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ねぇ知ってた…?本当は怖い「桜の木」にまつわる不吉な話4つ

ananweb / 2018年3月27日 19時45分


文・脇田尚揮

■ ■江戸時代まで桜は不吉なものとされていた


桜の一番の美しさは、その儚さにあります。しかし、江戸時代まではその散りゆくさまが“死”や“物事の終わり”と結び付けられ、マイナスイメージを持たれていたようです。

また、散った花びらは薄桃色からすぐに土気色に変わるため、“心変わり”を意味するとも考えられていました。そのため、桜は縁起の悪いものだと考えられていたのでしょう。

■ ■桜を庭に植えるのは縁起が悪い

桜は“散るもの”というネガティブなイメージから、植えると家が栄えずに廃れてしまうとされています。

しかしこれ、ある意味正しいのです。桜は縦横に大きく成長するので、家の日当たりが悪くなったり、他の植物の成長を妨げたりといった難点があります。

根を広く深く張る木でもあるため、家の基礎部分を壊してしまう可能性もあるのです。考えなしに庭に植えてしまうと本当に家が廃れてしまうかも……。

■ ■桜の樹の下に埋まるもの、それは……

「桜の樹の下には死体が埋まっている」これは梶井基次郎の短編小説『櫻の樹の下には』の冒頭の文章です。

桜が人を不安にさせるほど美しく咲くのは、その下に醜い死体が埋まっているからだ、という内容ですが、「桜は人骨を吸って育つ」といった言い伝えや「根元には鬼が住んでいる」という伝承もあり、あながち間違いではないのかもしれません。

もちろん、信じるか信じないかは、あなた次第ですが……。

儚さというのは“死”を連想させるものでもあり、不吉なイメージに結びつくのです。

一方で、これほどまでに私たちの心を惹きつけてやまない花は、他にはなかなかありません。そう考えると桜を眺めるとき、一層感慨深い気持ちになるのではないでしょうか。

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