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突然エアコン暖房が停止。「ぷしゅー」という音もしているけれど、これって故障してますか?【専門家が解説】

オールアバウト / 2025年1月31日 21時10分

突然エアコン暖房が停止。「ぷしゅー」という音もしているけれど、これって故障してますか?【専門家が解説】

突然エアコン暖房が止まってしまい、焦ったことがある人もいるかもしれません。何が原因でこのようなことが起きるのか、「All About」ガイドで、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演する安蔵靖志が解説します。

エアコン暖房を使用中、突然運転が止まってしまう場合があります。一体なにが原因なのでしょうか。

「All About」ガイドで、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演する安蔵靖志が解説します。

 (今回の質問)
突然エアコン暖房が止まりました。「ぷしゅー」という音もしているのですが、故障でしょうか?

(回答)
故障してしまった可能性もありますが、室外機に付着した霜を取り除く「霜取り運転」を行っている可能性が高いです。

どういうことなのか、以下で詳しく解説します。

「霜取り運転」である場合が多いと考えられます

エアコンの暖房が突然止まってしまうというのは心配ですね。故障してしまった可能性もありますが、室外機に付着した霜を取り除く「霜取り運転」が行われている場合が多いと考えられます。

霜取り運転とは、室外機に付着した霜を除去するための運転のこと。暖房運転中は室外機が冷やされるため、外気温が低いときや湿度が高い場合などには霜が付着し、熱交換効率が低下してしまうことがあります。このままでは暖房能力が低下するため、定期的に霜取り運転が行われるのです。

霜取り運転中は、暖房が一時的に停止するため、部屋の温度が若干低下することがあります。しかし、これは正常な動作ですので、特に何もする必要はありません。霜取り運転が終了すれば、自動的に暖房運転が再開されます。

故障と見分ける方法

「ぷしゅー」という音がしている場合、エアコン内部の冷媒ガスが流れる音である可能性が高いです。これは霜取り運転中に発生することがある現象ですが、故障ではないとは言いきれません。以下のような項目で判断するとよいでしょう。

霜取り運転の場合

・暖房が一時的に停止し、5~10分程度で再開する
・室外機から水蒸気や水が出てくることがある
・室外機に霜が付着しているのが見えることがある
・「ぷしゅー」という音のほかに、「シュー」「ジュルジュル」といった音が聞こえることもある
・運転ランプが点滅したり、霜取り運転を示すランプが点灯する(対応機種のみ)

故障の場合

・暖房が停止したまま、再起動しない
・エラー表示がリモコンに表示される
・異音(「ぷしゅー」以外に「カタカタ」「ガラガラ」「キュルキュル」など)が継続して発生する
・室外機から異臭(焦げ臭いなど)がする

霜取り運転を防ぐには

霜取り運転は完全には防げませんが、発生頻度を抑える方法はあります。

・室外機の周辺に物を置かないようにして、風通しを良くする
・積雪が多い地域では、室外機の上に雪が積もらないようにカバーをかけるなどの対策をする
・急激な温度変化を避けるため、あまり設定温度を上げ過ぎずに運転する

上記の対策を行うことで、発生頻度を下げることが可能です。暖房の停止を少しでも減らしたい場合には、試してみてもよいかもしれません。

この記事の筆者:安蔵 靖志
ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。記事執筆のほか、テレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電コーナーの構成なども手掛ける。
(文:安蔵 靖志)

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