「スペックの低い人とは無理」結婚の悩みに専門家が喝!
ananweb / 2018年9月4日 22時0分
結婚したいという気持ちはあるのに、「プライドが邪魔をする」「自分に自信が持てない」とアンビバレントな思いに悩む女子の声も多い。心のハードルを取り除き、結婚にポジティブに向き合うための、気持ちと考え方の切り替え法をケース別に伝授します。
今回、未婚女性への調査で多かったのが「結婚はしたいが、気になることがあって踏み切れない」の声。そこで、彼女たちが抱える心の枷をメンタルトレーナーの久瑠あさ美さんに分析してもらった。
「見栄や世間体、コンプレックス…自分では原因がわかっているつもりでも、意外とそれが“思い込み”である可能性は高いもの。まずは自分の中にある心の矛盾に気づいて、“結婚したい”感情にブレーキをかけているものが何か、あぶり出すことが大切です」
■ 収入や容姿などスペックの低い人とは結婚できない
友達に「結婚相手が見つからない」とこぼすと、「理想が高いからなー」とよく言われます。自分では「普通の人でいい」と思っているのですが…。1年ほど前から積極的に婚活イベントに参加していて、「これだけ頑張っているんだもの!」と収入や容姿のいい人を求める気持ちがどこかにある気も。(32歳・恋人なし)
【自分にない価値を相手に求めているだけかも】
「婚活において、相手のスペックはわかりやすい判断材料。“普通の人でいい”と言いつつも、無意識に相手を数値化しているのではないでしょうか。自尊心の裏返しで、自分にない価値を相手に求めているだけなのかもしれません。しかし、条件で選んだ結婚では、条件つきの幸せしか得られないと気づいて」
■ 彼の年齢が不安
今の彼と結婚したいと思っているのですが、14歳も年上なのが引っかかっています。彼のことは大好きなのに、正直、親に紹介しにくいなと思ってしまったり…。子供ができたときとか、老後のことを考えると、結婚して大丈夫なのか不安な気持ちがあります。(28歳・恋人あり)
【結婚の形はそれぞれ。世間とのズレを恐れてはダメ】
「14歳年上、いいと思います。老後のことや子供については、お互いが健康管理してさえいればクリアできるはず。気になっているのは、むしろ“世間体”では。一般的な概念からは外れますが、逆に年齢差を自慢にしてしまうなど、自分の結婚に対しオリジナルな指標を作ることで解決できるはず」
■ 親や周りに自慢できる人がいい
友人の結婚した相手を見ると、「羨ましい」「どこでそんないい人を見つけたんだろう」と若干ひがみを感じてしまいます。「あんな人と結婚したら親も喜んでくれそう」「私もそんな彼を見つけたい!」という目線で男の人を見てしまっている自分がいて、なかなか相手が見つかりません。(28歳・恋人なし)
【他人は関係ない! 自分の選択に自信を持って】
「相手を選ぶ観点が他者目線になってしまっています。自信がないので、“いい人見つけたね”と他人に言われて満足したいだけ。自分が選んだ人を信じられる心の強さを磨いていきましょう。完璧さを求めるのではなく、自分が彼の自慢できるポイントを作ってあげるくらいの気持ちで臨むといいと思います」
■ 自分が妻としてうまくやれるか自信がない
自分は自由人な性格で、彼の妻が務まるのか心配です。面倒くさがりなので、毎日家事ができるのか、家計の管理ができるのか。そして、相手の家族に嫁として認めてもらえるのか心配が尽きません。(29歳・恋人あり)
【彼のために努力する気がなく、“自由人”を認めてほしいだけ】
「厳しいことを言うようですが、“自由人”という言葉を使って、面倒なことから逃げているだけに思えます。性格のせいではなく、実は努力する気がないのかも。結婚したら、家事も家計の管理もやるんです! 結婚を考える前に、まずはその姿勢を改め、生活をきちんと立て直すことが先ではないでしょうか」
久瑠あさ美さん メンタルトレーナー。「ff Mental Room」代表。5万人のクライアント実績あり。最新刊は実践トレーニング本『未来を動かす手帳術』(扶桑社)。
※『anan』2018年9月5日号より。イラスト・Murgraph 取材、文・瀬尾麻美
(by anan編集部)
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