幸せ横取り大好き!新婚男性を「不倫」に引きずり込む女|ラブデストロイヤー研究所~男と女の修羅場ファイル~
ananweb / 2019年2月21日 20時45分
誰もが夢見る幸せな結婚生活。だが世の中にはそんな幸せを食い物にするラブデストロイヤー、通称ラブデスが存在します。ここはラブデスの生態を解明し、襲撃から身を守るよう警告を促すために設立された研究所。明日は我が身かもしれません。心してご覧あれ……。
文・イラスト 伊藤沙帆
■ ラブデスファイル01「ハネムンジャマー」
Aさん(当時29歳)は、友人の紹介で出会った心優しい男性と結婚、ハネムーンでヨーロッパ一周ツアーに参加しました。ツアー参加者は20名弱。その中に単独で参加している若い女がひとりいました。行きの飛行機で、Aさん夫妻と彼女は席が隣りになりました。
とても感じが良く可愛らしい彼女と、Aさん夫妻はすぐに打ち解け、旅行中も一緒に楽しい時間を過ごしたそうです。
Aさんが夫の異変を感じたのはハネムーンから半年後のこと。残業という理由で夫の帰りが遅くなる日が増え、休日出勤も頻繁にするようになりました。以前と比べ、心なしか態度も素っ気ない気が……。
誠実さと優しさがウリのうちの夫に限って何もないはず……と思いつつもこっそり夫の携帯を見てみると、そこには浮気の決定的証拠が。
LINE履歴やカメラロールに出てきたのは、そう。ハネムーンで仲良くなったあの女でした。
嘘でしょ……あの女がいつの間に?
Aさんが怖いもの見たさでLINEのやりとりをさかのぼってみると、なんとこの女、機内でAさんがトイレに立ったすきに、夫の連絡先を聞き出していたのです。
女はハネムーン中に何度も夫に連絡を取り、帰国後のデートの約束まで取り付けていました。そして帰国後間もなく2人の関係がスタートし、現在まで続いていたのです。
夫に女との関係を問いただすと、彼はあっさり認め、結婚から1年足らずでスピード離婚。Aさんは今も男性不信に陥っているそうです。
■ ラブデス研究所の見解
ほう……これは中々希少性の高いラブデス、「ハネムンジャマー」ですね。ハネムーン中という、ラブデスにとっても非常に難易度の高い状況下でよく……じゃなくて! Aさんお気の毒に。心中お察しします。
それにしても行きの飛行機の中で連絡先を聞き出すとは。瞬発力と攻撃力の高さに脱帽します。
いや逆に、隙ありなのかもしれません。ハネムーンなんて幸せの絶頂ですよ。そこで夫が他の女にうつつを抜かすなんて……。
今回のケースだと、確かに夫は悪い。だけどね、人間という生き物は、飽きやすく、目新しいものには興味を惹かれるもの。ラブデスの魔の手にかかってしまう可能性は誰にでもあるのです。
このラブデスは、そういう人間の心の隙を狙って攻撃してくるんですよ。新婚だろうが、幸せ絶頂のハネムーン真っ最中だろうが、ニューカマーの新鮮味には敵わないのです。
ほとんどの人が、相手のことを多方面でよく理解した上で結婚を決めるわけですから、言い方は悪いですが、結婚を決めた時点で、その相手は最も新鮮味のない異性となっているわけです。
ハネムンジャマーは、新鮮味とミステリアスさを武器に攻撃してくるので、新婚カップルは格好の餌食となるでしょう! 既婚男性はハネムンジャマーのフレッシュな魅力に弱いのです……。
ここまでハネムンジャマーの恐るべき生態について詳しく解説してまいりましたが、研究に研究を重ねた結果、「ハネムンジャマーに狙われにくい人の3大特徴」が判明しました。それは、
「孤独そう・わびしそう・みじめそう」
このようなカップルをハネムンジャマーは苦手としているんです! 他人の幸福を横取りするラブデスですからね。こんな人たちには見向きもしないでしょう。
ただし、そんな不幸せな人は、現状ではごく少数に留まっています。ほとんどの新婚カップルは、ハネムンジャマーへの対抗策を持っていないのです。
それでは、このラブデス相手に我々はどう対処すればいいのでしょう。
ずばり、「そもそも結婚しない」ことがハネムンジャマーから身を守る唯一の方法なのです! 結婚しなければハネムーンに行くことすらないのですから……。(えっ、無理ですって?!)
みなさまも、結婚されるときはくれぐれもご注意を。すぐ近くに計り知れない凶暴性を隠し持ったラブデスが潜んでいるかもしれません……。
それではまたお会いしましょう。
© Gladskikh Tatiana/ shutterstock
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