加給年金の特別加算とは何でしょうか? いくらもらえるのでしょうか?
オールアバウト / 2024年12月5日 8時10分
年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。今回は、加給年金の特別加算について、専門家が説明します。
老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。
今回は、加給年金の特別加算について説明します。
Q:加給年金の特別加算とは? いくらもらえますか?
「加給年金の特別加算とは何でしょうか? いくらもらえるのでしょうか?」(50代・専業主婦)A:特別加算とは、老齢厚生年金を受けている人の生年月日によって、配偶者の加給年金に上乗せされるものです。生年月日に応じて、3万4700円から17万3300円加算されます
まず加給年金は、厚生年金保険に加入していた期間(厚生年金の被保険者期間)が20年以上ある人が、65歳になった時点で、その人に生計を維持されているなど一定の要件を満たした配偶者または子がいるときに老齢厚生年金に加算される年金です。配偶者の加給年金には、老齢厚生年金を受けている人の生年月日によって、「特別加算」がつきます。配偶者加給年金額の特別加算額は、画像の通り3万4700円から17万3300円支給されます(令和6年度)。
加給年金とは、厚生年金保険に加入していた期間(厚生年金の被保険者期間)が20年以上ある人が、65歳になった時点で、その人に生計を維持されている配偶者または子がいるときに加算されます。そのため、加給年金は、よく「年金版の家族手当」と言われています。
特別加算の金額は、加給年金を受け取る人が若い人ほど多くなる仕組みになっています。それは、年金を受け取る人の年齢が若くなるごとに、老齢厚生年金受給額の単価や乗率が下がり、年金受給額が減額されているためです。加給年金の特別加算があることで、若い人の年金受給額が著しく低くならないように設定しているのです。
相談者の場合はいくらもらえるのか、日本年金機構のホームページで確認してみましょう。
監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
パートとして厚生年金の被保険者となって、60歳以降も働くと、年金に上乗せがあるって本当ですか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年12月4日 23時10分
-
64歳の正社員、夫は72歳でほぼ国民年金のみ。65歳になり、年金受給を開始すると夫に振替加算がつく?
オールアバウト / 2024年12月3日 20時30分
-
私は昭和34年9月生まれで、62歳から年金を受給していますが、65歳から配偶者加給年金ももらえるのでしょうか? 妻は56歳です
オールアバウト / 2024年11月29日 20時30分
-
63歳のパート主婦。年収130万円まで働きたいのですが、妻のパート収入金額で、夫の加給年金額がもらえなくなるのでしょうか?
オールアバウト / 2024年11月29日 8時10分
-
68歳で17歳年下の女性と結婚したのですが、加給年金はもらえるのでしょうか?
オールアバウト / 2024年11月15日 8時10分
ランキング
-
1「栄養状態」を軽視する人が幸せになれない理由 寿命を決定的に左右する「栄養失調」のなぜ
東洋経済オンライン / 2024年12月5日 10時30分
-
2脱エンジンのホンダ、「EVの加速」阻む厳しい現実 北米でEV販促費1000億円増、エンジン車延命も
東洋経済オンライン / 2024年12月5日 7時30分
-
3月収20万円だと「住民税」はいくらになる?
オールアバウト / 2024年12月5日 11時30分
-
4ストレスによる「めまい」を改善する4つの習慣 「耳の治療」だけではなく、「心のケア」も必要
東洋経済オンライン / 2024年12月5日 8時20分
-
5ラーメン食べると「鼻水」が出る…どうして? 病気? 耳鼻科医に聞いて分かった納得の理由&抑えるコツ
オトナンサー / 2024年12月5日 6時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください