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海老のクリームブリュレ? 東京のおすすめ“変わり種フレンチ”

ananweb / 2018年6月26日 16時0分

レストランジャーナリスト・犬養裕美子さんの「今日、どこで何、食べる?」。今回ご紹介するのは、『Eme(エメ)』のパイ包焼きとタパスです。


武蔵小山といえば全長800mの長い長い商店街が有名だけど、最近は路地裏におしゃれで元気なショップが増えている。最新の話題はグリーンショップ『トランシップ』の奥に、ワイン&ビストロ『エメ』がオープンしたこと!

「気に入った物件に出合うまで4年かかりました!」と話すのは、横浜出身の武藤恭通シェフ。都内で料理修業してから、フランス、ニュージーランド、台湾など海外で合計2年 半、帰国後はケータリングや出張料 理人、パティシエ、ワインバーなど を経験し、ついに自分の店を持った。

メニューにはフランス料理をカジュアルに楽しめるタパス(小皿)スタイルと、2人でシェアできるアラカルトを用意。「パイ包焼きは、バターの香りがいかにもフランス料理らしくて大好きな料理です。今回はアショワ(フランス・バスク地方の豚肉と唐辛子の煮込み)を具にしましたが、季節ごとに中身を変えていきたい」。

ユニークなのは、天然海老のビスク(スープ)で作るクレームブリュレ。シェフの友人が営む甲殻類専門店『うぶか』で教わった海老からダシをとった、海老風味のクリームスープに、砂糖を焦がしたキャラメリゼの甘辛味が絶妙のコントラスト! シェフの多彩な経験が凝縮されたこの一品は自然派ワインとも相性ぴったり。花と緑のアーチをくぐると、“ワインと美食の園”。こんな店、近所に欲しい!

写真手前・パイ包焼き¥2,800、左・天然海老のビスクのクレームブリュレ¥900、奥・ミキュイにした一本釣りの鮪の南仏マリネ¥1,500、ハーブワイン(フローラル)¥900、シトロンボール¥900

東京都品川区小山3-11-2-1F奥 TEL:03・5751・7636  ランチ11:30~14:30LO、 カフェ14:00~16:00(15:30LO)、ディナー18:00~23:00(22:00LO) 月曜休 営業時間は変更の可能性あり。

※『anan』2018年6月27日号より。写真・清水奈緒 取材、文・犬養裕美子

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