【29歳女子の恋バナ♡】父の死とストーカー被害。私を救ってくれたのは…|実録♡ 結婚プロセス100人インタビュー #4
ananweb / 2017年7月27日 19時30分
ライター&コラムニストharakoが、実際に20代・30代の既婚女性100人にインタビューをし、結婚までのプロセスや心境の変化をお伝えする連載です。第4回目は、長く付き合っていた彼と別れ、寂しさを紛らわすために遊び半分だった恋愛がいつしか本気の恋に、そして結婚へと辿り着いた、29歳Mさんのお話です。
■ 高校生から6年付き合った彼。
【実録♡ 結婚プロセス100人インタビュー 】vol. 4
私は、高校生から社会人の始めまで、ずっと付き合っていた彼がいました。気づけば、6年も一緒。倦怠期や大きなケンカもなく、ワガママな私をいつも受け止めてくれていた彼が大好きだっだし、もうこのまま結婚するのかなー?なんて、正直思っていましたね。
私の将来の夢は昔から、ウエディングプランナー。ずっとその道に進みたいと志していたので、すんなり方向性が決まり、順調に仕事を取り組んでいました。彼は大学に入ってから、いろいろな人に影響を受けて、日替わりで夢が変わるようになっていきました。コロコロと意見が変わる彼を見ていると、なんだか大丈夫? なんて頼りなく思えてきてしまったのです……。
彼より早く就職した私は、同級生にも関わらず、お姉さん気分。「こうしたほうがいいんじゃない?」とアドバイスをしても、長く付き合っているのが裏目にでて、彼は意見を聞いてくれないし、言いわけばかりが増えていきました。そんなモヤモヤが募っていたころ、職場の先輩にふと彼について相談をしたのです。
■ 先輩のひと言で、冷静になった私は…
先輩から返って来た回答は、「Mさんさ、こんなに好きになれた人は、今の彼しかいないって思ってない? そして、自分のことをこんなに好きって思ってくれる人も、今の彼しかいないって思ってない?」という、ガツーン!と頭に響くようなセリフ。内心、思春期の一番楽しい時期にずっと一緒だった彼のことが大好きだった私は、“いなくならないで欲しい” と、いつの間にか執着に変わっていた自分の気持ちに気づいたのです。
客観的な意見を聞いて冷静になった私は、思い切って6年交際した彼と別れることにしました。しかし、彼からは「いつか迎えに行くから」と後ろ髪引かれる言葉をいわれて。私も、“いつかまた戻るんだろうな” と思っていたのが、正直なところです。
ちょうど別れる少し前から、友人の紹介で通っていた接骨院があったのですが、「彼と別れたんだよねー」と意識せずにポロッと話したことがきっかけで、担当の人と連絡を取るようになり、2人でご飯に行ったりする仲になりました。
■ 父の余命宣告で心の支えが欲しかった
6年付き合った彼と別れたばかりで、寂しさを紛らわす程度に……なんて思っていた私は、正直、気軽に遊んでいただけのつもり。しかし、父がすい臓がんであることが発覚し、余命半年と宣告される事態に見舞われたのです。
目の前が真っ暗になり、メンタルは崩れそう……。母とあまり仲が良くなかった私は、どうしたら良いのかわからず、その接骨院の彼に、父のことも相談しました。元彼に比べたら日は浅かったけれど、親身になって話を聞いてくれて支えてくれる姿にだんだん私も心を開いて気づけば交際スタート。相手の実家に連れて行ってくれた時期も早く、初期段階で結婚も意識するようになりましたね。
しかし、彼はいつも仕事が優先で、電話をしてもろくに出ない。寂しがりやな私は「そろそろ結婚はしたいけど、この人で良いのかな。私のこと、ほったらかしだし…」とモヤモヤしてしまい、少し距離を置くことにしたのです。このことが、悪夢の始まりでした。
■ 父の死とストーカー男が重なる
実は、常に男性がいないとダメなタイプの私は、接骨院の彼への気持ちがわからなくなり、違う男性に少しなびいてしまったのです。ですが、その男性は、私をかなり束縛して、LINE300件に着信100件、軽いDVや会わないと脅してくるようにもなりました。
束縛は徐々にエスカレートし、次第に職場や家にまで来るように。そして、追い討ちをかけるように、父が亡くなったのです。人生でこんなに最悪な時期ってあるもの?と、自己嫌悪になり、めまいや吐き気が続き、さすがにおかしい!と病院に行くと「鬱」の診断がくだされました。(本当に、辛かった…)
■ 1通の誕生日メールが、私を救った
どん底だった私は、ストーカー男から来る連絡を全てブロックし、気持ちを落ち着かせようとしていました。そんなボロボロで迎えた私の誕生日。突然、接骨院の彼からメールが届きます。「距離ができて、いつもMがそばにいてくれるのが当たり前だと思っていた」と。
その言葉を見たときに、大粒の涙が流れました。(心の中では、助けて…と叫んでいたのかも)そのメールをきっかけに、またやりとりが戻り、会うことになったのですが「え、顔色悪いけど、大丈夫?」と久しぶりに私を見た接骨院の彼は、明らかに3か月前と違う私の変化にすぐ気づいてくれました。そして、連絡もマメになり、仕事が忙しくても時間を作ってくれるようになったのです。
あんなに距離があったのに、一気に心が急接近したのは、この時からでしょうか。今までにないくらい私を気遣ってくれる彼の姿を見て、「この人しかいない!」と結婚を確信し、ゴールイン。今でも心が不安定になることがたまにありますが、彼がいるから私は大丈夫!安心!と毎日幸せをかみしめています。
あの時、メールをくれて本当にありがとう。あなたのおかげで、生きる希望がわきました。いつまでもそばにいてね!
■ お話を聞いて……。
「結婚願望は早い段階ではあったけど、誰とするの?」という疑問がずっとあったというMさん。今振り返ると、平凡な毎日だったら、未だに恋愛を繰り返しているかもしれない…と話していました。
独身女性の悩むポイントでもある、結婚のタイミングですが、Mさんのように「この人しかいない」と思える事件があると、明確にパートナーの重要性を感じますよね。本当に困ったときに手を差し伸べてくれる男性を大切にしたいと改めて感じました!
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