世界中で一斉に消灯! 暗闇を共有するグローバルキャンペーンに注目
ananweb / 2019年3月10日 20時30分
困や飢餓、環境保全、さまざまな不平等や子どもの教育、エネルギー問題…。今の世界は問題が山積みだ。世界でおこなわれている愛のある活動をご紹介します。
■ 世界中の人と一緒にグローバルなキャンペーンに参加しよう!
人種や民族などの違いを超えて、グローバルに展開される社会的なキャンペーンが注目を集めている。
「『EARTH HOUR』は、世界中が同じ日・時刻に消灯することで、環境保全の意思を示すプロジェクトです。環境問題を身近に感じながら理解を深めるだけでなく、世界中の人とつながり、社会を変えていくといったやりがいも得られます」と、「EARTH HOUR」広報の山本亜沙美さん。
他にも持続可能な未来の実現や難民問題など、地球規模の課題に向き合うキャンペーンが数多く行われ、どれも明かりを消したり、歩くだけといった簡単なアクションで参加できるのが魅力。世界中の人々との思いを一つにして、地球の未来を未来変えるきっかけに。
■ 「EARTH HOUR 2019」
エッフェル塔やビッグベンなど世界中の1万以上のモニュメントが、同時刻にライトダウン。180を超える国と地域が消灯のバトンをつなぎ、地球温暖化防止・環境保全への意識を高める。今年は3月30日20:30~21:30に開催。日本では、東京スカイツリーや原爆ドームなどの施設の照明が一斉に消える予定。東京、横浜、広島ではイベントも。
■ 「SDGs ハッピーアースパレードin渋谷」
SDGs(持続可能な開発目標)の実現を目指す人たちが渋谷の街を歌って踊って歩く。被爆者や障がい者らが参加した昨年に続き、今年もあらゆる多様性を認め合う社会を目指し、さらに言葉や文化の枠を広げてパレード。4月21日開催。参加者は100円以上の寄付が必須。
■ 「難民と進む20億キロメートル~命を守るワンステップ」
世界中の難民が安全を求めて1年間に歩いた総計20億kmを体感し、難民問題を考える、世界27か国で展開中のキャンペーン。参加者が毎日歩いたり走った距離をサイトに登録し、20億km到達を目指す。フィットネスアプリ「Fitbit」「Strava」と連動すれば、自動的に距離が加算される。
山本亜沙美さん 環境保全団体「WWFジャパン」コミュニケーションズ&マーケティング室 メディアグループ長。2014年から「EARTH HOUR」の広報を担当する。
※『anan』2019年3月13日号より。取材、文・鈴木恵美
(by anan編集部)
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