「シャワーは浴びるけどシャンプーはめんどい」とは?シャンプーキャンセル界隈の主張が理解不能
オールアバウト / 2025年2月8日 22時5分
![「シャワーは浴びるけどシャンプーはめんどい」とは?シャンプーキャンセル界隈の主張が理解不能](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/allabout/allabout_121188_0-small.jpg)
おしゃれでメイクもばっちり、一見こぎれいに見える娘。でもなんだか妙な臭いがする……。聞けば「シャワーは浴びるけどシャンプーはめんどい」のだとか。「髪が命」だった母にその感覚はもはや理解不能だ。
「○○キャンセル界隈」は、その表現のおもしろさもあいまって、今も流行する言葉の1つだ。「界隈」ということで、なんとなく当事者たちが入り込みやすくなり、その内部での緩やかな盛り上がりが分かるところも興味深い。
娘の髪から「妙な臭いがする」
「就職して1年近くになる娘がいます。最近は仕事が忙しいと言って夜遅くなることも増えました。体を壊すのではないかと心配していますが、週末は遊びに行ったりもしているから、余裕がないわけではないなと……」そう言って23歳の娘を心配しているヨリコさん(51歳)。娘はおしゃれには気を配り、朝はきっちりメイクもして出かけていく。
「でも先日、なんだか娘から妙な臭いがするんですよ。ふと見ると、メイクはきれいなんだけど髪の毛がおかしい。『ちょっと?』と顔を近づけると臭いんです。『髪、臭うよ。さっきシャワー浴びてなかった?』と聞いたら、2日も入浴していないからさっとシャワーを浴びたけど髪は洗ってないという。
どうして? とビックリすると『めんどい』って。『いくらきれいにメイクしてまつげバッチリ上げていても、髪が臭ったら意味ないでしょう』と思わず言いました」
スマホを見る時間は長いのに……
すると娘は大丈夫、となにやらスプレーを髪に振りかけ、ブロウをきっちりして出かけていった。それでもヨリコさんは臭うよと言い続けたが、それを振り切って出かけてしまったという。「シャワーを浴びたというのも本当かどうか……。私たちのころは毎日お風呂に入るのが当たり前だったけど、今どきの子は入浴の優先順位が低いんでしょうか。スマホ見ている時間は長いのに」
確かに限られた時間の中で何を優先するかは人による。彼女の娘の場合は、仕事、スマホ、メイク、遊びの順に見えるとヨリコさんは苦笑した。
「どうやらメイクを落とさず、次の日はその上にメイクするということもしているみたい。クレンジングキャンセル界隈、なんでしょうかね」
あまり口うるさくも言えないが、それでも今日も「お風呂に入りなさい」と言うしかないと彼女は嘆いた。
時間がないから美容院へ?
「家族の中で一番頻繁に入浴しているのは夫かもしれません。加齢臭を気にして(笑)。朝、シャワーを浴びて出勤、夜も入浴しています。次が高校生の息子。そしてお父さん臭いと言っている20歳の娘が最もお風呂に入らないという矛盾。特にシャンプーは面倒みたいですね」こちらも苦笑するしかないという表情のマリさん(49歳)。娘は専門学校へ通っているが、夕方からはアルバイトをしているため、時間的には多忙らしい。お風呂くらい入りなさいよと声をかけてはいるが、「美容院へ寄ってきたから大丈夫」と言われることもある。
「学校とバイトの間に時間があると美容院でシャンプー&ブロウだけしてもらうんですって。贅沢なと思ったけど、学割で安いからと娘は平然としている。感覚が違うんですね、私とは」
それでも娘に声をかけ続ける日々
若いころは「髪が命」だったマリさんは、風邪をひいて入浴したくなくても、髪だけは洗面所で洗った記憶がある。それだけ洗髪は大事だったのだ。「今はそうじゃないんですね。娘もメイクは念入りにしているし、一見、こぎれいに見えますが(笑)、数日お風呂に入ってないことは多々ある。シャワートイレを使っているし、手洗いもしてるから、夏場じゃなければたいして臭わないと言うんですが、臭うかどうかが問題じゃない、衛生上、気になるのよと言い聞かせています」
それでも成人した娘だから、お風呂に引っ張っていくわけにもいかない。
「そんな娘なのに、なぜか温泉は好きなんですよ。私の実家が温泉地に近いので、このお正月も私の実家に行ったんですが、娘は温泉三昧。日常生活での入浴は面倒でも、温泉なら日に何度も入るのねと言うと、『リラックスできるもん』と。
ふだん入浴にゆっくり時間をかけるのは無駄だけど、温泉地での入浴は好きみたい。その感覚がもはや私には理解できません」
そしてマリさんも、毎日、娘に声をかける。
「お風呂くらい入りなさい」と。
亀山 早苗プロフィール
明治大学文学部卒業。男女の人間模様を中心に20年以上にわたって取材を重ね、女性の生き方についての問題提起を続けている。恋愛や結婚・離婚、性の問題、貧困、ひきこもりなど幅広く執筆。趣味はくまモンの追っかけ、落語、歌舞伎など古典芸能鑑賞。(文:亀山 早苗(フリーライター))
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