【結婚調査】一番の悩みは「夫の家族との関係」“結婚のリアル”
ananweb / 2018年9月2日 20時0分
結婚相手との出会いから、結婚を決めた理由、そして結婚後の悩みまで、全国の25~44歳の既婚女性525人に、“結婚のリアル”について聞きました!
未婚女性には、経験していないことだからこその期待や不安があったけど、既婚者は、実際結婚までどうやって辿りついたのだろう。
「結婚相手との出会いの多くは、友達の紹介や学校の同級生、それに職場といった身近なコミュニティ。SNSが登場した今も、出会いの場の王道は、団塊世代から変わらないようですね」(少子化ジャーナリスト・白河桃子さん)
一方、結婚のきっかけは、時代による移り変わりがある模様。
「30年くらい前までは年齢で結婚を決めていましたが、少し前はきっかけがないから、妊娠先行で結婚するという傾向がありました。でも今は、『付き合いが長くなったから』など、自然な流れ。片方が強引に引っ張っていくということではないので、結婚後もうまくいきやすい」(家族社会学者・永田夏来さん)
ただ、実際に結婚すると、こまごまとした不満や悩みも生じる。
「多くは“許し”の問題だと思います。不満が溜まるのは、こうでなければいけないという“自分憲法”が厳しいから。仕方ないと相手を許せることが、結婚生活をよりよく続けるカギに」(漫画家・山田玲司さん)
詳しい調査結果はこちら!
■ 身近な場で出会い、自然な流れで結婚を決めている。
Q. 結婚相手とはどのように出会いましたか?(一部抜粋)
A. 友達の紹介…23.2%、合コンや飲み会…14.5%、学校の同級生…10.1%、旅行先などの偶然の出会い…4.8%、婚活…2.9%、幼なじみ…1.1%
「身近なコミュニティには、結婚に至りやすい出会いの条件が多数。直接、会う約束をしなくても、仲間で集まる機会があるし、それが仕事なら、目的や時間、場所の共有ができる。自然と深く打ち解けられるんです」(白河さん)
Q. 結婚を具体的に考え始めるきっかけになった出来事は何ですか?
A. 付き合いが長くなり、一緒にいるのを自然に感じた。子供が欲しかったから。周りの友達がどんどん結婚した。30歳が近づいてきて、そろそろかなと。仕事を辞めたタイミングで。
「“子供ができたから結婚”ではなく、結婚の理由に“子供が欲しい”と言えるようになったのは、新しい状況。相手と人生設計が共有できているということで、その後、生活を共にするにあたって、とても大切」(永田さん)
■ 結婚は良し悪しあり。一番の悩み事は、夫の家族との関係性。
Q. 結婚してから変わったことはなんですか?
A. 自分にお金をかけられなくなった。自由に使えるお金が減った。悩みを一人で抱え込まないようになった。忍耐強くなった。あきらめを知った。帰宅時間を気にするようになった。相手の好みに合わせた料理を作っていたら、好きな食べ物が増えた。自然体でいるようになった。
「自由にお金が使えなくなった」など、未婚女性の不安が的中している部分もあるけれど…。「これもやはり楽しめるかどうか。『悩みを一人で抱え込まなくなった』という意見もありますし、捉えようで結婚生活はよりラクになるはず」(山田さん)
Q. 交際段階では感じていなかった、結婚してから新たに生じた悩みは何ですか?(複数回答)
A. 夫の両親、きょうだい、親戚との関係…33.1%、家事の分担への不満…32.0%、夫との金銭感覚のズレ…28.0%、夫を男として見られなくなった…27.4%、夫の生活のだらしなさ…27.0%、知らなかった夫の性格が見えてきた…24.8%、休日の過ごし方に関する意見の不一致…21.7%
「義父母との関係の問題は、昔から変わらず。その間に夫がどううまく入ってくれるかが不満解消の分かれ目に」(永田さん)。「家事については、時給換算すると、夫の年収が600万円でも分担する必要があるとのデータも。きちんと話し合うことが必要です」(白河さん)
白河桃子さん 少子化ジャーナリスト。相模女子大学客員教授。近著は共著『「逃げ恥」にみる結婚の経済学』(毎日新聞出版)。「婚活」ブームの火付け役としても知られる。
山田玲司さん 漫画家。『Bバージン』(小学館)など恋愛漫画とともに、女性向けサイト「AM」での恋愛相談コラムが人気に。『CICADA』(小学館)4巻が発売中。
永田夏来さん 家族社会学者。現代の日本における結婚観や家族観を調査研究している。新しい結婚や家族の形を綴った『生涯未婚時代』(イースト新書)が好評。
今回一緒に調査を行ったのは…LINEリサーチ コミュニケーションアプリ「LINE」を運営するLINE株式会社が展開する、スマートフォンリサーチサービス。リアルな声の収集に定評あり。※全国の25歳~44歳の未婚女性、既婚女性、未婚男性 各525人に、2018年7月14日~16日に調査。
※『anan』2018年9月5日号より。イラスト・深川 優 取材、文・保手濱奈美
(by anan編集部)
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