86%が結婚後も…女性に聞いた「専業主婦になりたくない」本当の理由
ananweb / 2018年11月12日 19時0分
結婚後、専業主婦になりたいか否か。その答えは、時代とともに変化しています。平成最後のいまを生きるアラサー女子たちはどうなのか、彼女たちの思う「専業主婦」への価値観を聞いてみました!
文・オリ子
【アンアン総研リサーチ】
■ 専業主婦はお断り!? 20~30代女性の意識調査結果発表!
anan総研調べ
平成最後の年を生きるアラサー世代の女性は、昭和の時代、専業主婦が一般的だった考え方と異なり、なんと全体の86%が結婚後も仕事を続けたいと望んでいるようです。専業主婦になりたい人、なりたくない人はどのように考えているのでしょうか。具体的に、意見を聞いてみました。
■ まずは少数派! 専業主婦になりたい女子の意見は?
「仕事が今一番のストレス。男に甘えたいとは思わない。けれど、仕事というストレスから一度離れる生活を過ごしてみたい」 (32歳・公務員・会社員)
「家庭に専念したいし、働くことと両立できないから」(29歳・公務員・会社員)
「お教室にいったり趣味する時間をたくさんとりたいから」(27歳・公務員・会社員)
「趣味をずっと家でしていたい」(25歳・学生)
「既婚ですが働いています。でもやっぱり子どもができたら専業主婦になりたいです」(26歳・契約)
パートナーの給与に家計はお任せして、「自由に自分の趣味を楽しみたい」 、「家事・家庭に専念したい」、「子育てに専念したい」、「仕事というストレスから離れてみたい」 など理由はさまざまですが、みなさん決してただ怠けたいのではなく、「仕事意外の場を完璧にこなしたい」または「自分の大切な物とちゃんと向き合いたい」という思いを持って、専業主婦を望んでいるようです。
■ 多数派! 結婚後も仕事を続けていきたい理由は?
「キャリアをつぶしたくない。結婚は人生の通過点でしかない。ゴールのように捉えたら、将来的に自分が後悔すると思う」(27歳・公務員・会社員)
「自分の生活は自分でしたい。結婚して、夫とは別れられても、自分とは死ぬまで別れられないので、自分の自立は常に意識しています」(31歳・自由業)
「家計が苦しい状況で働くのは嫌ですが、家庭以外での居場所も欲しいと思うので、自分のために好きな仕事ができるなら仕事をしていたいです! 私の母も仕事をしていて尊敬できるので、私も働いていたいなと思います。また社会で活躍されてる女性のは若々しいイメージがあります」(30歳・公務員・会社員)
「1日中家のことをする毎日は、一気に老け込みそう。独身時代の今は周りからの刺激によって内面・外見の成長できているのでそれが無くなったらどうなるのかと不安。自分はそうなのに、旦那がどんどん成長する姿を見るのは嫌かもしれません。いつまでも自分の世界は持っていたい」(30歳・自営業)
「仕事が大好きだから、世帯年収は高いほうがいいから」(30歳・公務員・会社員)
「社会とつながっていたい」(30歳・公務員・会社員)
「自由に使えるお金がなくなるのが困る。キャリアは、一度やめたら復活させられないと思ったほうが良い」(31歳・自由業)
「離婚率が高くなっているので、別れた後に仕事が何も無いのは怖い」(33歳・無職)
「自分の欲しいものや、自分のしたいことをするのにお金はかかると思うので、気兼ねなくそれに対してお金を使いたい。自分自身でお金を稼がなくなってしまったら、いろいろと生活やお金のことで相手から言われた時に、対等な発言権を持てなくなりそう」(33歳・自由業)
今回のアンケート結果によると、「キャリアを積んでいきたい!」、「自分の欲しい物は自分のお金で買いたい!」という前向きな理由も聞かれたいっぽうで、「家計が苦しいのは嫌」、「ダブルインカムでないと不安」、「暇になるのがつまらなさそう」、「専業主婦は老け込みそう」、「社会から隔離されそう」、「離婚するとなったら不安だから」など、専業主婦という立場のあやうさを危惧する声も多く聞かれる結果となりました。
不安感から働き続けていたいと願う女性が実は多いようです。ちなみに、今回はご紹介できなかった意見の中にも、かなり「離婚を意識して継続的に自分の収入が欲しいから」という声が多数聞かれました。これも、離婚率が増えた平成最後を生きるアラサー世代ならではの声かもしれませんね。
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