どうせ私なんて…彼の愛を重荷に感じてしまう「残念な女」の特徴 #9
ananweb / 2019年3月28日 20時40分
「なんか、悪いよ……」彼があなたのためにいろいろしてくれる姿を見ると、そんなふうに思うことはありませんか? 彼はあなたのことが好きだから。大事だからしている。でもその行動が重かったりプレッシャーだったり……。どうしてそんなふうに思ってしまうか、説明できるでしょうか。
文・おおしまりえ
【おおしまりえの恋愛道場】vol. 9
■ 自分のために彼が頑張ると申し訳なく思ってしまう
大好きな人が自分のためにいろいろ頑張ってくれる。これって嬉しいことですよね。例えばあなたとの時間を捻出するために仕事を無理したり。あなたが喜ぶかなと思って、いろいろデートプランを考えたり。
そういうお金以外での頑張りって、大事にされてるんだな〜って感じる方も多いかもしれません。でも、だんだん彼がいろいろしてくれるほど、心の片隅で「なんか申し訳ないな……」という気持ちが湧いてきませんか? あんなに嬉しかったはずが、「もういいよ〜悪いよ〜」と、しまいには本人にも伝えたくなってくる。ある意味矛盾した感情って、抱え続けるにはちょっと辛いですよね。
■ 「大好き!嬉しい! でも、悪いな……」が起きる仕組み
自分のために頑張ってくれている。これって大事にされているとか、愛されていると感じる行為ですから、まずは全力で喜んでいいことだと思います。ちなみに筆者も、わりとこの頑張ってもらうのが申し訳ないと思ってしまうタイプです。
そこにはいくつか心のパターンがあるのですが、後ろめたさを引き起こす主要な根本原因を3つご紹介します。
■ ・好意を期待と考え勝手に苦しくなるタイプ
「自分のためにやってくれる」という感謝を感じると、ありがたさと同時に、「それに見合った行動を取らなきゃ」といった、期待やプレッシャーを勝手に自分にかけて、困ってしまう人がいます。ちなみに筆者もこのタイプ。
ですが、相手は本当にあなたに何かを期待しているでしょうか。仮に期待していたとしても、あなたが全力で答えようとしただけで、満足するのではないでしょうか。勝手な解釈がなされることにより、受け取る側が苦しくなってしまってはもったいないですよ。
■ ・自己卑下に走るタイプ
「私なんて、そんなことしてもらう価値はない」と、申し訳なさから思い始めてしまうタイプ。いわゆる自己卑下することで、彼からの愛情表現から逃げてしまおうとします。根本には大きな愛情不足や自己肯定感の低さがあるものですが、一度深呼吸して自分の価値と彼の好意は別問題であることを知ったほうがいいでしょう。
■ ・大きすぎる好意が無償に怖くなるタイプ
過去に何かしてもらったことで、相手との関係をこじらせてしまった経験があると、こういった彼からの無償の愛情表現が怖くなることがあります。たとえば彼の行為がエスカレートして、最終的にはストーカーになってしまったとか。
こういった場合、心のトラウマを見出して癒やす事が必要ですが、まず最初の一歩として、今の彼の行為と、過去に起きた行為は違う。ということを理解していきましょう。
■ まずは「相手と自分は違う」ということを知る
どのパターンのこじれも、心の“くせ”に気づくことが、最初の一歩です。そのうえで大事なのが、相手と自分を精神的に切り離すこと。
たとえば「それに見合った行動を取らなきゃ」と思うタイプなら、相手の好意からの行動は、あくまでも彼の責任の範疇であって、あなたがその結果に責任を持つ必要はない。ということに、心から気づくことです。
極端な表現をするなら、「彼の行動は彼の自己満足。あなたの行動はあなたの自己満足」という事実を心に刻み、そのうえで自分が心地よく満足できる範囲の行動を取ればいいのです。
自己卑下に走るタイプも、「彼の中でのあなたの価値と、自分の中の自分の価値は違う」という当たり前すぎる前提にまずは気づくこと。つまり彼の中での大きな価値に違和感を覚えても、それは自分とは違う判断なのですから「私なんて……」と思うこと自体がおかしい話なのです。
最後に好意が無償に怖く感じるタイプは、そもそも人から何かされるという行動に、「過剰な期待があるはず」と思い込んでいる可能性があります。過剰な期待があっても、それに見合う行動を取るかはあなたの判断ですし、本当にそれが迷惑ならば、あなたは断る権利を持っています。少し深呼吸し、相手に振り回されるのにストップをかけましょう。
「好きだから申し訳ない」
「好きだから頑張らなきゃ」
「好きだから、怖い」
好きという言葉が前に来ると、ついつい人は本当の気持ちを我慢しようとします。だって好きだから。でも、大事なのは自分の心がどうあるかということです。自分の心が辛いと言っているのに、相手への好きという感情に合わせて動くんのって、健康的じゃないですよね。それを愛情深いとかって表現することもありますが、本当に愛情深いというのは、どちらも無理をせずに向き合い、慈しみあっている状態です。
どうか勇気ある一歩を踏み出し、無理して苦しい状態から、少しでも抜け出せますように。
おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト
10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。
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