J－POPな「般若心経」が心地良い！ 深い呼吸をゲットできる方法

強く美しい体作りのための一つのポイントとなるのが、呼吸の深さや体幹の強さ。呼吸・体幹にまつわる個性派情報をリサーチ&編集部で試してみました！　意外なアプローチが、呼吸トラブルやゆるんだ体幹に、けっこう効くんです。
■ J－POP感覚で「般若心経」を唱えて呼吸を整えよう。

音楽ユニット「キッサコ」の薬師寺寛邦（かんほう）さんが歌う「般若心経 cho ver.」が“心が落ち着く”とYouTubeで190万再生を記録。聴いてみると、心地よくて早速リピート。

「お経は、息を静かに吐きながらよむので、自然と深い呼吸になり、呼吸が整ってきます。意味は考えず、抑揚もつけず、言葉を追いかけるようによんでみてください。座禅に近い感覚になり、頭の中をリセットする時間になります」（薬師寺さん）

好きな曲を歌う感覚で、般若心経を口ずさんでみて。

薬師寺寛邦さん（キッサコ）　1979年生まれ。愛媛県出身。臨済宗「海禅寺」副住職、音楽家。「薬師寺寛邦 キッサコ」として仏教の教えを音楽にのせ伝える。12月に中国、台湾ツアー決定。

■ 日本の玩具「吹き戻し」が健康効果で再注目！

「フー！」と吹くと紙製の筒が勢いよく伸びる「吹き戻し」。子どものころに親しんだ日本のおもちゃが、“呼吸力をつける”と再注目されている。吹くときのポイントは、おなかにしっかり力を入れること。腹式呼吸を繰り返すため、数回吹き続けるだけで体がポカポカしてくる。負荷レベルやデザインで選んで。

「腹式呼吸エクサ ロングピロピロ」
紙筒が約1mにもなる超ロングタイプ。3つの印を目安に4段階に分け吹き込むと、呼吸力がさらにアップ。吸う息をコントロールして巻き上げればブレストレーニングにもなる。￥980（ドリーム　TEL：0120・559・553）

「長息生活　トライアルセット」
医療・介護の現場でも取り入れられている医療用吹き戻し。口腔圧を高めるレベル0～1（白・ピンク）、より負荷を加えるレベル2（青）のセット。自分の最適レベルでトレーニングができる。￥870（ルピナス　TEL：0824・62・0384）

※『anan』2018年10月24日号より。写真・中島慶子　文・神武春菜