、どこも信じられないぐらいの価格です。レートだけを考慮すれば、体感で40%ぐらい安くなっている気がします。
買い物を楽しめるだけでなく、友人の結婚式に気軽に参加できることはとてもうれしいです。一方で、日本の友人が相対的にみて、経済的な余裕を持ちにくい状況はとても気の毒に思っています。この状況が早めに解決されることを心から願っています。日本の人たちにも海外旅行を楽しんでもらいたいです。
この記事の筆者:Gena プロフィール
ドイツ在住3年目のライター、ボディポジティブモデル。個人ブログをきっかけに執筆活動を開始し、現在はヨーロッパのモデル事務所に所属しながら、「ヨガジャーナルオンライン」にてエッセイを連載中。学生時代にはアメリカ・ニューヨークにも留学経験あり。日本と欧米における視点の違いに関する情報を発信する。
(文:Gena)
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