だからドロドロ…不倫女特有の「揺るぎない自信と思い込み」とは? #2
ananweb / 2019年2月6日 20時30分
やめられない不倫。夜な夜な悩み、でも彼のことが大好きだから別れられない。そんな悩みのループにハマる女子っていますよね。
不倫関係が辛いのは、当然相手に家庭があったり、それによって2人の関係に未来が見えないからだったりします。でもそれ以外にも、本来考えるべきではない“争う気持ち”が芽生えているから、やめられないということもあるんです。恋愛ジャーナリストのおおしまりえが、悩める不倫女子を救います!
文・おおしまりえ
【おおしまりえの恋愛道場】vol. 2
■ 不倫の恋がやめられない本当の理由とは
不倫の恋がやめられないのは、相手が好きだから。
相手が別れてくれるという言葉を信じているから。
ただ好きだから一緒にいるだけ。
など、いろいろな続ける理由を耳にしたことがあります。でも相手の2番目として居続けなくてはいけない恋愛は、普通の関係とは決定的に心のすり減り方が違います。そもそも悪いと思いながらも不倫を続けてしまうのは、ポジティブな恋愛感情以外にも、“争う気持ち”があるのではと思っています。
争う気持ちとは、彼の1番になりたいという勝ち負けの気持ちや、このまま耐えれば彼がこっちに来てくれるかもという、我慢比べのような気持ちです。本来恋愛はパートナーとの関係性をどんどん深めるために行うものです。しかし不倫はスタート時点で障害があるため、勝ち負けや我慢比べなど、恋愛ではない部分にエネルギーを使ってしまいがち。
気づくとそういった争いの部分に執着し、好きという感情も相まって、なかなか別れられない泥沼状態に陥るのです。
■ 駆け引きや勝負は相手と自分を許せば楽になれる
彼に別れてもらって、1番になりたい。
もう◯年付き合ったんだから、別れるまで待つ。
奥さんよりも絶対私のほうが彼を幸せにできる。
これらは不倫女子がよく思い込む思考ですが、こういった考えがあると、愛情ではない執着が生まれ、彼と別れて次の恋愛へという視点は生まれにくくなります。
ではどうしたらいいのか。まずは闘争心に囚われている自分を許すことが必要です。勝ち負けの勝負にこだわっている自分。相手の妻を恨んでいる自分。そして大好きだけど思うように行動しない彼を、時々憎んでいる自分を許して欲しいのです。すべてを許せると、2人の関係にくっついたドロドロしたものが削ぎ落とされていき、本当に彼が自分の人生に必要なのか見えてきます。
不倫に限らず、恋愛の多くは相手への依存や執着でつながっていることも多いもの。今幸せならいい。そう思うのも自由ですが、本当に長きにわたり彼と関係を築きたいのなら、純粋な愛に注力できる環境を自分で整えていく必要があるのです。あなたの恋愛は、愛ですか? それとも執着ですか?
■ 別れるための準備も…心を軽くする行動3つ
こういった心の準備が整っていくと、自然と彼が今の自分に必要か否か、少し冷静に考えることができてきます。それに加えて、自発的に別れるための心の準備をしていくことも、とても有効です。自分でできる準備とは? って思いますよね。ここでは別れるための方法を3つほどご紹介します。
■ 不用品や人間関係を整理しておく
人は何かを決めたり、何かを捨てたり別れたりして、環境に変化を生み出すことで、無意識にストレスを感じる生き物といわれています。恋人との別れは、当然ながら悲しいとか寂しいという感情以外にも、人間関係の変化という意味で、ストレスになるわけです。
この人間関係のストレスを和らげるために、事前に物を捨てたり、彼以外の人間関係をスッキリさせておくことで、変化への耐性をつけ、別れをスムーズに備える準備ができるかもしれません。
■ メールの頻度を減らしておく
別れた後というのは、生活リズムが変化します。そのリズムを作っているひとつが、LINEのやり取りです。彼と別れると、当然LINEのやり取りがなくなり、手持ち無沙汰になり寂しさを覚えます。
そのため別れを決意したら、準備として事前に彼とのやり取りの頻度を減らし、LINEが来ないことがそもそも当たり前の生活にリズムを変えてほしいのです。こうすることで、実際別れた後に彼と連絡が絶たれても、寂しさが完全には拭えなくても、多少なりとも冷静さは保てるのではないでしょうか。
■ 引っ越しや旅行を企画しておく
人との別れは変化というストレスです。つまり彼と縁が切れた寂しさとは関係のないところで、ストレスを感じ負担に思うのが人間なのです。この原理を利用して、お別れと同時に引っ越しや旅行など、別の変化を起こすことで、別れのストレスを感じにくくさせることができます。
傷心旅行とよく言いますが、あれは人間の原理的にも、心の負担を減らす行為として正しいのです。
不倫の恋への向き合い方と終わらせ方。少し頭の中が整理できたでしょうか。
恋愛をしていると、今自分がどんなパワーで前に進んでいるか、わからなくなるときがあります。不倫など超えられない壁がある関係であれば、なおさらです。別れるか、付き合い続けるかはあなたが決めるべきことですが、もし別れたいかも…と思うなら、今日の話を参考に、少し自分自身を見つめ直してみるのも、よいかもしれません。
おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト
10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。
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