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藤田貴大の“マームとジプシー”が10周年ツアー! 演劇の未来を体感

ananweb / 2017年7月8日 14時0分



演劇作家としてその若き才能を遺憾なく発揮させ、演劇界に新風をもたらしてきた藤田貴大さん。その藤田さんが主宰する演劇ユニット、マームとジプシー(以下、マーム)が活動10周年を迎える。


「5年前、岸田國士戯曲賞を取った後、自分のこの先の演劇人生の長さに途方もない気持ちになったんです。作家やミュージシャンなどいろんな方とコラボレーションをし始めたのも、それまで書いてきたような個人的な物語ではなく、自分以外の言葉と出合いたかったから。そうするうちに大きな劇場でもやらせてもらって、僕も僕の周りも、もしかしたらこの先もやっていけるのかもしれないって確信めいたものを感じたのが、去年の蜷川(幸雄)さんとの舞台に向けて作業をしていた頃(急逝で公演は延期)。蜷川さんを通して自分の未来も見ている気がして、いまこのタイミングで過去の作品を一挙に見返してみたくなったんです」

それがメモリアルイヤーと重なり、全国6都市を巡る大規模ツアーが決定。藤田さんが見据える演劇の未来をぜひ一緒に体感しよう。

■ What’sマームとジプシー? Who’s藤田貴大?

もとは北海道の小さな町に生まれ育った演劇青年。大学で演劇を学びながら自身のスタイルを模索し、大学在学中、新作のたびにスタッフもキャストも集めて自作を上演する現在のマームの形を作り上げた。26歳で演劇界の芥川賞と呼ばれる岸田國士戯曲賞を受賞。以降、ますます注目度が上がり、オファーは引きも切らない。いまもっとも注目される演劇作家だ。
与野本町・彩の国さいたま芸術劇場 小ホール 全席自由4000 円(『あっこのはなし』のみ3000円) 当日券は+ 500円 4作品セット券1万3500円*すべて税込み 彩の国さいたま芸術劇場TEL:0570・064・939 上田、札幌、北九州、豊橋、伊丹公演あり。
■ 7月末にはさいたまの同じ劇場で別作品も発表!

オーディションで出会った埼玉県内の14~20歳の出演者たちと作り上げた、少女たちの青春群像劇。「’10年の初演時、観客動員が増え、京都のツアー公演をやったりと、マームの過渡期だったこともあり、思い入れの強い作品です。いま手法としてよく取り入れている、角度を変えながら見せていく演出もこの作品が最初なんです」
藤田貴大ワークショップ公演Vol.2 『ハロースクール、バイバイ』7/27(木)~ 30(日) 与野本町・彩の国さいたま芸術劇場 NINAGAWA STUDIO(大稽古場) 全席自由2000円(税込み) 彩の国さいたま芸術劇場 撮影:飯田浩一(2010年初演)
かつて『anan』で約2年にわたって 連載していたのは、“女子”という不可解な存在を独自の視点で捉えたエッセイ。『おんなのこはもりのなか』(マガジンハウス 1300円) ふじた・たかひろ 1985年生まれ。大学在学中の’07年にマームとジプシーを旗揚げ。近年は、地方の中高生たちとも演劇の創作活動を行うほか、短編小説や漫画の共作など活動は多岐にわたる。

※『anan』2017年7月12日号より。写真・中島慶子(藤田さん) 文・望月リサ

(by anan編集部)

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