フランス人は「日本人」「韓国人」「中国人」をどう見分けている?いきなり「こんにちは」と言われる理由
オールアバウト / 2024年11月14日 21時25分
世界一の観光大国であり、さまざまな人種が共存するフランス・パリ。ここには東アジア出身の人々も多く暮らしており、中には「日本人」「韓国人」「中国人」の違いを瞬時に見分けるフランス人もいます。フランス人はどのような特徴の違いを見出しているのでしょうか。
フランスの首都パリは、多様なバックグラウンドを持つ人々が集まる「人種のるつぼ」です。観光大国としても有名で、街は世界中から訪れる旅行者で常ににぎわっています。
フランス人は、東アジア人をどう見分けている?
もちろん、パリは中国人、韓国人、日本人といった東アジア系の人々にも大人気。地下鉄のアナウンスもそれぞれの言語で流れるほどです。さて、フランス人の中には、そんな東アジア系の人々を「外見だけで見分ける」達人がいることをご存じでしょうか? 日本人なら「日本人らしい」と感じる特徴があっても、欧米人からは「みんな似ている」と言われがちなこのテーマ。
しかし、彼らによれば、東アジア系の人々にはそれぞれ「独自の特徴」があるそうです。フランス在住の筆者が、その違いについてご紹介します。
見分ける達人は接客・サービス業
まず、日本人、韓国人、中国人を「外見だけ」で瞬時に見分けることができるのは、レストランやカフェ、ホテルといった“観光業で働く人々”に多く見られます。空港の入国審査官や税関職員も同様でしょう。筆者も、フランス語で「ボンジュール」とあいさつしたところ、「こんにちは」と日本語で返された経験が何度かあります。普段は「フランスには中国人が多いから」との理由で「ニーハオ」と声をかけられることもあるため、さらっと日本人だと見抜かれたときには「どうして分かったんだろう?」と驚いてしまいました。
さらに、日本、韓国、中国のいずれかが好きで、何度も旅行している人、留学していた・住んでいた……というフランス人もまた、瞬時に見分けることができるようです。
彼らは文化の違いを実際に肌で感じでいますし、その国の映画やドラマ、YouTubeなどを日常的に観ています。こうして目が慣れているため、日本人、韓国人、中国人の違いを直感的に見極めることができるのです。
フランス人から見る「日本人」「韓国人」「中国人」の違いとは
では、日本人、韓国人、中国人にはどのような外見の特徴があるのでしょうか。韓国人
男女ともに色白の人が多い韓国人。女性はファンデーションをしっかりと塗り、サングラスや帽子の着用率が高いそう。また、前髪を作っている人や、黒髪・ロングヘアも多く、「髪がきれい」という印象を持たれています。韓国人は大人数で行動することが少なく、フランス人によると「2人組で楽しそうに歩いている」ことが多いそう。さらに、服のコーディネートが上手で、休日でもしっかりとした装いをしていることが印象的なのだとか。
中国人
とにかく声が大きくて元気いっぱい! 男性は短髪でラフな服装、女性はカラフルなファッションで、メイクは薄めかノーメイク。また、男女ともにリュック派で、髪を染めていない人が多いそうです。ただし、服装やスタイルには個人差が大きいため、「同じ中国人でも見た目の差が激しい」と言われています。団体で行動することも中国人の特徴です。「にぎやかで写真を撮ることが好きで、話しながら皆で仲良く歩いている」様子は、パリのデパートやレストランでもすぐに中国のお客さんだと分かるほどです。
日本人
スーツを着た会社員風の人を見かけると、フランス人はまず「日本人!」と思うそうです。スーツ以外では、モノトーンのシンプルなファッションが多く、控えめで主張の少ないスタイルをしているとのこと。また、日本人は声が小さく、控えめで穏やか。エレガントな佇まいの人が多いとされ、女性は「ふんわり」とした印象を持たれることが多いようです。髪を染めている人が多いのも、日本人ならではの特徴です。
フランス人も東アジアの違いに興味が
このように、観光業で働く人々や特定の国の「ファン」たちは、見た目やファッション、話し方、行動パターンなどから、東アジアのどの国から来たかを自然と見分けられることができるようです。ただし、これらの特徴はあくまで「傾向」に過ぎず、全ての人に当てはまるわけではありません。それでも、こうした文化の違いはフランス人にとっても非常に興味深いテーマです。
逆にヨーロッパでも、「フランス人・イタリア人・スペイン人をどう見分けるか?」という話題がよく取り上げられています。少し親しくなれば、今回のテーマも「面白い話題」としてフランス人に興味を持ってもらえることでしょう!
この記事の筆者:大内 聖子 プロフィール
フランス在住のライター。日本で約10年間美容業界に携わり、インポートランジェリーブティックのバイヤーへ転身。パリ・コレクションへの出張を繰り返し、2018年5月にフランスへ移住。2019年からはフランス語、英語を生かした取材記事を多く手掛け、「パケトラ」「ELEMINIST」「キレイノート」など複数メディアで執筆を行う。
(文:大内 聖子)
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