ホントに安全…? マッチングアプリで結婚した女性に話を聞いてみた #12
ananweb / 2018年4月8日 17時0分
■ 結婚プレッシャーに追い詰められて、半信半疑で試したアプリで……。
【実録♡ 結婚プロセス100人インタビュー 】vol. 12
今までお付き合いしたことがある男性は、旦那以外に3人。結婚願望が強かったので、毎回お付き合いは真剣勝負! 自分なりに頑張っていたんですが、1年以内に別れてしまう短期の恋愛ばかりというのが正直なところで……。本当はいっぱい愛されたいし、尽くしてほしい、追いかけられたいと思っているにも関わらず、結局「重たい女」になって終わるのがいつものオチでした。
彼氏のお誕生日は張り切ってブランドのお財布や時計など、ちょっと無理をしてでも買ってあげてたっけ……。喜んでくれる顔が見たくて、ジャジャーン!っと手料理を振る舞ったり、バレンタインデーには手作りチョコを渡したり。でも、私の頑張る姿を知ってか知らずか、彼氏から返ってくる反応は「あ、ありがとう」という冴えないひと言でした。
この “恋愛の温度差” って、いったいどうしたら良いのかな? してあげたいからしているのに、どこかで見返りを求めている自分がいる気がして。でも、恋愛はお互いに尽くし合うのが理想だったんです。やっぱり、自分と同じように相手も私を愛してほしいと願う気持ちは、いつまでたっても消えませんでした。
■ 結婚式に出席するのが辛くなっていった。
本当は “幸せの場” にも関わらず、友人の結婚式に呼ばれることが、だんだん辛くなっていったのを今でも覚えています。「このテーブルで独身なの、私たちだけだよ」なんて、まだ結婚していない友人とヒソヒソ肩を並べては、お祝いしたい気持ちより “次は私の番” という気持ちばかり大きくなっていきました。
友人に彼氏ができれば、「あーあ、次はあの子の番か」と、また敗北感。心の中で、こんなふうに思ってしまう自分が悲しくなりましたよ。でも、周りはどんどん結婚していく。結婚はタイミングだとわかっているし、そんな簡単に決めるものではないと理解しているのに、どんどん結婚プレッシャーが出てきてしまって。
……そしてついに、27歳を超えたあたりから「本気の婚活」に挑戦したんですっ! もう、本気出そうって。
■ 試せるものは、なんでも挑戦した!
高額な費用のもの以外は、なんでも挑戦しました。飲み会や合コンはもちろんのこと、婚活パーティもけっこう行きましたね。婚活パーティで出会った人は、おそらく女性の経験がなさそうなオタク(?)っぽい男性だったり、この人 “いい感じ” なのになぜ?と思って、プロフィールカードを見てみると「バツイチ・子持ち」の欄に丸がついていたり。
子持ちの人を否定しているわけではないんですが、やっぱり自分は初婚だし、なんか前の奥さんと比べられそうな気がして、“いい感じ” の男性でも乗り気になれませんでした。
や、やばい……! 30歳に差しかかろうとしているのに、まだ全然あてがない! また結婚式に呼ばれちゃった。どうしよう!
……そんな時、「マッチングアプリ」をふとスマホで見つけたんです。いや〜、でも半信半疑ですよ、ぶっちゃけ(笑)。どんな人かもわからないし、共通の知り合いがいる紹介とかでもない。よく広告で見かけるけれど、まさか自分が登録する日が来るとは思ってもいませんでした。
でも、今の私には選択肢がない! できることはなんでもやろう! と決意していたので、とりあえず登録して自分が撮れるもっともかわいい “盛った写真” をプロフィール画像に設定しました。メイクバッチリで(笑)。
■ え、理想の検索していいの?
マッチングアプリには、「検索機能」というのがありました。住んでいる場所、所得、職業、年齢、趣味など、なんとも便利なことに自分の理想を絞り込むことができたので、素直に求めている “理想の結婚相手” を絞り込んでいきました。ふむふむ、なんかメッセージが来る。返してみよう。デートの約束? 万が一変な人がきたら、逃げれるように走る準備をしよう! なんて、準備万全の心構えで挑みましたよ(笑)。
マッチングアプリを利用して、実際に会ったのは4人。「ひと晩ただ遊びたいだけの人」「まさかの共通の知り合いがいる人」「なんかピンと来ない人」など、こんなもんかな〜? なんて諦めていた矢先。プロフィール画像はぼやけていてよくわからないけれど、会ってみたら「けっこうタイプ! かっこいいかも!」と、4人目で好印象の男性に出会えたんですよ。初日のデートから意気投合。すぐに付き合うことになり、お互いの合鍵も早い段階で渡して気持ちを許していきました。
そして、1か月が経過し、仕事から帰ったある日……。
■ 「あ、この人は私の理想を現実にしてくれる」
机の上に、ケーキと食事、手紙が置いてあったんです(涙)。
「今日で1か月だね。仕事で会えなくて寂しいけど、これからいっぱい思い出作ろうね」って。何これ……?私がずーーーーっと求めていた、尽くされる感覚ってこれじゃんっ! なんか達成感でしたよ。この人だったら、イケる(結婚)! そう、確信した時でもありました。
私は、キャラクターのキティちゃんが好きなんですが、お誕生日の時に大きなキティちゃんの形をしたケーキをわざわざ注文してお祝いしてくれてすっごい嬉しかったので、彼の誕生日にはお返しで、彼の好きなバイクの写真をケーキ屋さんに持っていって、バイクの絵をケーキに描いてもらってお祝いしました。これだ! これ! 私の求めている愛し愛され、尽くして尽くされる感じ。
ずっと妥協せずに願っていた理想が、まさに現実になったのです。1年間の同棲後に、プロポーズを受けて念願の「結婚」をすることができました。後から、なんでマッチングアプリを利用したの? と旦那に聞いたら、やはり “理想の結婚相手” を求めていたそうです。
仕事で同じ業界の人とは恋愛関係になりたくないと決めていたらしく、なんとか出会いが欲しかった & たくさん思い出を作れるパートナーが欲しいと思って、マッチングアプリを始めたと言うのです。
正直、周りの友人や両親には「友人の紹介で」としか出会い方について話していません。マッチングアプリで出会ったのは、二人だけの秘密です。でも、“理想の結婚相手” は見つかりました! 本当に! だから、今は幸せいっぱいです。もし、まだ “理想の結婚相手” が見つかっていないなら、効率よく検索できるマッチングアプリも、捨てたもんじゃないですよ(笑)。ふふふふ♡
■ お話を聞いて……。
どんな相手かわからないマッチングアプリは、確かに少し勇気がいりそうですが、すごく楽しそうに話してくださったので、終始爆笑しながらお話を聞いていました(笑)。だって、一生のパートナー選びに、妥協したくないですよね!
尽くすことも好きだけど、やっぱり自分も尽くされたい。そんな見返りを求めるのは、良いことだと思います。素直に、“理想の結婚相手” を検索したKさんに、乾杯です!♡
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ライター&コラムニストharakoが、実際に既婚女性100人にインタビューをし、結婚までのプロセスや心境の変化をお伝えする連載です。第12回目は、マッチングアプリで出会って結婚したKさんのお話です。
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