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Snow Man佐久間大介が朗読劇で示す、声優としての魅力……『Fiend/Friend in 20faces』開幕

オールアバウト / 2025年1月31日 22時10分

Snow Man佐久間大介が朗読劇で示す、声優としての魅力……『Fiend/Friend in 20faces』開幕

Snow Manの佐久間大介さんが、朗読劇『Fiend/Friend in 20faces』で山寺宏一さんら声優界のレジェンドたちと共演。気になる舞台の模様とあわせて囲み会見の模様をリポート!

朗読劇『Fiend/Friend in 20faces』で、山寺宏一さんら声優界のレジェンドたちと共演中のSnow Manの佐久間大介さん。憧れていた“声優”への熱い思いがさく裂した舞台と、会見の模様をリポートします。

“怪人二十面相”をモチーフとしたオリジナル・ストーリー

昭和11年。貧富の差が拡大する日本で、“怪人二十面相”という怪盗が世間を騒がせていた。ノサカラボ Reading Echoes 『Fiend/Friend in 20faces』。“和”の意匠がちりばめられ、昭和レトロの空気が醸し出されたステージ特技の変装で人々を欺き、予告通りに資産家たちの邸宅から高価な美術品を盗み出す。その手口の鮮やかさに警察が手を焼く中で、名探偵・明智小五郎が立ち上がる。ノサカラボ Reading Echoes 『Fiend/Friend in 20faces』明智小五郎:井上和彦、燕谷麟太郎:佐久間大介警官の燕谷麟太郎(つばたに・りんたろう)は明智、そして少年探偵の小林芳雄と協力し、二十面相を追い詰めようとするが、実は彼には、どうしても二十面相を捕らえたい理由があった。捜査の過程で、彼は思いがけない“自分の過去”と対峙(たいじ)することになる……。

視覚的な“仕掛け”もたっぷりのステージでレジェンド声優が競演

江戸川乱歩の“怪人二十面相”をモチーフに、須貝英さんが書き下ろした朗読劇『Fiend/Friend in 20faces』。怪盗と名探偵の頭脳戦に、登場人物たちそれぞれの人間ドラマが重ね合わせられた作品は、レーザーやスモークなどの仕掛けも効果的に取り入れた野坂実さんの演出により、見応え、聴き応えたっぷりのエンターテインメントに仕上げられています。ノサカラボ Reading Echoes 『Fiend/Friend in 20faces』遠藤平吉(怪人二十面相):山寺宏一何と言っても魅力的なのが、観客の想像力を刺激する、レジェンド声優たちの“声”の演技。遠藤平吉(実は怪人二十面相)役の山寺宏一さん(山口勝平さんとのダブルキャスト)は“七色の声”で若者から居丈高の役人までを瞬時に演じ分け、明智小五郎役の井上和彦さん(大塚明夫さんとのダブルキャスト)は冷静沈着な声色で、“知力”で悪に迫る名探偵を表現。小林芳雄役の梶裕貴さんの弾むような台詞は、活発に駆け回る有能な少年探偵像を想像させます。

佐久間大介がひたむきな警官を明瞭な口跡で好演

そんな中で今回、作品のキーパーソン・燕谷麟太郎役で大きな存在感を示しているのが、佐久間大介さん。正義感に衝き動かされたひたむきな警官を明瞭な口跡で表現し、自分の過去と向き合うクライマックスでは、迫真の演技を披露。一つの台詞が終わる度に台本から客席へと視線を移す姿からは、客席を相手役に見立て、どの台詞も相手にしっかり届けようとする強い意志、また声の表現に対する熱い思いが伝わってきます。ノサカラボ Reading Echoes 『Fiend/Friend in 20faces』燕谷麟太郎:佐久間大介

「佐久間さんの声優ぶりは、“新人”という感じじゃないです(笑)」

開幕に先がけて行われた囲み取材には、山寺宏一さん、井上和彦さん、梶裕貴さん、佐久間大介さん、演出・構成の野坂実さんが出席。ノサカラボ Reading Echoes 『Fiend/Friend in 20faces』囲み会見にて、左から井上和彦さん、山寺宏一さん、佐久間大介さん、梶裕貴さん井上さんが「子どもの頃から観てきた“怪人二十面相”の物語に、こんなすてきな衣裳を作っていただいて出演でき、生きていて良かったなと思います」と感慨深く語ると、山寺さんは「朗読劇で変装ってどんなだろうと思うでしょうけれど、きっと楽しんでいただけると思います」と変装シーンに言及。佐久間さん情報によると、山寺さんにはわずか1分ちょいという、Snow Manのライブ並みの早替えもあり、初めて見たときには思わず“山寺さん、Snow Manだったんですね、凄すぎる!”と感嘆してしまったのだそう。

梶裕貴さんは「小林少年は12歳前後の設定。僕は今年40歳になりますが……」と笑わせつつ「そこは朗読劇ならではということで」と自信をのぞかせ、佐久間さんは「麟太郎は警察官なのですが、なぜ警察官になったのか、生い立ち(のエピソード)がすごくある人物。それをどうひもといて、そこからどう成長していくのか、楽しみになるようなキャラクターですので、みんなと一緒にこの舞台を続けていくうち、成長できたらいいなと思っています。頑張ります!」と力強く語りました。

ノサカラボ Reading Echoes 『Fiend/Friend in 20faces』囲み会見にて、それぞれの役の空気をまとって撮影に応じるキャスト。左は演出・構成の野坂実さん野坂さんによると、今回の公演は6年前に別の舞台で佐久間さんと仕事をした際、「(また)やろうぜ」と誓い合ったことが発端だったのだそう。話題は公式プロフィールにボイス・サンプルをつけるほど、声の仕事に意欲的な佐久間さんの声優ぶりに移り、「(彼の声の)前に出てくる力、エネルギーがすごい。刺さってくるんです」(井上さん)、「(彼との掛け合いでは)呼吸のテンポ感がぴったりで、ぜひ注目してほしいです」(梶さん)と、先輩声優からの評価は上々。 山寺さんからは「彼がいると現場が明るくなります。場当たりの合間に(スタッフから)“お楽にお待ちください”と言われると、僕らはすぐ座るけれど、彼は踊ってポーズをとるんですよ。“かっこつけるのが一番楽です”って(笑)」、また野坂さんから「彼は初めて会った時から稽古場を片づけたりしていましたが、今回もスタッフさんと掃除をしていて、全く変わらないんです」という証言も飛び出しました。

最後に山寺さんが「(モチーフとなった)物語自体は随分前に書かれた推理ものですが、(今回の舞台は)朗読に加えていろんな仕掛けがあり、いろんな方に楽しんでいただけるエンターテインメントになってると思います。ぜひ劇場に足をお運びください」

そして佐久間さんも「今回、野坂さんとご一緒できること、そしてこんなに素晴らしい、偉大な大先輩たちと舞台に立てることが嬉しいですし、その方々にどれだけくらいつけるかが僕の中のテーマだと思っています。より作品にのめり込んで、皆さんに感情のジェットコースターを届けたいです。無事にけがなく、千秋楽まで終えられるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします」とあいさつし、会見が終了しました。ノサカラボ Reading Echoes 『Fiend/Friend in 20faces』
<公演情報>ノサカラボ Reading Echoes 『Fiend/Friend in 20faces』1月30日~2月2日=THEATER MILANO-Za、2月6日~2月9日=COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール、公式Webサイト:https://nosakalabo.jp/FF20/
(文:松島 まり乃)

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