「彼に合わせてムリしてる診断」我慢の限界女子を救う方法 #5
ananweb / 2019年2月28日 20時0分
「いつも人の意見に合わせてばかり」。そんなふうに悩むことってありませんか? 気遣いができるとか、空気が読めるとかのメリットの前に、本当は人にばっかり合わせ続けて疲れている人は、実は多いものです。
その根本にある “傷つきたくないピュアな心” を、少し開放してみませんか。
文・おおしまりえ
【おおしまりえの恋愛道場】vol. 5
■ 彼にばかり合わせすぎて疲れる!
この性格はなんとかなるの?
私っていつも相手に合わせてばっかり。友達付き合いでも恋愛でも、そんなふうに思うことはないですか? 周りからは「気が利くね」「優しいね」「◯◯といると、本当に楽!」なんていい評価をもらうものの、本当はマイペースに自分の意見を通している人が心底羨ましいと思ったり…。ありませんか? 私は、あります(笑)。
でもそれ、本当は優しさでも気が利いているのでもなくて、ただ自分の中の恐怖と戦っているだけなのではないでしょうか。
■ なぜ人に合わせすぎてしまうのか?
そもそも私達って、なんで人に合わせすぎてしまうのでしょう。だいたい相手に合わせるタイプの子は気づいた時には、すでに空気を読み、親や周りの意志に従順なことが多いです。その根底にある心というのは、ズバリ『見捨てられ不安』です。
・自分の意見を通すことで、場の空気が悪くなったらどうしよう。
・自分が相手の意に反することをして、相手の機嫌が悪くなってしまったらどうしよう。
・相手がそれにより自分を嫌ってしまったらどうしよう。
こんな三段活用を頭の中でした結果、「見捨てられるのが嫌だから、相手に従おう」と考え、合わせるという行動を取るのです。
ただ習慣ともなると、この心の仕組みがもはや無意識となり、相手の意見が出ると、何も考えずスルッと相手に従い、振り返るとなーんか無理が溜まっている……なんて状態になります。恐ろしいですね。
■ 合わせすぎ度をチェック!
「自分は無理をしている」。こんな気持ちが残っているなら、すでに相手に合わせすぎている傾向があると言えます。ただ自分がどのくらい周りに無理して合わせすぎるタイプかって、あまり比較できるものではありません。
そこでここでは、ご自身の『自分押し殺し度』がどの程度危険か、目安として三段階にわけてみました。どの程度ご自身が当てはまるかによって、自分をどのくらい押し殺しているかがわかるかもしれません。
■ レベル1
・人の意見には口を出さずに聞き入れることが多い
・LINEや電話はすぐに対応しないと不安を覚える
・日程やプランは人に出してもらい、自分はそれに調整することが多い
■ レベル2
・本当は居心地の良くない場でも我慢することが多い
・帰りたいのに押し切られてその場にとどまることがよくある
・人にちょっとしたことを頼んだり提案して断られると、過剰に落ち込む
■ レベル3
・人に会った後、無償に疲れたり落ち込むことがある
・「自分のことは誰もわかってくれない」という謎の孤独感に頻繁に襲われる
・本当は誰とも関わりたくないとよく思う
レベル1と2は、どの程度我慢しているか……というひとつの目安です。1だけだったら、まだ「合わせすぎる傾向がある」程度ですが、レベル3ともなると、心とカラダがもう悲鳴をあげています。レベル3の状態を続けると、精神的な無理をきたしかねませんので、注意しましょう。
■ 「私は私!」今日から無理をしないために大事なこと
無理をして人に合わせすぎると、当然ながら心の中に疲労が蓄積されていきます。それをわかって自分で解消できる人はいいのですが、わからず体調を壊したり、よくあるのが「もう全部嫌!」とばかりに、相手との関係を解消させてしまったりする女性もいます。これって本当にもったいないことです。
このとき、問題は2つあります。ひとつは自分が無理をして溜め込んでいることに気づけないこと。もうひとつは、溜まっている状態を解消できないことです。これはどちらも日々の生活の中でマメにチェックし、そして意識的に手放していくことが大切です。でもそれよりなにより、ちょっとだけ頑張ってほしいのが、「そもそも無理をしない」という選択肢を持つことです。
当たり前すぎる話ですが、無理をしている自分に気づいたら無理をしない生活を目指してほしい。それは相手になにか言われても「私はこう思う」と返答することであったり、面倒な誘いは「その日は無理です」と断ったりすることで、実現します。
些細なことの繰り返しで、無意識に根付いた習慣は少しだけ変えることができます。あなたが無理をして相手に合わせた時、相手はあなたに感謝こそすれど、あなたを今以上に愛してはくれません。愛は相手への貢献よりも、あなたが相手に愛を持って接した時にこそ生まれるものだったりします。
もっと愛されたいと思うなら、まず自分を愛してみる。そのために、無理は今日からちょっとやめてみる。そんな選択をしてみませんか。
おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト
10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。
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