売れる要素をガッツリ押さえた!スズキ「クロスビー」を評価

オールアバウト / 2018年1月14日 20時35分

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2017年12月25日に発売されたスズキの新型車クロスビー(写真)。どういう特長があるのか、気になる性能、装備をチェックしよう。

スズキの新型車、クロスビーは売れる要素てんこ盛り!

東京モーターショーに参考車として出展されていたスズキの『クロスビー』が早くも市販となった。今や日本での売れ筋は、(1)コンパクトカー、(2)SUV、(3)ミニバンという状況の中、クロスビーはコンパクトなミニバン風のSUVという”売れる要素”をてんこ盛りしてきたから凄い! 以下紹介しよう。

使い勝手、走りも期待できるか?気になる概要をチェック

クロスビーの車内。リアシートは3人乗りに
全体のイメージとしては人気軽自動車のハスラーを幅広にしたような感じ。ワゴンRをベースに拡幅したソリオが人気車になっていることもあり、同じ路線を狙うと思われていた次第。しかし市販されたクロスビーのシルエットを見たらハスラーと全く違う。聞けば「イグニスがベースです」。

サイズは全長3760mm×全幅1670mmで、軽自動車の3400mmm×1480mmより二回りほど大きい。特に幅で190mmワイドだから、リアシートも3人乗りになる。その気になればチャイルドシートを2席セットし、真ん中に1人座ることだって可能。このあたり、2人乗りの軽自動車と決定的に違う。

クロスビーに搭載された1000cc直噴ターボエンジン。マイルドハイブリッドでターボの弱点である燃費をカバー
搭載されるエンジンは1000ccターボ+簡易型ハイブリッド6速AT。ターボ無しなら1500cc程度のパワー持つエンジンに、減速時はモーターを発電機として使ってエネルギー回生し、加速時に少しだけアシストするという、3.1馬力の極めて小さいモーターを組み合わせているシステムだ。

簡易型のため燃費に与える影響は大きくなく、JC08モード燃費で22km/Lと、ハイブリッド車じゃないこのクラスの平均値。むしろターボ付けて燃費が悪化する分をカバーするというコンセプトだと思っていいだろう。一方、車重は960kgと軽いため、元気な走りを期待出来る。

クロスビーのシートアレンジ例。使い勝手は良さそうだ
以上、車両の概要をまとめると、ボディサイズはコンパクトで取り回しの良く、それでいて軽自動車より2ランクくらい広いキャビンスペースを持ち、スポーティな走りということになる。最低地上高が180mmあるため、多少のオフロードもこなし、降雪地域だって苦にならない。

自動ブレーキ付きならサイド&カーテンエアバッグが付く!

クロスビーに搭載されるデュアルセンサーと超音波センサー
気になる安全装備は、自動ブレーキが『レーザー+単眼カメラ』式。この方式、すでに公的な試験結果が出ており、停止車両に対しノーブレーキで接近するモードは50km/hから自動停止。クルマの横から出てくる歩行者に対する自動ブレーキも30km/hまで停止する。コンパクトカーでは『優』。

また、上級グレードを選ぶと側面衝突時に命を守ってくれるサイド&カーテンエアバッグが標準装備。ベースグレードも自動ブレーキ付きを選ぶとサイド&カーテンエアバッグまでセットになっている。最近のスズキ車の中では頑張った。ぜひともサイド&カーテンエアバッグ付きを選んで欲しい。

クロスビーの課題は価格。ベースグレードの『MX』に自動ブレーキを付けたら187万2720円になってしまう。安いナビとETCなど付けたら200万円だ。軽自動車より広い室内は魅力的ながら、この価格帯になると選択肢が増える。最近は輸入車までショッピングリストに載ってくるから楽しい悩みです。

(文:国沢 光宏)

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