断っちゃダメ…出会ってもときめかない「決め手レス」の解決方法 レスなひとびと
ananweb / 2018年12月6日 21時0分
現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、思い切って婚活アプリに手を出したアラサー女子。多くの男性が興味を持ってくれたものの、本人はいまいちピンとこない“決め手レス”なのだとか。三松先生、解決策をお願いします!
文:三松真由美 イラスト:犬養ヒロ
【レスなひとびと】vol. 6
■ 奈央(33歳)マッチングアプリで380人から反応あり。
しかし心躍る相手はゼロの ”決め手レス感”
部署の後輩、真麻に恋人ができた。キラリ輝く2歳上の銀行員。「付き合うなんて久々すぎて変な感じですよう」と、照れくさそうに打ち明けられる。
「ええ? どこで見つけたの」
「マッチングアプリ!」
「はい? アプリ?」
ネット上で彼氏を見つける方法があると、耳にしたことはあった。まさか、自分の周りに。目を丸くしている奈央に向かって真麻は「奈央先輩もやりましょう」と一言。奈央の携帯をサッと奪い、アプリをダウンロード。
試さない理由はない。登録から1か月。・・・・彼氏はいまだゼロ。できそうな予感も、ない。奈央需要がないわけではない。アプローチがあった人数は380人越え。33歳の奈央にとっては、想像以上に「求められている」感があり、悪い気はしない。というか、まじモテてる。
でも「お付き合い」につながる予感がしないのは、胸が躍る「決め手」が誰一人としてないから。
奈央に興味を示す男性たちのプロフィールにざっと目を通し、悪くないと思った相手を選び、メッセージツールでのやり取り。写真だけの男と盛り上がるほうが難しい。一枚のキメ顔画像でどこまで相手を信頼できる?
「ダメだったら次」、そんな思いのやりとりがむなしい。地味に心がすり減る。でもダラダラやり取りしてしまう。ビビッドな出会いなんて社会人には1万分の一の確率。そんなこと、わかっている。でもでも、心のどこかで「この人しかいない!」の運命を待ち望んでいるのかも。奈央は、胸の内の ”お姫さま欲” に気がついたものの、今日もまたむなしいメールをキメ顔写真の相手に送り続けている。
婚活マッチングアプリを通じた出会いは急増中。累計会員数700万人を超えるアプリもあります。セックス目的の「出会い系」とは別物で、入会審査の基準が厳しく、会員の質や信ぴょう性も高い場も多いとか。男女交流にセックスは付き物。「ヤレる女」を求める男は絶対にいるので注意も必要。アプ婚活のリスクを意識するに越したことはなし。
でもでも出会いの「きっかけ」がない女性は試してみてもよいでしょう。だって380人とデートできるのだから。
奈央さんのみならず「男性とどこで出会えばばいい?」という質問は私のもとにもひっきりなしに寄せられます。アプリもありです。奈央さんは「後輩が銀行員ゲッチュ」という「きっかけ」をいかし、新しい婚活に挑戦。ここは「よくやった☆」ポイント。彼氏はできていませんが、自分の恋愛観に気づけた。大収穫です!
次は、運命の出会いへの憧れを「きっかけ」にして、行動を起こすステージ。王子様は、自分から狩りに行く時。待つだけで世界は変わらない。まず、おのれが動く。時間を無駄にしている暇はない。
アプリ内で、88人と会ってみるもよし。(88はなんとなく縁起が良い数字だから)。「決め手」に欠けるというのなら、「決め手」を見つけるまで、動きを止めないこと。日々「きっかけ」を意識して過ごすこと。そう言えばどこかの本で読みました。「今日は黄色い車を見つけるぞ」と意識したら普段は見えない黄色い車が目の前を4台通り過ぎた。
男もそんなもん。電車の中、駅の階段、コンビニのレジ待ち。すべての場で意識集中。過去取りこぼしていた理想の彼氏が必ず生息しています。アプリ内の380人の男を「決め手レス」とジャッジせず、まず88人、会ってみろ。
三松 真由美
恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にhanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。日本性科学会会員。ED診療ガイドライン作成委員。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。
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