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うっかり吸いがち、でも実はNG! 掃除機で吸うと故障の原因になるものって? 【家電のプロが解説】

オールアバウト / 2024年11月10日 21時20分

うっかり吸いがち、でも実はNG! 掃除機で吸うと故障の原因になるものって? 【家電のプロが解説】

掃除機を使っていると、ついつい床のゴミをなんでも吸いがち。でも、中には吸わないほうが良いゴミもあるのはご存じでしょうか。「All About」ガイドのコヤマタカヒロが解説します。

部屋を清潔に保つのに役立つ掃除機。ついつい床中のゴミを吸ってしまうという人もいるかもしれませんが、中には掃除機で吸ってはいけないゴミもあるのはご存じでしょうか。

「All About」ガイドで、企業の製品開発のお手伝いやPR支援なども行うコヤマタカヒロが解説します。

(今回の質問)
うっかり吸いがちだけど、実は掃除機の故障の原因になるものってありますか?

(回答)
濡れたゴミや大きなゴミは故障の原因になるので気を付けましょう。

どういうことなのか、以下で詳しく解説します。

故障やニオイの原因にも

部屋を掃除するとき、床に落ちているゴミは何でも掃除機で吸ってしまいがち。しかし、中には吸ってはいけないゴミがあります。

例えば、パナソニックの掃除機のマニュアルには、次のようなものは吸わせないでください、と記載されています。

・除湿剤
・大量の粉(消火器の粉など)
・水や液体・ペットなどの排泄物が付着したもの
・ガラス、ビン、針、つまようじ
・長いヒモ
・湿ったもの
・カーペットのフリンジ
・吸い込み口に詰まりやすいもの(ストッキングなど)

除湿剤などは、ダストボックスの中で膨らんだり、詰まる場合があります。また、水分は少しの量でもフィルターにダメージを与えたり、紙パックなどを破くこともあります。さらには、掃除機自体の臭いの原因にもなってしまうのです。

また、大きなゴミや詰まりやすいゴミを吸うと、掃除機のモーターに負荷を掛けることになります。掃除機の多くには保護装置が内蔵されており、モーターが高温になったり、負荷がかかると自動停止することも。この場合、詰まったゴミを除去した後、モーターやバッテリーの温度が下がれば再び使えますが、これを繰り返しているとダメージが蓄積されてしまいます。加えて、もしも安全装置が働かないと、内部の樹脂が加熱されて焦げくさいニオイがしたり、最悪の場合、発火したりするリスクもあります。

掃除機を壊してしまう使い方って?

そのほかにも、掃除機の故障の原因になる使い方があるので要注意です。

フィルターが目詰まりした状態や、紙パック、ダストカップがいっぱいのままで無理に使い続けると、モーターが故障する場合があるので注意が必要。また、ふとん圧縮袋なども連続で使うと負荷がかかります。

また、基本的に家庭用掃除機は室内での使用を想定して開発されています。このため、屋外利用はNG。ベランダやガレージなどでも使えません。浴室など水回りでの使用も故障の原因になるため控えましょう。

一方、掃除機のヘッド内のモーターが回らなくなってしまっている場合には、故障ではなくヘッド内に異物が挟まっているケースがほとんどです。回転ブラシを取り外してヘッドから異物を取り除きましょう。シャフトなどに髪の毛が絡みついていて回らなくなっている場合もあるので、確認してみてください。

この記事の筆者:コヤマ タカヒロ
1973年生まれ。家電とデジタルガジェットをメインに雑誌やWebなど様々な媒体で執筆するライター。執筆以外に監修やコンサルティングなども行っており、企業の製品開発、人材教育、PR戦略に関するアドバイザーなども務める。米・食味鑑定士の資格を所有。家電のテストと撮影のための家電スタジオ「コヤマキッチン」を用意。
(文:コヤマ タカヒロ)

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