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簡易郵便局と郵便局で、提供されるサービスに違いはあるの?

オールアバウト / 2025年1月26日 19時30分

簡易郵便局と郵便局で、提供されるサービスに違いはあるの?

日本全国にある約2万4000の郵便局のうち、約4000局は「簡易郵便局」と呼ばれる特別な郵便局です。地域の方々が運営を受託しています。今回は、簡易郵便局の特徴や提供されるサービスの内容について解説します。

簡易郵便局とは

郵便局は現在、全国に約2万4000局あります。そのうち約4000局は、郵便局より地域の方々へ業務委託をして運営している簡易郵便局です。日本郵便株式会社と契約を交わして、手紙を送る、お金を引き出す、保険に加入するといった郵便局が行うサービスをどこの地域でも受けられるようにするシステムです。

なお、保険への加入については、株式会社かんぽ生命保険の委託により行う業務です。簡易郵便局は、委託手数料を収益としながら受託者が事業主として郵便局の運営を行います。

簡易郵便局・取扱業務の主な内容

簡易郵便局は、郵便局の窓口業務のうち以下のような基本的な業務を行います。

簡易郵便局の業務1:郵便

・切手、印紙、はがきなどの販売
・郵便物の引き受け(配達はしません)
・ゆうパックの引き受け(配達はしません)

簡易郵便局では、郵便物やゆうパックの配達業務は行っておらず、引き受けのみを対応しています。ただし、不在時に「不在連絡票」が届いた場合、最寄りの簡易郵便局で荷物を受け取ることが可能です。その際は、不在連絡票の指定欄にある「郵便局窓口でのお受取り」に該当する郵便局名を記入します。

荷物の受け取りには、本人確認書類(運転免許証、健康保険証、マイナンバーカードなど)、印鑑または署名、不在連絡票が必要です。なお、マイナンバーの通知カードは本人確認書類として使用できない点に注意しましょう。

簡易郵便局の業務2:貯金(銀行代理業)

・通常貯金や定額貯金の預かりまたは払い戻し
・口座振替の対応
・普通為替や定額小為替の発行(販売)

簡易郵便局の業務3:保険

・かんぽ生命保険の加入者の募集、商品の紹介
・保険料の受け入れ
・保険金の請求に関する手続き

簡易郵便局の営業日・営業時間

・営業日:月曜日~金曜日(年末年始期(12/31~1/3)を除く)
・休業日:土曜日・日曜日・祝日
・営業時間:(郵便)午前9時~午後5時、(貯金・保険)午前9時~午後4時

ちなみに、地域の中で中心となる郵便局であれば「郵便窓口」が土曜・日曜も空いていたり、平日においても簡易郵便局より長く営業していたりする場合があります。

まとめ

簡易郵便局は、地域に根ざした便利な郵便サービスを提供する拠点です。郵便局と同じ基本的なサービスが利用できる一方、配達業務や営業時間に違いがあります。利用時には、サービス内容や営業日を確認し、効率的に活用しましょう。

文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)

3匹の保護猫と暮らすファイナンシャルプランナー。会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方、心豊かに暮らすための情報を発信しています。
(文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー))

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