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在職老齢年金制度では50万円を超えると老齢厚生年金額が調整されますが、老齢厚生年金を繰り下げした場合でも算入されるのでしょうか

オールアバウト / 2025年1月4日 18時30分

在職老齢年金制度では50万円を超えると老齢厚生年金額が調整されますが、老齢厚生年金を繰り下げした場合でも算入されるのでしょうか

年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人も……。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。今回は、繰り下げた老齢厚生年金も在職老齢年金制度の対象になるのかについてです。

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。

今回は、繰り下げた老齢厚生年金も在職老齢年金制度の対象になるのかについてです。

Q:在職老齢年金制度では50万円を超えると老齢厚生年金額が調整されますが、老齢厚生年金を繰り下げした場合でも算入されるのでしょうか

「65歳以降も働きながら、老齢厚生年金の繰り下げ受給を考えています。在職老齢年金制度では50万円を超えると老齢厚生年金額が調整されますが、計算する老齢厚生年金額は繰り下げした場合でも算入されるのでしょうか。まだ受け取っていない(繰り下げた)老齢厚生年金額が50万円にどのように影響するのですか」(もうすぐ高齢者さん)

A:繰り下げ(受け取っていない)期間中の老齢厚生年金も在職老齢年金制度の対象になります。繰り下げ受給すると、1カ月繰り下げるごとに0.7%増額されますが、在職老齢年金制度で支給停止になった老齢厚生年金は増額されません

60歳以上の人が、老齢厚生年金をもらいながら厚生年金に加入して働く場合、老齢厚生年金の報酬比例部分の月額(基本月額)と、総報酬月額相当額(給与の他、残業代や通勤手当や住宅手当などの各種手当、ボーナスの1/12)を足した金額が、支給停止基準額(令和6年度50万円)を超えると、老齢厚生年金の一部または全額支給停止になります。これを在職老齢年金制度といいます。

老齢厚生年金を繰り下げして年金を受け取っていなくても、繰り下げ期間中の老齢厚生年金も在職老齢年金制度の対象になります。繰り下げ受給すると、1カ月繰り下げるごとに0.7%増額されますが、在職老齢年金制度で支給停止になった老齢厚生年金は増額されません。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)

都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

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