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横浜・そごう美術館で「ブラック・ジャック展」開催! 500点超の生原稿で手塚治虫の情熱と執念を大解剖

オールアバウト / 2025年1月20日 21時45分

横浜・そごう美術館で「ブラック・ジャック展」開催! 500点超の生原稿で手塚治虫の情熱と執念を大解剖

医療マンガ『ブラック・ジャック』の展覧会「手塚治虫 ブラック・ジャック展」が2025年1月16日から2月25日まで横浜・そごう美術館で開催。500点以上の生原稿から手塚治虫の情熱と執念を大解剖します。

医療マンガ不朽の名作『ブラック・ジャック』の展覧会「手塚治虫 ブラック・ジャック展」が2025年1月16日から2月25日まで横浜・そごう美術館で開催。500点以上の生原稿を展示し、漫画家・手塚治虫の情熱と執念を大解剖します。プレス内覧会で見どころを伺ってきました(画像は内覧会にて筆者撮影)。

マンガ『ブラック・ジャック』について

『ブラック・ジャック』は、漫画家・手塚治虫が手掛けた医療マンガの金字塔といえるマンガです。無免許ながら天才的な外科技術を持つブラック・ジャックと、その助手ピノコの活躍が描かれています。

1973年から1983年まで『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)で連載されていました。人間の病苦や生死についてのドラマが、ほぼ毎週1話完結で描かれ、5年間、230話にわたり、読み切り形式で連載は続きました。連載終了後も読み切りとして13話が描かれています。

約500点の貴重な原画・原稿を展示

そごう美術館「手塚治虫 ブラック・ジャック展」展示風景 (C)Tezuka Productions同展では、『ブラック・ジャック』の誕生秘話から、作品そのものが持つ手塚治虫の深いヒューマニズム、いま見ても斬新に感じる医療のリアルな描写など、同作品の魅力を存分に解き明かします。

展覧会では全243話全てが網羅でき、『ブラック・ジャック』を深く知るファンはもちろん、初めて知る世代など、全ての人々に向けて、その魅力を余すところなく楽しめるようになっています。

1~4室までの展示の見どころを順に紹介します。

第1室「B・J(ブラック・ジャック)とキャストたち」

そごう美術館「手塚治虫 ブラック・ジャック展」展示風景 (C)Tezuka Productions作品に登場する個性豊かなキャラクターたちを作品と併せて展示。『ブラック・ジャック』が織り成すストーリーを分かりやすく紹介します。

第2室「B・J 誕生秘話」

そごう美術館「手塚治虫 ブラック・ジャック展」展示風景 (C)Tezuka Productions手塚治虫が『ブラック・ジャック』を生み出した背景を当時の資料とともに紹介。

『新寳島』『鉄腕アトム』の作品資料、手塚治虫の医大時代の資料をはじめ、『ブラック・ジャック』が初めて登場した第1話の当時の原稿など、手塚治虫の前代未聞の発想の秘密を、展示を通してひも解きます。関係者の証言映像も必見です。

第3室「B・J 曼荼羅」

そごう美術館「手塚治虫 ブラック・ジャック展」展示風景 (C)Tezuka Productionsマンガ『ブラック・ジャック』の約140話の生原稿が並ぶ圧巻の展示空間です。ストーリー全体を通しての遍歴、高額請求の謎や、動物のいのちを扱った作品など主要なテーマごとに展示します。

第4室「B・J 蘇生」

そごう美術館「手塚治虫 ブラック・ジャック展」展示風景 (C)Tezuka Productions「医療マンガ」としての魅力や現在に通じるその社会性を深堀りしています。

初めて作品を見た人たちが驚き惹きつけられた“人体の手術シーン”を現代アート的な視点から鑑賞してみる展示や、第一線の医療従事者たちもリスペクトする『ブラック・ジャック』を医療の側面から鑑みるコーナーなどを展開。

また、当時のニュース映像とともに『ブラック・ジャック』に描かれた昭和の事件や事象、流行を振り返るコーナーも圧巻です。

横浜会場限定『おばあちゃん』の全ページを展示

写真撮影OKのフォトスポット (C)Tezuka Productions「カミカイ」コーナーでは、これまでの5会場共通の2作品に加え、横浜会場限定で『おばあちゃん』を全ページ展示しています。

ブラック・ジャックの高額報酬の真意や親子の絆などを描いた、涙なしでは読めないエピソードとして、見逃せない内容となっています。展覧会メインビジュアル横浜会場のコピー「それを聞きたかった」の伏線を回収する作品でもあります。

また、横浜会場ならではの、港の見える丘公園が登場する『めぐり会い』にクローズアップした展示も必見です。

2023年にスタートした同展は、横浜会場で6会場目となります。別会場で観覧した方も、新たな視点で楽しめる展示となっていますので、足を運んでみては。

「手塚治虫 ブラック・ジャック展」情報

期間:2025年1月16日~2月25日
会場:そごう美術館(そごう横浜店6階)
時間:10:00~20:00(最終入場19:30)
料金:一般1600(1400)円、大学・高校生1400(1200)円、中学生以下無料
※( )内は、公式オンラインチケット[e-tix]にて購入の方および以下のカード[ミレニアム/クラブ・オンカード、セブンカード・プラス、セブンカード]提示の方の料金
※障がい者手帳各種提示の方、および同伴者1名は無料

この記事の執筆者:田辺 紫 プロフィール
神奈川県在住コピーライター。2001年2月より総合情報サイト「All About」で横浜ガイドを務める。2009年4月、第3回かながわ検定 横浜ライセンス1級取得。「横浜ウォッチャー」として、ブログ、SNSを運営。
(文:田辺 紫)

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