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待たせてごめん!男が急に「プロポーズしたくなる」きっかけ 実録♡ 結婚プロセス100人インタビュー #26

ananweb / 2019年1月5日 20時30分

待たせてごめん!男が急に「プロポーズしたくなる」きっかけ 実録♡ 結婚プロセス100人インタビュー #26

ライター&コラムニストharakoが、実際に既婚女性100人にインタビューをし、結婚までのプロセスや心境の変化をお伝えする連載です。第26回目は、10年間の月日を経て、結婚に至ったJさんのお話です。
■ このままずっとこの人と? それとも、もう……。


【実録♡ 結婚プロセス100人インタビュー 】vol. 26

夫とは、かれこれ14年の仲になります。10年間の交際を経て結婚し、現在は子どもも生まれて結婚生活4年目です。この年数だけを聞くと、「一途ですね」「本当に仲が良い」「運命の人」なんてよく言われるのですが、実際に共に過ごしてきて感じるのは、「私の手を離さずにそばに居続けてくれた人」だと思っています。

さかのぼれば、高校生の時。男友だちに「ねえ、誰か良い子いない?」と紹介をお願いされたことがありました。その頃私は、彼氏がいたので、私の一番の親友を紹介することにしたのです。……しかし、連絡をとったり遊んだりしていたらしいのですが、お互いに惹かれるものがなくて交際に発展することはありませんでした。

それどころか、その男友だちは私のことをどうやら好きになってしまったみたいで(笑)。彼氏がいる私に対して、「ねえ、いいじゃん。別れて俺と付き合ってよ?」とグイグイ攻めてくる姿に、つい男気を感じて乗り換えてしまったのです(当時の彼氏には、申し訳なかった…! ごめんね)。

■ そこから気づけば10年一緒にいた。

交際当初はぐいぐいリードしてくれた彼ですが、気づけばお互いに10年経っていました。仕事も真面目だし、地元も一緒で過ごしやすい、定期的にデートもするし、別れる原因もない。家が近いので、あえて同棲をすることもなく、交際に不満は特にありませんでした。

高校を卒業して、大学は別々の道に進み、環境や人間関係はどんどん変わるけれど、いつもそばにいるのは彼。良くいえば安心できる存在でしたが、悪くいえばマンネリ状態だったこともあり、アラサー手前で急に将来のことを考えるようになっていきました。

「このままの状態で一緒にいるのかな?」「結婚を切り出すタイミングはいつかな?」「私の青春は、すべて彼に捧げたはず…」と、だんだん今まで考えていなかったのような気持ちが溢れてきたことを覚えています。

■ 私は待ち続けるべきか? 否や……。

おそらく、5年〜10年と交際しているカップルで、彼がなかなか結婚を切り出してこなくて悩んでいる女性は共感していただけるのではないでしょうか。

このまま関係を続けて、同じような毎日を過ごすのか?  それとも、一度区切りをつけて新しいスタートをしたほうが未来を作れるのか。もちろん、私も迷いに迷いましたね。

たまたま誘われた同窓会では、クラスが同じだった男友だちに「俺と将来を見据えて、付き合おうよ」と言われて揺らいだり、彼がいないところで飲み会やパーティに参加して視野を広げようとしたり。

彼のことは好きだけれど、結婚は男性が決断するものだと思っていたので、「結婚に前向きな男性」が良いのではないか? と、フラフラする時期が続いたのです。

浮気と言われたらそれまでなのかもしれないけれど……。「だって、プロポーズ待って10年だよ!!(叫)」と、心の中ではだんだん苛立ちさえ感じ始めていました。

テレビCMや雑誌などの「ブライダル特集」がとにかく気になるようになって、「ああ、いいな。こんな華やかにプロポーズされたら嬉しいだろうな」と、キラキラした婚約指輪や真っ白なウエディングドレスに憧れながら、自分のタイムリミットと戦う毎日でした。

■ 仕事はできても、男は優柔不断説!

しびれを切らした私がとった行動は、正直に心境の変化を彼にぶつけることでした。

「ぶっちゃけ、結婚を考えていないならば、私はもう別れたい。長く一緒に連れ添った思い出はあるけれど、これ以上 “情がわく” のは耐えられないし…。最近は、『結婚前提にお付き合いを』と、男友だちから告白も受けているし、早めに決断してほしい」と、最近私が思っていることや、いろいろな男性と交流し始めていることまで包み隠さず話したのです。

——慌てた彼は、すぐに指輪を後日渡してくれました。おそらく、私がこの決定打を言わなければ今もカップル状態か、別れていたかもしれません(笑)。彼のように、普段は仕事もできるし真面目だけれど、恋愛において優柔不断になりがちな男性は少なくないのかもしれません。

彼曰く、「プロポーズして断られたらどうしよう」と、年月が経つたびに恐る恐る様子見をしていたらしいです(笑)。気づけば10年も経ってしまい、最終的に私から結婚を急かす形にさせて申し訳なかったとのことです。

結婚する前は、“憧れのプロポーズ”に期待をしていた私ですが、女性から寄り添って思いを告げることは決して恥ずかしくないといまでは思います。女性からの逆プロポーズだったとしても、終わりよければすべてよしなのかも。

■ 結婚相手で迷ったら、考えたいこと

もし、私と同じように長年プロポーズを待っている女性にアドバイスするとしたら、人生の最後のことを考えてみてほしいと思います。途中でフラフラと “結婚できそうな男性” を探していた時期もあるのですが、最終的に結婚相手を決めた理由は「おじいちゃんとおばあちゃんになっても、隣にいるメージができるかどうか」でした。

目の前のトキメキではなくて、穏やかに10年過ごし続けていた事実や、ケンカして「もういい!」と飛び出しても必ず解決するまで話し合ってくれる優しさは、出会ったばかりの男性に敵うはずもありません。

人間って、たまに矛盾する時がありませんか? 本当は好きだけれど「もう嫌い!」と言ったり、本当は止めてほしいのに「もういい!」と言ったり、結婚したいのに「別に今は今で楽しいし」と強がったり……。私はそんな女でした。

「この人と結婚したい」と思うならば、素直になって自分から歩み寄ってみる。プライドなんて、ちっぽけな心の壁ですよ。もし、長年の交際に終止符を打ちたいならば、「本音トーク」をぜひ明日にでもしてみてください♪ きっと、心境を打ち明けた“勇気”が“幸せ”に変わるはずです。


■ お話を聞いて……。

「おじいちゃんになっても、一緒にいる気がした」と最後にお話ししてくれたJさん。楽しさだけではなくて、どんな時でも手を離さない絆を信じられるかどうかが分かれ目になりそうですね。

また、女性から結婚したいと正直に打ち明けてみるのもあり、という意見は、多くのアラサー女性に響くのではないでしょうか。草食な男性には、愛のムチでお尻をペシペシしてみてみましょう♪

目的は、キラキラしたプロポーズではなくて、彼と夫婦になること。これがブレなければ、きっと実りある結果になること間違いなしです。



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