「初婚の年下男×再婚の年上女」の結婚が増える理由

オールアバウト / 2019年2月8日 20時15分

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昭和から平成に移り変わり、結婚のカタチも大きく様変わりしています。今どきの結婚のあり方について、婚活アドバイザーが解説します。

なぜ? イマドキの結婚の在り方に変化が……

「昭和の結婚スタイル」は皆さんご存知の通り、男性が外に出て収入を得て、女性が家を守るというものでした。しかし、経済の状況も大きく変わったことで、結婚の在り方も変化してきました。

結婚後も共働きの夫婦が増えたり、夫が家に入る「主夫」という言葉も出てきました。様々に変化する結婚の在り方の中で、ある変化が起こっています。

●再婚自体の割合が増加傾向
初婚・再婚の割合/JLCA
厚生労働省が人口動態統計をもとに「結婚」についての分析結果を発表しました。この分析結果による結婚全体に占める「再婚」の割合が注目されています。

再婚の割合は、毎年徐々に増え続け、2015年では結婚のうち4組に1組が再婚となっています。

これは、離婚に対しての観念がかわってきて、一般的になり、再婚に対しての意識が変わってきたからです。かつては「離婚」することが、まるで悪いことのように思われてもいました。

例えば、「離婚」をすると、バツ1バツ2と言ったり、「一度失敗をした」という言い方をされがちでしたが、3組に1組が離婚する時代になったことで、離婚したことを必要以上に卑下することもなくなりました。

●「夫が初婚、妻が再婚」の場合、結婚時の年齢は……
初婚・再婚の組み合わせ別の年齢差/JLCA
さらに注目したいのが、夫婦の年齢差についてです。

夫婦ともに初婚の場合、男性が1.7歳年上。夫婦ともに再婚の場合は夫が3.8歳年上。夫が再婚の場合は、夫が6.7歳年上。ここまではすべて夫が年上という結果なのですが、妻が再婚の場合のみ、妻が0.1歳年上となったのです。

つまり、「夫が初婚、妻が再婚」の場合、平均すると年上女房の割合が多い――なぜこのような結果になったのでしょうか?

結婚相談所の代表かつ現役婚活アドバイザーの筆者が以下3つの男性心理を分析しました。

1. 経済的に、家庭を持てる自信がない

バブル崩壊、リーマンショックと続き、日本の経済は大ダメージを受けています。格差がなく働けば働くほど年功序列で豊かになった昭和の時代とは違い、将来の経済に不安を抱える男性が増えたことから、男性が積極的に結婚したがらなくなっています。

自分の父親世代のように妻と子供を養っていけるのか?と考えると、二の足を踏んでしまうのです。

2. 女性にガミガミ叱られ……「女は怖い」

女性の社会進出と晩婚化会社により、会社には婚期を逃した未婚女性がわんさか。まだまだ男社会だとはいえ、特に都心部では、男性に負けじとバリバリ働く女性だらけです。

働き盛りの男性と同様、寝不足でも机にかじりつき、戦闘服のようなビジネスファッションに身を包んで奮闘する女性たちを間近に見るわけです。肩を並べて仕事をすれば、時にはぶつかり、金切声で喧々諤々と意見を戦わせることもあるでしょう。

ある意味、同僚や上司という仕事仲間としては心強いかもしれませんが、恋愛相手として見えるでしょうか。職場環境については、ブラック企業などの問題も孕んできますが、「女は怖い……」と思われちゃうのは事実です。

だって、勇気を出してバリキャリ女子を誘ったところで、いつもの仕事の調子でピシャ!と断られたらどうしよう……と思っても仕方ありません。なんだかとても勇気がいりますよね。

実際の婚活現場でも、バリキャリ女子ほど、相手男性の態度や条件に文句をつけて、お見合い中も仕事モードで相手をダメ出ししてしまう傾向を見てきました。そんな「怖い」初婚女性は少なくないのです。

3. 恋愛=不自由? 出会っても積極的になれない

昨今の未婚男女は、恋愛に奥手です。せっかく出会っているのに、次の手が出ない。次に進まない。つまり、「出会い」の無駄づかいをしているんです。

さらには、男性の場合、「恋人がいたら面倒くさいし、自分の自由がなくなる。お金と時間の無駄!」……なんてことを考えている人もいるほど。だから、結婚どころか恋愛に対しても積極的になれないんです。

以上の理由で、男性が女性をリードする、男性が積極的になる恋愛関係が生まれなくなっているのではないでしょうか。

結婚歴がプラスになる理由とは?

そこで、彼らの相手として、再婚女性が浮上します。

結婚歴がある彼女たちは、「結婚」というものをよく知っています。「結婚」が憧れでなく、「生活」であるということを。

そして「結婚」から様々なことを学んできた彼女たちは、夫となる男性にぐいぐいひっぱってもらおうなんて思っていません。男性にリードしてもらいたい、エスコートされたい、デートプランを練ってほしい、おごってもらいたいというような「憧れ」の恋愛観はもう過去において来た女性たちが多いのです。

そもそも離婚を決意した時点で、自立を決意した女性が多いですから、家計内の経済も夫に頼ってばかりではありません。そして、なんといっても「結婚生活」で培った「男性を包み込む包容力」を持ち合わせています。

過去の結婚相手選びや結婚生活の反省点から、「次はこうしよう、あぁしよう。ここは妥協すべきだった。でも、ここは譲れない」……そんなことを離婚を機に散々考えてきた女性たちなのですから、ありとあらゆる部分で「夫となる男性」の本当によいところを見つけ出そうとしてくれます。

それは、収入や肩書というような一般的な条件だけではなく、仕事に対しての前向きさや責任感、誠実さ、家事力、家庭や家族への気遣い、優しさなどなどです。

結婚にも恋愛にも積極的になれなかった初婚男性たちも、そんな再婚女性に出会えれば、そこはど~ん!と結婚に進もうと考えられるというものです。それが前述のデータに現れているのではないでしょうか。

再婚女性ならではの魅力を磨くことは必須!

男性たちが結婚に臆病になっている一方で、離婚経験がある女性のみなさんにとっては吉報とも言える状況ではありませんか?

まだ一度も結婚したことがない自分より年下の未婚男性たちがみなさんの再婚相手に十分なり得ます。「バツがついたから……」などという昭和脳は捨てて、自信をもって婚活してください。

もし離婚経験があり、一度は覚悟したものの、この先ずっと一人で生きていくのか……と心配を抱えている女性がいたとしたら、心配するよりも、周りをよーく見直してみてくださいね。

ただし! 前述の3つの条件はクリアしなくてはいけません。仕事や経済面である程度自立して家計をサポートでき、家庭では「怖い女」を捨て、結婚経験を活かして優しく夫を支えられる……そんな妻を目指せるのであれば、という条件つきです。
(文:植草 美幸(恋愛ガイド))

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